船時間 | 2008/03/22 12:00 |
日本時間 | 2008/03/22 10:00 |
望星丸甲板に設置した『全天カメラ』の画像 >>一覧へ
天候 | bc(晴れ) | 海水温度 | 28.2℃ |
風力 | 4 | 風向 | NE |
気温 | 29.6℃ | 気圧 | 1011.6h |
風速 | 5.2m/sec | 波高 | 2.0m |
■3月22日 団役員コメント
最後の寄港地ポンペイを後にして、本日は最後の洋上講座が行われた。齋藤副団長の話に引き続いて、研修学生が航海の思い出を語った。午後は「やしの実クラブ」を開催した。色々な行事が最終回を迎え、第39回海外研修航海もいよいよ終盤である。明日は研修学生にとって最大の行事である洋上卒業式を迎える。
(団役員 大場 真)
■3月22日 1班のコメント
今日で航海37日目、残り1週間となりました。昨日、最後の寄港地を出航し、また今日から時刻改正も始まりました。行きとは逆に時間が30分戻り、日本が近くなっていることを感じはじめています。午前中は齋藤副団長による最後の洋上講座「海を知り地球を知ろう」というタイトルで行われました。講座の中で1分間スピーチを行ったのがとても印象的でした。普段はお互い話さないような、研修航海に対する思いや寄港地に行って感じたことなど、1人1分間という短い時間で、それぞれが話しました。みんなの今の気持ちや考えを聞けてとても良かったです。夜には星空観察がありました。南半球から北半球に来たことで見える星や、星の高さなどが少しずつ変わってきました。日本に近づいていることを、星空を見ながらしみじみと感じました。今は「日本に帰って家族や友達に早く会いたい」という気持ちと「みんなとまだまだ一緒にいたい」という気持ちのちょうど狭間にいるような気がします。明日は洋上卒業式と卒業生を送る会、28日には39パーティー・・・と、慌しく時は過ぎていくけれども、残り1週間という時間を大切にして、今まで以上に最高の思い出を作れればと思います。
■藤井 理枝子(東海大学文学部英語文化コミュニケーション学科)
本日、最後の洋上講座で私は全員の前で1分間感想スピーチをしました。短い時間で言葉にまとめるのは簡単ではありませんが「何を経験し、何を得たのか」をはっきり見つめ、自覚すれば出来ます。「環境汚染の被害を受ける(発展途上)国の人々が、なぜ汚染を生む(先進)国の私たちを快く迎え入れてくれるのか理解できなかった事」、そして「『素直であり、不満を持たない事』つまり『感謝の心』『欲を追求しない事』が現地の人達の明るさである事」などをスピーチしました。今回に限らず、常に振り返る機会を持つ事は、私たちを成長させると思います。とても良い講座でした。星空観測では、デッキに寝そべって父の好きな Frank Sinatra の My Way や大切な曲を聴きながら、時間をゆったり過ごしました。明日は卒業式で、来週は帰港式です。学生生活も研修航海も、終りに近づくにつれ焦るのではなく、堂々と落ち着いて迎えられれば満足です。I did it my way♪yes, it was my way♪ 22歳まで支えてくれた多くの方々、友人、そして家族と自然、神様に感謝します。
■岸 美保子(東海大学体育学部競技スポーツ学科)
気付けば早いもので残り1週間になりました。今までの生活を振り返ってみると、本当に様々なことがあったように感じます。初めての船上生活、こんなに長い時間家族以外の人と過ごすということは、私の人生の中で初めての経験でした。船という限られた空間での生活・・・テレビやゲーム、カフェなどのない普段とは違う生活の中で、日本では感じることの出来ないありがたみや、また、日本にいたら感じることの出来なかった気持ちなどを感じることが出来たと思います。これも、今回研修航海に参加するにあたって多くのサポートをしてくれた家族や周りのみんな、そしてこのきっかけを作ってくださった川向団長のおかげだと思います。また、44日間を共にすることになった仲間や望星丸の乗組員の方々にも感謝しています。残り少ない時間を大切に、体調管理もしっかりとして、元気に精一杯、過ごしたいと思います。
■藤田 麻菜(東海大学医療技術短期大学看護学科)
残りもラスト1週間となり、次に陸に降りるのは日本となりました。今日の洋上講座の1分間スピーチでみんなの話を聞き、自分で航海を振り返り1番に思ったことは、2月15日の出航以来、90人の仲間と船上という異空間の中で一緒に共同生活をし多くの刺激を受けることが出来たことです。この航海のどれもが貴重な体験で日々学びがあり、また毎日が楽しくて楽しくてしかたありませんでした。いつもいつも周りには仲間がいて、行事の企画や調査発表、寄港地研修や日々の生活など、苦楽を共にし支え合ってきました。こんな体験をさせてくれた大学や家族、サポートして下さっている方々に本当に感謝しています。残りわずかだけど、今まで以上に充実した日を過ごし、39回の海外研修航海を今後につなげていきたいです。
■小菅 利恵菜(東海大学海洋学部海洋生物学科)
とうとう残り1週間となりました。初めは、44日という期間がとてつもなく長く感じたのに、今になってはもっと仲間たちと一緒にいたいという気持ちでいっぱいです。昨日で寄港地研修も終わり、最後の行事の準備や時刻改正が、航海の終わりを感じさせます。午後はフリーだったので、甲板に出てヤシの実を加工したりして、のんびり過ごしました。絵になるような白い雲と水色の空、眩しい太陽、見渡す限りの青い海、そして心地よい風と波の音。夜は星空観察で、甲板で仰向けになり、満月と星を眺めました。日常生活では考えられない大自然に囲まれて、私は今、とても幸せです。残り6日間。この仲間たちともっともっと遊んで、学んで、話して、最高の思い出を作っていきたいと思います。
■船越 紫織(東海大学文学部歴史学科)
最後の洋上講座と時刻改正が、この研修航海が有限であることを身にしみて感じさせます。偶然にも運命的にも一緒に航海をすることとなった仲間達と、残り少ない期間をどう過ごして今をいかに大切にするかということを改めて考える今日このごろです。私は明日の「洋上卒業式&卒業生を送る会」に向け最後の調整をしています。行き詰まったとき、夜通しの準備で眠いとき、楽しいときなど一緒に苦楽を共にしてきました。今もD班で頑張っています。「一緒」に日々を作り上げてきている仲間とのかけがえのない時間が私にとってどれだけ大切か、一瞬一瞬をかみしめています。
■桑田 広子(九州東海大学農学部バイオサイエンス学科)
この海外研修航海もついにクライマックスを迎えています。1班のHPの担当も今回が最後となりました。短いようで長い、長いようで短い、そんな研修航海でした。嬉しいことや楽しいことはもちろん、辛いことや悲しいこともみんなで共有してきて、乗り越えてきた今だからこそ、言葉に出来ないこの感情があるんだと思います。私はこの旅で仲間の存在を知りました。私はこの旅で仲間の優しさを知りました。私はこの旅で仲間の大切さを知りました。私はこの旅で仲間への感謝の気持ちを知りました。次の寄港地は清水です。39回の仲間たちとの絆が永遠に続きますように…
■志子田 亜裕美(東海大学理学部物理学科)
44日間あった第39回海外研修航海も残すところあと6日間となりました。初めは、1ヶ月半も日本を離れ陸を離れることに期待と不安が多くあったことを、今でも覚えています。あれから38日が経ち、楽しいことや辛いことがたくさんありました。ときには研修学生同士揉めてしまうこともあったけれど、それがあったからこそ分かり合って、思いやる気持ちを学ぶことができたのではないかと思います。研修航海の初めは研修学生同士という認識でしかなかった研修メンバーも、今では家族のようです。44日間、今まで会ったことのない人たちと限られた空間で生活する事で、ここでしか培えない「理解」があったと思います。4月からこの"家族"はまたそれぞれの生活に戻り、再び自分のために挑戦を続けます。非現実的で現実的でもあった44日間を終え、普通の生活では得られなかった多くのことを研修学生は学び、またそれぞれに成長をしました。こんなに自分を成長させられる44日間は本当に貴重なものでした。この研修航海がもっと続けばいいと考える気持ちもありますが、終わりがあるからこそ成長があることも学びました。この研修に参加する機会を与えてくださった東海大学はもちろん、参加を勧めてくださった先生や、団役員の先生方、そして自分の両親に最高の感謝を表したいと思います。本当にありがとうございました。今回の研修を糧に、これからも成長し続けたいと思います。