船時間 | 2009/03/27 12:00 |
日本時間 | 2009/03/27 12:00 |
望星丸甲板に設置した『全天カメラ』の画像 >>一覧へ
天候 | bc(晴れ) | 海水温度 | 13.7℃ |
風力 | 6 | 風向 | SW |
気温 | 12.3℃ | 気圧 | 1012.3h |
風速 | 12.8m/sec | 波高 | 2.0m |
■3月27日 団役員コメント
研修航海41日目。晴天であるが、波が高く朝の点呼は学生食堂で行われた。常夏の南半球から移動してきた我々研修団にとって、外は凍える様に寒く感じる。午前9時からマーク・ハミルトン先生による洋上講座があった。このレクチャーで研修生は地球で現実に起こっている事−世界人口の男女比、水質汚染、富の分配など−について学び、自分の視線で考察を述べた。また、午後は団用品や個人の荷物の整理に時間を費やした。整理の合間に外を見ると遠くに富士山や見慣れた景色が見えた。研修生だけでなく団役員も少しずつ研修航海の終わりを認識し始めている。18時30分から研修生、練習生、望星丸クルーの皆様、そして団役員参加のさよならパーティ(第40回研修航海呼称:See You Again Party/アゲパー)が開始した。開会の辞に始まり、河内キャプテンにご挨拶を頂いた後、キャプテンの力強い「乾杯」の一声に「乾杯」と場内は盛り上がった。その後、船内で言えなかったひと言、サプライズ仮装シンガーの登場、青年の主張、HOS(音楽クラブ)による魅惑の演奏が披露された。また、全員で島唄を合唱した。あと2日で本研修は終了するが、「さよなら」ではなく「また会おう」、あと残り2日の研修を最後までがんばるのだという研修生の強いメッセージがこもったさよならパーティであった。感極まって涙する研修生も見られたが、同時に彼らの表情には達成感が表れていたように思う。
(団役員 田中 紀代子)
■フランス語航海日誌
(フランス語による航海日誌。ポートビラ、ヌメアで訪問する大学の皆さんに、航海の様子をお知らせしています。)
27 mars 2009
Le groupe 7 etait en charge des photos aujourd’hui. Nous sommes de retour a Shimizu, mais devons rester ancres jusqu’au 29 au matin. En avant-midi, nous avons prepare et trie les boites pour le debarquement a Shimizu. L’apres-midi a ete dedie aux preparations pour le party de ce soir. Demain sera aussi une journee de remplissage de boites et de grand menage du bateau. L’aventure est malheureusement est terminee.
<写真左:アゲパー最高 写真中央:荷物整理 写真右:駿河湾からの富士山>
■3月27日7班のコメント
■碓氷 裕史(東海大学海洋学部海洋学科)
荷物の整理もほぼ終わり、頭の中はすでに上陸後のことが渦巻いています。上陸後は研修中にストップしていた大学生としての生活が容赦なく始まるけれど、その生活にこの研修で得たものをどうやって活かすかを考えながら、本当の意味で心から「参加して良かった」と思えるように、手を抜かずに過ごして行きたいと思います。最後に、この研修に参加するにあたって、金銭的にだけでなく様々な面で力を惜しみなく貸してくれた両親、元気に帰国することを待ってくれている兄弟、先生方、多くの友人たちに、心から感謝したいと思います。そして、良い顔で帰国できるように残りの研修も最後まで頑張ります。
■山下 哲(東海大学工学部動力機械工学科)
今日で残りあと二日となりました。最初はあんなに長いと思っていた船の研修がなんだか今では寂しく思います。今日のアゲパーはワイワイ盛り上がるはずだったのに、メンバーの班に対しての気持ちや他の班の熱い気持ちを聞いたら、もらい泣きしてしまいました。涙は明日にとっておこうと思っていたのに、今日泣いたら明日の分がありません。でも、明日こそ本番です。本気で泣いてやろうと思います。一緒に生活してきた7班の仲間や苦楽を共に過ごしたみんなとも明日が最後の夜です。悔いが残らないように最後まで頑張りたいと思います。今までで最高の夜にしたいと思います。
■相方 一真(東海大学海洋学部水産学科)
今日はアゲパー(さよならパーティー)でした。自分は今回行ったパーティの企画を制作するグループに所属していました。あまり企画の制作は捗どらず一昨日、昨日とかなり夜遅くまで起きていたためパーティー中はかなり眠かったです。実際のパーティでは、皆、結構楽しんでいたようで良かったです。自分が頑張って作った企画で、皆が楽しんでくれるというのは中々に嬉しいものでした。もうすぐ下船と思うと色々と寂しいですが、今日と明日、みんなと一緒に最後の研修を楽しもうと思います。
■多田 真智(東海大学総合経営学部マネジメント学科)
残り2日となった今日は、see you again パーティ前半でした。船は既に駿河湾に入っており、特に揺れはないので船酔いする人もいなく、最後のイベントを全員参加で開催することができました。本来ならば前半の今日は涙無しの盛り上げパーティだったそうなのですが、中には鼻をすする人がたくさんいました。正直、僕もそのうちの一人です。なので全員泣かせる勢いで開催される明日の後半が思いやられます。しかし男として二度も涙を見せるわけにはいかないので、絶対に我慢したいと思います。今思い返すと、とても短い一ヶ月半でした。しかし何よりも内容は濃い研修だったのではないかと、私はそう感じています。この研修に参加したことは私の一生の財産となり、思い出です。この思いを胸に残り2日楽しみたいと思います。
■石黒 達也(東海大学教養学部人間教養学科)
海外研修航海41日目。残すはあと2日となり、29日には私たちは望星丸を下船し、それぞれがまた日本各地へと散っていきます。そんな今日は午前中からみんな下船に備えての荷物整理に追われ、忙しい感じでした。また午前中には望星丸は駿河湾に到着し、外を眺めるとそこには富士山がそびえ立っており、私たちを出迎えてくれていました。でもそんな光景に私は喜びと物寂しさを覚えました。夜には「see you againパーティ(略してアゲパー)第一部」が盛大に催され、みんなで楽しく、そして物思いにふけました。明日の第二部はしんみりとした感じになるらしいので、明日は今日以上に涙を流す人が増えると思います。私も今日以上に目頭が熱くなると思いますが、第40回研修仲間との最後の一夜を大切に過ごしたいと思います。
■山本 遼(東海大学文学部アメリカ文明学科)
3月27日の今日は朝から天気が悪く、いつも外で行っていた体操も食堂で行いました。今日の夜に行われる最後のイベントSee you again party略してアゲパーを担当するE班は、前日まで徹夜しながら作業していたので、最後の洋上講座は眠気と戦っている人が多かったです。最後の洋上講座はマーク先生が担当で「地球がもしも100人の村だったら」を研修航海版で授業してくれました。前にこの本を読んだことがある私はとても興味深く、マーク先生の授業スタイルも今まで受けたことないスタイルだったので、楽しかったです。18時を回ってからついに待ちに待ったアゲパーが始まりました。皆、これまで照れくさくて言えなかったこと、班員に対する感謝の言葉、好きな人への告白、一人一人が胸に秘めていた思いを相手にぶつけていました。その中でも班員の智さんがMr.望星丸と一番頼れる人に選ばれたのが嬉しくて、選ばれた智さんも泣きながらコメントを残しました。それを見ていた自分も目頭が熱くなり、泣きそうになりました。研修航海も残りあと2日。悔いを残さず船を降りたいと思います。
■古川 拓実(東海大学農学部応用動物学科)
研修41日目。残りあと2日となりました。午前中は、マーク先生による最後の洋上講座「地球がもしも100人の村だったら」でした。この講座で私たち研修学生がいかに幸運であるのかを思い知らされました。午後は、See you again party略してアゲパーの準備、そして18時30分からアゲパーがスタート。学生たちによる様々な出し物や、Mr&Ms望星丸などを決めるコンテストが行われました。コンテストにおいて私たち7班の中から、トモさんこと多田真智さんが、頼りになる人とMr望星丸に選ばれました。受賞の際のトモさんの泣きながらのコメントは、研修学生全員を感動させたと思います。もうすぐこの研修も終わってしまいます。私は、この仲間たちと過ごした日々を忘れません。そして、再びみんなと会えることを信じていました。