船時間 | 2009/03/13 12:00 |
日本時間 | 2009/03/13 10:00 |
望星丸甲板に設置した『全天カメラ』の画像 >>一覧へ
天候 | bc(晴れ) | 海水温度 | 28.0℃ |
風力 | 6 | 風向 | ESE |
気温 | 27.2℃ | 気圧 | 1012.9h |
風速 | 13.7m/sec | 波高 | 2.5m |
■3月13日 団役員コメント
「今日から日本に向けて進んで行く折り返し航海の始まりです。」 本日当直の団役員、マーク先生の朝礼の言葉によってみんな活気づきました。しかし、これは研修団の健康を守っていただいた船医、新田先生とのお別れを意味する言葉でもありました。今日を最後にその任を終え、ここニューカレドニアのヌメアで下船されるのです。新田先生はその淡々とした表情とは裏腹に誠心誠意、研修団の健康管理はもちろんのこと、様々な行事においても率先して学生を指導されていました。何を隠そう、このHP上でお届けしている数多くの誕生会も、新田先生が「盛り上げ隊」の顧問として舞台裏を支えられていました。また、船上交流会でのよさこいソーラン節も、学生とともに汗を流し熱く演じられていました。団役員の中でも学生と最も年齢の近い兄貴的な新田先生の役割は、欠かすことのできないものでした。ここヌメアでの別れはこれだけではなく、研修学生4年次生の仙田君も諸事情でやむを得ずここで帰国することになりました。岸壁で見送っていただく姿を見つめる研修団の脳裏には、昨夜新田先生と仙田君が熱唱した「また会える日まで」というフレーズがこだましていたことでしょう。別れがあればうれしい出会いもあります。本日からは村山医師が船医の任を引き継がれることになりました。学生は復路、村山先生と新たな思い出を刻んで行くことでしょう。
(団役員 岡本 智伸)
■フランス語航海日誌
(フランス語による航海日誌。ポートビラ、ヌメアで訪問する大学の皆さんに、航海の様子をお知らせしています。)
13 mars 2009 (vendredi 13!)
Les eleves du groupe 7 etaient en charge des photos aujourd’hui. Depart de Noumea a 9am. Jusqu’a date, le depart de Noumea a ete le plus emouvant (bien sur sans compter celui de Shimizu) car nous avons du faire nos adieux a 3 des notres : Docteur Nitta, et Tomoyuki Senda. Le depart de Noumea marque aussi un point tournant dans notre aventure car a partir d’aujourd’hui, nous repartons en direction nord. Apres le depart, nous avions le reste de la journee libre pour se reposer. Les derniers jours ont ete tres remplis avec visites, preparations, reception, presentations, emotions, etc… et ce repos etait tres attendu.
<写真左より:見送る新田医師 見送る仙田研修生 送迎の歌とダンス 出航後の夕食(7班)>
■3月13日 7班のコメント
■碓氷 裕史(東海大学海洋学部海洋生物学科)
今朝、4つ目の寄港地のヌメアを出発しました。本日の午後はフリーだったので、ヌメアでの大学訪問や船上交流会で疲労のたまった学生はほとんどが居室で休んでいました。出港時、船上交流会で自分が案内を担当させていただいたミシェルさんが、出港の見送りに来て下さっていたようですが、自分は岸壁とは反対側の右舷での登舷礼となっていたので、最後の挨拶が出来なかったのが残念です。日程的にも折り返し地点に到達し、残る寄港地はコスラエだけとなりましたが、一日一日を精いっぱいやり遂げ、成長したいと思います。
■山下 哲(東海大学工学部動力機械工学科)
今日またひとつの節目が訪れました。一緒に研修航海を乗り越えてきた仲間である仙田さんと新田先生がこの航海を終えました。登舷礼の際、二人と別れることを非常に寂しく思いました。でも、岸壁で仙田さんがソーラン節を踊る姿を見たら、二人の分まで私たちは頑張らなくてはならないなと勇気付けられました。楽しい時、悲しい時、一緒に汗を流した二人との思い出は一生忘れません。43日間の航海が終えて清水に帰ってくるとき、二人が元気な姿で迎えてくれることを楽しみにしています。また、私たち研修学生全員が無事に日本へ帰船できることを心から願ってほしいと思います。
■相方 一真(東海大学海洋学部水産学科)
今日、自分たちの仲間である新田先生と四年生の仙田さんが下船しました。二人とはいろんな話をしてきたつもりですが、登舷礼をしながら別れる時もっといろんな話をしたかったという気持ちが強くなりました。残り16日でこの望星丸の仲間全員が下船する事になります。多分どれだけ話をしたり、皆ではしゃいだりしても、下船時にはこの仲間ともっと色々共有したいという気持ちが残ると思います。最後に、いい航海だったと思えるよう、これからもっと積極的に仕事や行事に参加したいと思います。
■多田 真智(東海大学総合経営学部マネジメント学科)
今日4カ国目のヌメアを出港し、次に向かうのは最後の寄港地のコスラエとなりました。そしてその出港と同時に仲間が二人下船しました。仲間が減るのはとても寂しいのですが、船を降りても仲間には変わりないと思っています。次に二人に会うのは帰港式なので、僕は胸張って帰航し、二人に会いたいと思います。今日は明日のホワイトデイのために、男子がチョコと我流の特別なミサンガを急ピッチで41人分準備しています。きっと今夜も眠ることができないでしょう・・・。
■石黒 達也(東海大学教養学部人間環境学科)
寄港地も4ヶ所を回り終え、残すは3月19日に訪れるコスラエのみとなりました。ここまでくると、この研修航海もあっという間だったなと少し寂しく思います。それに今日で、これまで一緒に船の生活を送ってきた仲間が2人、事情により一足先に船を降りました。彼らと出会え、楽しい思い出を築きながら航海を続けてこられたことを誇りに思います。そして最後まで航海を続けていく研修団の一人として、彼らの分までこの先の航海を存分に味わいたいと思います。仲間との絆をより深め、楽しいイベントや困難を乗り越え、最後にこの研修団全員が充実した姿で日本に帰港できることを願いながら、日本のことも気にしながら、この先も頑張っていきます。
■山本 遼(東海大学文学部アメリカ文明学科)
今日はヌメアを出港。仙田さんと新田先生との別れを惜しみながら登舷礼をし、次の寄港地であるコスラエを目指す。今日の一日はフリーディだったので、皆思い思いに過ごしていたと思います。ちなみに私は、今度行われるスポーツ大会の後夜祭でやるダンスの練習をしました。曲も決まり、振り付けも段々できてきました。残りの日数で、振り付けを覚え、最高の後夜祭にしたいと思います。
■古川 拓実(東海大学農学部応用動物科学科)
本日4ヶ所目の寄港地ヌメアを出港しました。本日を最後に2人の仲間が下船することとなりましたが、私たちの研修はまだ続きます。残る寄港地はコスラエのみとなり、残りの日数も2週間と少しです。残った日々を充実したものとし、3月29日に全員が「参加して良かった」と思いながら清水に帰港できることを願いながら、頑張っていこうと思います。