船時間 | 2009/03/08 12:00 |
日本時間 | 2009/03/08 10:00 |
望星丸甲板に設置した『全天カメラ』の画像 >>一覧へ
天候 | r(雨) | 海水温度 | 31.0℃ |
風力 | 1 | 風向 | W |
気温 | 31.0℃ | 気圧 | 1010.5h |
風速 | 0.7m/sec | 波高 | --m |
■3月8日 団役員コメント
43日間の海外研修航海も半分が過ぎた。研修学生たちの生活は、次の寄港地の事前研修の準備、船上交流会の準備、船の内外で撮影した写真の交換、やしの実を磨いて工作するなど、何かと忙しく過ごしています。誰かのささいな言動や行動が、多くの研修学生の力一杯の笑いを誘っている光景を見かけることもしばしばです。研修学生たちは、夜になると寄港地で買った地元の衣装を着込み、食材をテーブルに並べ、周りにいる学生を巻き込んでは、大試食会を催しています。そんな楽しそうな研修学生たちも、3つの寄港地の文化や習慣の違い、大自然の営みを肌で感じているようです。行事の準備において、意見を交わし、主張と妥協を繰り返し、協力している姿を見ることや少人数のグループで行う市内見学では、普段見られない優しさやたくましさを感じることで、友人との親交を深めています。その中で研修学生たちは、知らず知らずに多くのことを感じ、学んでいるようです。後半の日程がはじまり、早くも最終日が来てしまう焦燥感を感じ始めている学生もいるようです。
(団役員 伊地知 優)
■フランス語航海日誌
(フランス語による航海日誌。ポートビラ、ヌメアで訪問する大学の皆さんに、航海の様子をお知らせしています。)
8 mars 2009
Les eleves du groupe 11 etaient en charge des photos aujourd’hui. Derniere demi-journee sur Vanuatu. L’avant-midi etait libre et tous en ont profite pour aller ici et la. La plage est toujours une destination populaire, surtout quand l’eau est aussi claire qu’au Vanuatu. Nous avons ete chanceux au point de vue temperature durant notre sejour car il n’a plu que tres brievement et seulement la derniere journee. La derniere photo est notre depart du Vanuatu.
<写真左:11班集合写真 写真中央:グループ別研修で訪れた海岸にて 写真右:グループ別研修の途中スコールの洗礼を受けて>
■3月8日 11班のコメント
■布施 峰志(東海大学体育学部生涯スポーツ学科)
今日は、3つ目の寄港地、バヌアツ共和国・ポートビラの3日目。今までの寄港地とは違い、都市全体がリゾート地。観光客向けで非常に行動しやすかった。しかし、その分車通りも多く、歩いていると危険も多かった。私は、今日はショッピングはせずに、イリリキ島に行きシュノーケリングをしました。南国なので見られる魚も日本とは違い、カラフル。透きとおったビーチで海を満喫しました。そして、バリ・ハイレストランでピーチスムージーというとてもおいしいジュースを飲みました。その後もう一度シュノーケリングをしているとスコールに見舞われ、荷物がひちゃひちゃ(びしょびしょ)になりました。雨宿りがてらご飯を食べて、止むのを待ちましたが強くなる一方で、イリリキ島に来ていた多くのグループが途中で断念し、大雨の中、市街地のスーパーに逃げ込みました。日本では両替できないバツーを使い切るために皆で計算しながら買い物をしました。最終的には95バツー(日本で100円程度)残り、タクシーの運転手に寄付してすべてを使い切ることが出来ました。今日買ったお菓子、ジュース等で当分は夜食には困りません。味の保障はないですが(笑)。私たち研修団はこれからヌメアに向かいます。日に日に短くなる船の旅を味わいながら、残りの生活を過ごしていきたいと思います。
■大森 拓也(東海大学海洋学部海洋科学科)
出港より22日目。43日間の航海もちょうど折り返し日に達しました。肌を刺すような日差しも段々愛おしくなり、残りの日数を少なく感じ始める今日この頃です。今日は朝一番でイリリキ島に行き、ゆったり流れるアイランドタイムを満喫しました。飲物を片手にプールサイドに腰かけ、時の流れに身を任せ海を眺める。最高にリッチでセレブな気分で、日本にいる皆に申し訳ないと思った途端、スコールに見舞われました。あぁ、やっぱり天罰が。調子に乗りすぎたからだと思いました。その後は控えめに行動しようと思い、控えめにご飯を食べました。そのおかげでスコールも止み、濡れることなく船に帰ることが出来ました。「我が国土」という意味の「バヌアツ」ですが、3日間を過ごし、現地の人々の島を愛する気持ち、自然を愛する気持ち、人を愛する気持ちに触れることが出来てよかったと思います。それと同時に彼等にはどうすることも出来ないゴミ問題や温暖化による海面上昇の影響、その原因として加担している私達との関係を考えると、なんだか複雑な気分になりました。今自分たちに何が出来るかを考え、次なる寄港地ヌメアを目指したいと思います。
■猿田 一隆(東海大学海洋学部海洋文明学科)
バヌアツ最終日。今日はポートビラを南下し、一歩街を出たところにあるパンゴ岬に行ってきました。ここにはブレイカーズビーチという浜があり、白い砂浜と透き通る海がまさに絵に描いたように広がっていました。その名の通り遠浅な海なので、沖のほうで大きな波がブレイクしていました。うなるような暑さも、海に足を入れただけですぐに解消してくれました!その後ポートビラに戻り昼食にしようとした時、いきなりのスコール!滝のような雨が降り出し、大きな落雷も起こりました。少し足止めされましたが、そのおかげで暑さも和らぎました。この天気の変化も島での醍醐味ですかね〜。昼食後は船に戻りいよいよ出港。バヌアツをあとに、次の寄港地ヌメアを目指します。ここまで3つの寄港地を訪れましたが、どこも人も違うし環境も違う。次のヌメアではいったいどんな人が、どんな自然が待っているのでしょうか??
■石原 圭祐(東海大学芸術工学部くらしデザイン学科)
3ヶ国目バヌアツ共和国。どの国に行っても全く違った文化や生活があり、考えさせられることが沢山ある。今回の寄港地では、日本では食べることの出来ないコウモリ、ココナッツクラブを食べたが、どちらも今まで食べたことのない味で食文化の違いを感じた。また、生活自体がゆっくりとしていて人が無理をせず生活を楽しんでいるようにも感じた。この航海でストレスや孤独感を感じることもあるが、この閉塞的な空間の中でしか築くことの出来ない仲間との絆も感じる。私は、残りの生活の中でもっと沢山の経験をしていけたらと思う。次回の寄港地ヌメアにも期待大!!
■金沢 惟(東海大学工学部機械工学科)
今回で自分にとって通算3カ国目の外国訪問になりました。日本では食べられないコウモリ料理など、驚かされることも多かったのですが、また今までの国を通して気になったことがありました。それは音楽です。国ごとに少し似ていて、またそれぞれの違いと今まで聞いてきた音楽というものとの違いに驚きつつも、とても楽しいものだと感じています。面白い楽器の数々、タクシーの中で流れる地元のローカルミュージックにタクシーやバスの運転手もノリがよくて、移動時間も一緒に楽しい時間を送れました。他にも文化の違いを見せられて、次はどんなものに出会えるのだろうと、まだ見ぬヌメアに期待しています。
■遠藤 武志(東海大学工学部電気電子工学科)
今日はバヌアツ最終日、と気合を入れて船を出たものの、日曜日ということで営業しているお店が少ない。けれど、リゾート地イリリキ島へ出向き、まったりと過ごすことにして島を探索しました♪プールがあったりビーチが綺麗で、さすがリゾート地でした。そんなリゾート地で、スムージーを飲みながらの食事中に、スコールに見舞われました。帰船時間を気にして、止むのを待たずに急いで市街地へ戻ってきましたが、少し余裕があったので買い物をと思ったら、スコールは止んでいきました。そして、びしょ濡れで買い物をして、びしょ濡れで帰船。いい思い出となりました。そして、僕たちは旅を続けます。