トップ|航海日誌

航海日誌

3月22日

2月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28

3月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

望星丸現在地
船時間2009/03/22 12:00
日本時間2009/03/22 10:00

望星丸甲板に設置した『全天カメラ』の画像 >>一覧へ

天候bc(晴れ)海水温度27.4℃
風力4風向N
気温28.2℃気圧1010.6h
風速7.7m/sec波高2.5m

■3月22日 団役員コメント

本日は記念すべき洋上卒業式でした。各学部の卒業生と練習生含め、少人数でありながらも、海を前に壮大で感動的な式となりました。練習生と参列した乗組員の方々の白い正装着とキャップ姿を見て、女性陣は憧れのまなざしでいたのではないでしょうか。まだまだ日差しが痛いくらいに暑い中、大きく体調を崩す者もなく、無事に式を終了することができました。夜は卒業生を送る会が繰り広げられました。練習生も招待し、巣立っていく卒業生みんなを、涙あり笑いありで楽しく送ることができたように思います。「自分も卒業式はここで迎えたい」と言う在学生もおり、とても充実した一日でした。卒業生のみなさん、ご卒業おめでとうございます。この研修での学びが今後の活躍に一役買ってくれるであろうことを確信しています。
(団役員(看護師) 洞 真理子)

■フランス語航海日誌

(フランス語による航海日誌。ポートビラ、ヌメアで訪問する大学の皆さんに、航海の様子をお知らせしています。)

22 mars 2009
Le groupe 11 etait en charge des photos aujourd’hui. Journee en mer tres speciale : c’etait la journee de la ceremonie de graduation pour 8 etudiants de l’universite et les 17 etudiants qui etaient en stage sur le bateau. La ceremonie de graduation en mer avec remise des diplomes, qui a ete tres emouvante et impressionnante etant donne le decor, restera gravee dans la memoire de tous pour des annees a venir. La ceremonie a eu lieu sur de deck arriere du bateau (poupe) avec tous les etudiants, professeurs et equipage presents. Les gradues, vetus de leur plus beaux habits, peignaient tout un tableau. Le soleil etait au rendez-vous pour rendre les evenements de la journee encore plus festifs. Felicitations a tous les nouveaux gradues!

<写真左:11班メンバー 写真右:制服姿の練習生>

■3月22日11班のコメント

■布施 峰志(東海大学体育学部生涯スポーツ学科)
本日、私は船の上で卒業を迎えました。今まで多くを支えてくださった皆様に深く感謝しています。まさか自分が大学生活の最後の卒業を、船の上で迎えるとは思っていませんでした。しかも今回こんな特別な卒業式の答辞を任されました。はじめは任されたといううれしい気持ちと、自分でいいのかという葛藤がありました。しかし、後々「僕がやるしかない」という責任感が生まれ、運命だと思いました。私は、自分らしさを出した好きな言葉である「どんなときも元気に!楽しく!」という、この船での個人的な目標を文章にいれました。船に乗ってから何かとみんなに口うるさく言っていたので、感動を誘うことが出きず、多くの在校生に「笑ってしまいました」と言われてしまいました。しかし、私自身は自分らしさを出すことができて良かったと思っています。また、同じ卒業生で学生長を務めている新井が、卒業式で感極まり涙していました。それを見たとき、もらい泣きしそうになり、卒業生8名と練習生17名と共に卒業することができて本当に良かったなと思いました。この研修も残りわずかになってきました。私は、仲間とはまだまだこれから陸上で関わっていけると思っていますが、乗っている船、望星丸との別れが近づいていると思うと、悲しさがこみ上げてきます。望星丸と笑って別れられるように、この研修を、この生活を、存分に楽しみたいと思います。

■大森 拓也(東海大学海洋学部海洋科学科)
洋上卒業式。この日私は、カメラマンという仕事を任された。私は写真を撮るのは好きですが、写真部でもないし技術も知識も全くなく、正直かなり緊張しました。しかし、いざ卒業式が始まると、ひたすらシャッターを切り続けていました。カメラを持つ右手が疲れ、強張っているのにも気付かず、無我夢中で撮っていました。卒業生や練習生、乗組員の方々の表情はとても凛々しく、卒業によせる思いの深さが私にも伝わってきました。送辞、答辞は我等が班長布施峰志と同じく11班の猿田一隆がやることになり、同じ11班としてとても誇らしく思いました。また二人とも大役を立派に成し遂げていました。練習生代表からも答辞があり、その姿がとても感動的でした。マイクを使わず、大声で、高らかに、卒業と感謝の想いを読み上げていました。士官に敬礼するとき、少し照れくさそうな表情で、涙を目に溜め敬礼する姿に、ファインダー越しに自分も涙しそうになりました。今までずっと見守ってきた乗組員の方々の涙をこらえる姿に、私は練習生と乗組員の方との絆の強さに思いを馳せました。残りわずかになってきたこの研修、私たちも同じように強い絆を築けるように全力でぶつかっていこうと思います。

■石原 圭祐(東海大学芸術工学部くらしデザイン学科)
本日ご卒業された4年生の皆様、ご卒業おめでとうございます。私は、洋上卒業式後の卒業生を送る会の会場担当だったため、会場デザインをしました。卒業生が少しでも楽しみ、感動してくれるよう動いたかいがあり、笑顔の絶えない会にすることができました。卒業とは新たなスタートとよく言いますが、送る側にも大きなものを残してくれるものだと思います。今まで私たちが見ていた大きな背中はもうありません。ですが、今度は私たちが大きな背中となれるよう頑張っていきたいと思います。今回の洋上卒業式を見て、ここで卒業したいと強く思った1日でした。残り少ないこの生活ですが、今の一瞬を大切に過していきたいと思います。

■猿田 一隆(東海大学海洋学部海洋文明学科)
今日は洋上卒業式当日。午前中雨が降っていましたが、午後には青空になり絶好の卒業式日和に。ヌメアで下船した仙田さんがいないのは残念でしたが、今回出席した卒業生は研修生8名、練習生17名の計25名。皆華々しい姿をしていました。青空の下で卒業式を行うのは初めての経験で、さらに私は送辞を読むという大役を任されたので、これも初めての経験でした。出番が近づいてくると共に緊張感も増し、本番では練習通りに読もうと努力し、なんとか無事に読み終えることができました。席に戻ると達成感に満ち、やってよかった!という気持ちになっていました。式の最後は汽笛とともに練習生の帽子が高く宙に舞いました。洋上卒業式なんてなかなか経験できることではないし、私も来年はこの場所に卒業生として立ってみたいと思いました。研修航海も残りわずかですが、本当に来てよかった!11班の班長、布施さん卒業おめでとうございます!清水まであと少し、全力で楽しみましょう!

■遠藤 武志(東海大学工学部電気電子工学科)
今日は、洋上卒業式という4年生にとって人生で節目の日でした。午前中は準備、午後はいよいよ卒業式!式でスーツ姿の卒業生たちは一段とかっこよかったです。体育館でやる卒業式もいいかも知れませんが、僕も洋上で卒業証書を受け取りたいと思いました。そして、夜は卒業生を送る会でした。送る会はワイワイがやがやで楽しいものでしたが11班の班長で卒業生の布施さんの言葉で目頭が熱くなりました。最後に卒業生の皆さんご卒業おめでとうございます。

■金沢 惟(東海大学工学部機械工学科)
ついにやって来た卒業式当日!と思いきや朝は曇り空で雨も降り、卒業式が行えるのか不安でしたが、変わりやすい海の天気は私たちの気持ちを汲んでくれたのか、昼の式の準備に取り掛かるころには白い雲が流れる快晴の青空が広がりました。ちょっとばかり強すぎる日差しの中、卒業生たちも卒業生を送る在校生たちも輝いていたように思います。太平洋の潮風に吹かれながら、青空の下で行われた卒業式に憧れの感情を抱く在校生も多かったことでしょう。そして、長くも短いこの航海もあと数日で終わりを迎えますが、みんなの絆は途切れることはありません!卒業生の皆さん、卒業おめでとうございます。そして、この航海に参加した仲間たちの新たな門出に祝福を!

<写真左:洋上卒業式会場 写真中央:卒業生一同 写真右:卒業証書授与>

研修航海動画配信
研修航海の様子が
動画でご覧頂けます。

第40回海外研修航海
事前研修