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船時間 2006/03/31 12:00
日本時間 2006/03/31 12:00
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■学校法人東海大学「第37回海外研修航海」帰港式 |
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静岡市で桜の花が見ごろを迎えた3月31日(金)、学校法人東海大学「第37回海外研修航海」の研修団が、45日間の航海を終え清水港に帰港しました。
本学園の海洋調査研修船「望星丸」が清水港を出港したのは2月15日(水)のこと。以来、南太平洋の5つの島々・都市を巡り、各地で国際交流活動を行いながら、さまざまな貴重な体験を積んできました。
午前8時過ぎ、望星丸が富士山を望む清水港の日の出埠頭にゆっくりと接岸。研修団がデッキに並び、出迎えの方々に元気な姿を見せました。日焼けした研修学生の顔はたくましさを増し、いずれも輝くばかりの笑顔です。船内で下船式を行い、入国・税関の検査を済ませた午後0時過ぎ、白いジャケットに身を包んだ研修団が、団旗を先頭に次々と下船し、港に隣接する清水マリンビルに向かいました。
ご来賓、研修団の家族・友人、学園関係者など多くの方々が見守るなか、午後0時30分に帰港式を開式。建学の歌斉唱の後、学校法人東海大学の松前達郎理事長・総長が「皆さんのレポートを拝見すると、今回の研修航海が立派に身を結んだと確信します。大変ご苦労さまでした。これからも立派な人生を送ってください」と研修団をねぎらいました。
次いで、静岡市議会の石川久雄副議長から「皆さんのイキイキとした顔を見ていると、何かしら自信を持ったものがあると伺えます。ぜひそれを皆さんの人生に活かしてください」と祝辞をいただきました。そして、研修団の馬渕悟団長(北海道東海大学国際文化学部教授)、望星丸の河内尚船長、大西直人学生長(東海大学理学部4年次生)の順に研修報告を行いました。
無事に研修航海を終えた馬渕団長から、松前理事長・総長に団旗が返還され、それを祝福する拍手が会場に響き渡ります。最後に修了証が研修学生に授与され、帰港式を終了しました。
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■元気な姿を見せた研修学生 |
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■団旗とともに研修団が下船 |
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■航海を終えた研修団の面々 |
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■松前達郎理事長・総長 |
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■静岡市議会の石川久雄副議長 |
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■大西直人学生長の研修報告 |
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■団旗を返還する馬渕悟団長 |
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■大西学生長に修了証を授与 |
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■帰港式終了後、学生から役員へメッセージを贈呈 |
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■航海をともにした望星丸の前で |
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■3月31日 団役員のコメント |
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長くもあり、短くもあった研修航海も、本日をもって終了します。
45日前に清水港を出港したときは、まとまりのない烏合の衆であった83名の団員・団役員が、今では一つの家族のような強い絆で結ばれています。
最初の寄港地ポンペイに着く前に、帰りたいと言い出した団員もいました。船酔いがなかなか回復しない、あるいは精神的に船内生活への適応ができそうにもないために、タヒチから帰国させねばならないかと心配したメンバーもいました。それにも関わらず、こうして全員が最後まで航海を続けることができたのは、いたわり合い、助け合うというチームワークがあったからこそです。
今回の研修航海も、常に様々な予期せぬ出来事が生じ、苦難の連続でした。それを一つずつ乗り越えてこられたのは、全員の気持ちが一つになっていたからです。
「望星丸」という言葉は、私たちにとって、今では単に「望星丸」という船を指す言葉ではなく、望星丸で生活を共にした研修団の仲間たちや、乗組員、さらには、研修航海の中で学んだ数々の知識、様々な体験、南太平洋の自然と人々など、あらゆる事柄を象徴する言葉となっています。これからの人生の中で、私たちは「望星丸」という言葉を聞くたびに、深い感動を覚えることでしょう。
出港式の時に、私は、「全員無事に、清水港に帰ってくる」と宣誓しました。その言葉通り、こうして全員無事に、しかも多くの貴重な体験を重ね、一回りも二回りも成長して帰国することができました。それは、団員・団役員の一致協力のおかげです。団員・団役員の皆さん、君たちは素晴らしかった。ありがとう。
そして、河内船長、野陳一等航海士以下の望星丸の乗組員の皆様へは、お礼の言葉を言い尽くすことはできません。また、陸上から私たちの研修航海を支えて下さった東海大学の皆様、団員・団役員のご家族、ご友人の皆様にも、心から御礼を申し上げます。皆様のご支援・ご助力無しに、この研修航海の成功はありえませんでした。
第37回海外研修航海研修団一同は、今、感謝と誇りを胸に、望星丸を下船いたします。
ありがとうございました。(団長 馬渕 悟)
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