学校法人東海大学 第37回海外研修航海 海外研修航海にあたって航海日誌スケジュール寄港地紹介参加者紹介
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航海日誌
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望星丸現在地 船時間 2006/03/01 12:00
日本時間 2006/03/02 08:30

天候 bc(晴れ)
風力 4
気温 28.2℃
風速 6.0m/sec
海水温度 29.5℃
風向 NE
気圧 1009.1h
波高 2.0m
■3月2日 団役員のコメント
昨日、日付変更線を越えたため、今日も昨日と同じ3月1日である。
赤道を越え、日付変更線を越えると、ほんとうに遠くへ来たという感じがする。昨日は、太陽が真上に来て、影が無くなった。団員たちは、このような陸とは異なる船上の時間の流れにも感動の連続である。
時間と言えば、一昨日から「12時完全消灯」を実施し始めた。しっかり睡眠をとるためである。若い団員たちはさして意識していないが、疲労が蓄積して来ている。つまずいて転んだり、ドアに指をはさんだりといった、普段なら起こらない小さな事故が生じはじめている。このためこの航海では、「フリーデー」を数回設けている。一日何もしない日を設けて、少しでも疲労を回復しようというのである。
とは言え、昨日から始まったタヒチでの船上交流会の準備に、団員たちは夢中になって取り組んでいる。「12時完全消灯」では、時間が足りないので延長して欲しいというほどである。けれども健康第一。まだまだこの航海は続くのだから。(団長 馬渕 悟)
■3月2日 2班のコメント
2班 一日船長に任命
■福崎 昭太(東海大学福岡短期大学情報処理学科)
今日は、赤道祭であったゲームで優勝した特典で一日船長に任命された。船長になったとはいえ実際は船長の格好を真似するだけで命令を誰も聞いてくれなかった。最近は天気もよく波も穏やかでみんな元気です。あと30日しかないので目一杯楽しみたいです。

■波多野 啓太(九州東海大学農学部応用植物科学科)
今日は予備調査の発表日で、4班と7班が担当でした。今回の調査は南太平洋諸国の政治と経済がテーマでした。すでに訪れたポンペイ・ツバルなどや、これから行くタヒチ・ボラボラ・マジュロの現在が政治や経済の方面から見られてとても良かったです。私たちがこれから行く国がどのような島で、どのようなものが売られていて、どのような植物が栽培されているのかを見たいと思います!私的にはバニラを色々観察したいと思っています。
あと船上交流会の閉会の曲を私が三線で弾く事になりました。かなり緊張していて今、心臓がバクバクです。この会を成功させるためにも必死で練習をしています。それでは成功を祈願して「みんなよろしくっ」!

■笹川 翔太(北海道東海大学工学部海洋環境学科)
今日は日付変更線通過のため、昨日に引き続き3月1日でした。4日後タヒチに着くのでそこで行われる船上交流会に向けてみんな準備にとても忙しく過ごしています。
今日は初めてブリッジに行き、そこで舵や海図などの多くの機械を見ることができました。
安全に航海を行うためにはやっぱりすごく精密な設備が必要なんだなぁと感じました。次のタヒチは日本よりも時差でマイナス19時間もあり、南太平洋のど真ん中にいるということを実感できます。
夕食後に筋トレをして腕も足もパンパンになっているので明日がちょっと怖いです。残りの航海も悔いが残らないように精一杯楽しみたいと思います。

■武田 宏也(東海大学工学部精密工学科)
午前中にchief officer(一等航海士)による講義が行われました。講義の中で話された、マラッカ海峡周辺に屯する海賊についての話がなかなか興味深かったです。
海賊はもともと海軍出身の人間を中心に構成されているので、船についての知識が非常に深く、しかも強力な武力を有しているそうです。ですから、もし海賊に襲われてしまったら、一にも二にも自分たちの命を優先させ、相手の要求するものを与えることが一番賢明だと、chief officerは言っていましたが、僕もそう思います。
ところが、海賊が発生するにいたった原因を探らずにいるだけでは、根本的な問題はいつまでたっても解決されません。それを考えなければ、chief officerのような真面目な航海士がこれからも海賊に悩まされることになるでしょう。

■原田 理糸(東海大学教養学部芸術学科)
今日は、昭太が一日船長の服装をしたのが印象的でした。ファンキーな船長でとても似合っていました。昭太も気が引き締まったようでした。
午後には船上交流会の準備で、柔道の演武の練習を洸太郎としました。久しぶりに柔道をしたので体が硬かったです。交流会の役割の長をやっている藤代さんは、初めは皆をまとめることの難しさを感じ悩んでいました。しかし今日の彼の仕事ぶりを見ると、迷いはなくしっかり発言していました。今日も皆様々な点で成長しています。

■露木 雄介(東海大学政治経済学部経済学科)
全航海日程の3分の1が消化された。船上生活は、陸上の生活よりも暇なような印象を持っていたが、実際に経験すると、一秒たりとも無駄にしてはいけないと感じる。小さい船の上で、語ったり、笑ったり、考えたりするその間に、無情にも時は過ぎ去っていってしまう。
メガとビットで「ツクラレタ日本」とは、到底、かけ離れた南太平洋にいるにも関わらず、ここには、貴重な時間が刻まれている。
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