学校法人東海大学第38回海外研修航海
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望星丸現在地 船時間 2007/02/15 12:00
日本時間 2007/02/15 12:00

天候 bc(晴れ)
風力 -
気温 -℃
風速 -m/sec
海水温度 -℃
風向 -
気圧 -h
波高 -m
■出港式
「第38回海外研修航海」出港式

各地で早くも「春一番」が吹き抜け、大荒れの天気になった今年のバレンタインデー。一夜明けて静岡地方が好天に恵まれた2月15日(木)、学園の特色ある教育活動のひとつ「学校法人東海大学第38回海外研修航海」の出港式を迎えました。

この日は、冷たい西風が強いものの、澄んだ青空に雄大な富士山が望める、まずまずの出港日和です。学園の海洋調査研修船「望星丸」が停泊する静岡市の清水港には、研修団の家族・友人をはじめ、学園の関係者らが全国から詰めかけ、時ならぬにぎわいを見せました。

出港式は清水港の「清水マリンビル」1階大ホールで開催。11時30分に開式が告げられ、東海大学静岡吹奏楽団の演奏で「建学の歌」を斉唱。まず学校法人東海大学の松前達郎総長があいさつ、ご来賓を代表して静岡県清水港管理局の近松則雄局長から式辞をいただき、静岡市清水区の大村一雄区長からのメッセージが披露されました。次いで、研修団の中見隆男団長(東海大学海洋学部海洋文明学科助教授)、望星丸の河内尚船長、露木雄介学生長(政治経済学部経済学科4年次生)の順に力強く宣誓。松前総長から中見団長に団旗が手渡され、最後に3人に花束が贈られて拍手の中で閉式になりました。

研修団はすぐさま望星丸が待つ「日の出埠頭」に移動。ここで松前総長を囲んで記念撮影し、見送りの方々らとしばしの別れを惜しみました。時が来て研修団が望星丸に乗船し、次々とデッキに整列。色とりどりの紙テープが投げられ、いよいよ出港間近です。そして12時過ぎ、望星丸がゆっくりと埠頭を離れ、警笛を鳴らして前進を開始。見送りの方々の大歓声の中、一路南太平洋に向けて出航して行きました。

今回の研修団は、東海大学75名(うち留学生1名)、九州東海大学6名、北海道東海大学4名、東海大学短期大学部1名(高輪キャンパス)、東海大学医療技術短期大学1名、東海大学福岡短期大学3名、団役員(教職員・医師など)15名、望星丸乗組員27名、航海工学科練習生12名の合計144名(うち学生は90名)です。

南太平洋のポンペイ(ミクロネシア連邦)、ポートビラ(バヌアツ共和国)、リフー島(フランス領ニューカレドニア)、ヌメア(フランス領ニューカレドニア)、コスラエ(ミクロネシア連邦)を巡る8167マイルにおよぶ42日間の航海。研修団は航海中、洋上講座・洋上クラブ・赤道祭・洋上卒業式、そして寄港地での交流などを行い、3月28日(水)に帰港する予定になっています。

この研修航海は、海外の諸文化や諸事情に触れ、国際的な視野に立った人生観・世界観を確立させるとともに、船内という限られた生活環境の中で、教員や仲間との共同生活を通じて協調性を養い、より豊かな人間形成をはかることを目的にしています。
毎年、数々のドラマが生まれる研修航海。今年の研修学生たちは、果たしてどのような成果を収めて戻ってくるでしょうか。
■出港式ストリーミング


松前達郎理事長・総長 近松紀男静岡県清水港管理局局長
挨拶に立つ松前達郎理事長・総長(左) 近松則雄静岡県清水港管理局局長からご祝辞(右)

研修団代表挨拶
中見隆男団長(左)、望星丸の河内尚船長(中央)、露木雄介学生長(右)の宣誓

団旗授与・花束贈呈
団旗授与(左) 花束贈呈(右)

式の様子・見送りの様子
出港式会場の様子(左) 見送りの様子(右)

望星丸出発
南太平洋に向けて出港する望星丸

■2月15日 団役員コメント
研修航海出航の為、望星丸に集まっている研修団の皆さん、どの顔も喜びに満ち溢れています。
私たち団役員は、8月中旬の海洋文明学科海洋実習に乗船体験をお願いして、駿河湾に入ってくるうねりの中で様々な海洋観測や学生達の生活ぶりを見学させていただきました。最初は、自分自身の船酔いは大丈夫だろうか、望星丸の食事や生活には慣れることが出来るのか不安でした。しかしデッキの上で踏ん張っている私たちの気持ちと身体は、うねりに対抗するのでなく自然に合わせることを学んだのです。「海は面白い」「仲間たちといるのが楽しい」本当に興味が尽きない。望星丸を通して「海を楽しみ、科学する面白さ」を体験することができたのです。私たちは、その後共通のメーリングリストと掲示板を通して、乗船の為の準備と研修プログラムの「課題」と「解決法」をリアルタイムで作業し、多くの事を学ぶことが出きました。6ヶ月間の真剣さがあったからこそ、今日の日を晴れやかに迎えられました。研修団の何人かの人が違う方向を向いていても心が通じていますので安心してみていられます。研修生や団役員の一人一人が変わっていく様子を自分も楽しみにしています。これを御覧になる皆様方もホームページを通して楽しんで欲しいと思います。
3月28日には、全員が日焼けして元気に清水港に帰ってきます。
(団長:中見 隆男)

■2月15日 8班のコメント
8班

■西田 智美(九州東海大学農学部バイオサイエンス学科)
私たちは今日、清水港を出発していよいよ太平洋に繰り出しました。陸で学べないものが得られる事に興奮しています。登舷礼での紙テープがとても印象的で空と綺麗な色合いが祝福をしてくれているように思いました。肩ひじをはらず、プレッシャーを感じず、たくさんの事が学べたらいいです。

■篠原 未佳子(東海大学教養学部人間環境学科)
本日、研修生90名を乗せた望星丸は、沢山の家族や友達に見送られて旅立ちました。出航時は不安より、これから体験する出来事に心を躍らせていましたが、いざ出発となった時には感極まって思わず涙が出てしまいました。見送りに来て下さった方々には感謝の気持ちでいっぱいです。
ただいま、天候の影響で足止めをくらってしまい、早速ハプニングです。これからの航海、いくつのハプニングが起こるのでしょうか。…楽しみです♪

■笹子 由喜奈(東海大学理学部情報数理学科)
沢山の家族や友達、それから綺麗な富士山に見送られて清水港を出発しました。
出航後、大切な人との別れの余韻に浸りながらも最初の難関「船酔い」に不安を抱きながらのお昼ご飯でした。しかし、しっかり船酔い対策をしていたため、みんな元気です。
まだ、研修は始まったばかりですが船酔いを乗り越えた私たちは、不安よりも未知なる発見への好奇心でいっぱいです。

■相羽 真祐子(東海大学海洋学部水産学科)
昨日の大雨がウソのように今日は晴天に変わり、キレイな富士山とたくさんの人たちに見送られて今日、出航しました。そこでやっと「あぁ、行くんだなァ。」とやっと実感がわいてきました。本当に感動的な出航でした。
・・・なのに湾から脱出することができず、現在湾の真ん中で待機中です。まだこれからイロイロあると思いますが、まずは明日からの船酔いを乗り越えたいと思います★

■熊 美里(東海大学文学部歴史学科)
今日の晩ご飯がちらし寿司だったので、みんな喜んで食べていました。しかし、船酔いを気にしているようで、昨日よりも元気がないように見えました。今後は船酔いを気にせずにご飯が食べられるといいと思います。
現在の私は船酔いをしていませんが、明日も今日と同じくらいの量のご飯を食べられるか不安です。それでも、船の揺れに負けないように頑張っていきたいです。

■田村 真衣(東海大学文学部英語文化コミュニケーション学科)
揺れてる…。今日の12:00、カラフルなリボンたちと一緒に出港した私たちは、今までにない揺れを感じてみんな戸惑っていた。私は、最初はすごくテンションが高かったけれど、やっぱりだんだん気持ち悪くなってきてしまった。でも、お昼寝でほとんどの人たちが復活!できたみたい。これからの42日間、こんな様な不安がいーっぱいだけど、とにかく楽しみたいです。現にさっきまで酔ってたのに、私はもうこの揺れを楽しんでいます。
では、最高の思い出作りに行ってきまーす!!

■林 佐栄子(東海大学海洋学部水産学科)
『行ってきます』この言葉を私は今日何回、見送りに来てくださった先輩たちに叫んだことだろう。望星丸がゆっくりと岸壁から離れ、見送りの人々から遠ざかっていく光景に、私は知らず知らずのうちに泣いていた。
普段何も思わなかった『行ってきます』の言葉も、今日の私にとっては特別なものに感じました。
いつまでも手を振り続けてくれていた先輩たちに、私は心から感謝したい。そしてまた必ず会いたいと思いました。
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