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・東海大学情報技術センター
・東海大学宇宙情報センター

航海日誌

3月12日

船時間 2011/03/12 12:00
日本時間 2011/03/12 10:00

天候 c(薄曇り)
海水温度 28.4℃
風力 5
風向 NNE
気温 26.6℃
気圧 1014.5h
風速 8.1m/sec
波高 1.5m

■ 3月12日 団役員コメント

みなさま、本日は望星丸研修団一同からも、東北地方太平洋沖地震に被災された方々に対し、謹んでお見舞いを申し上げる次第です。
望星丸において得られる情報は、基本的には共同ニュースが配信する短いファックス受電新聞のみですが、今回は臨時の衛星接続インターネットおよびメール、またラジオ短波放送の受信などにより、比較的詳しい情報を得ております。
地震の規模を表すマグニチュードが8.8と巨大であったことや、原発炉心冷却に関する懸念、また大津波・火災・長期広域停電の発生、首都圏帰宅困難などを把握いたしました。
かわいいご子息・ご令嬢様の状態がさぞご心配と存じますが、すでにご連絡のとおり、みな洋上で元気に研修しておりますので、どうぞご安心ください。
津波は、沿岸において高さを増しますが、広い洋上においては感じるものではなく、また本稿を書いている時点で、ハワイの早期警戒システムが予告した時間は過ぎ去っております。
この結果、何ら問題なく安全に航行しておりますことを、改めてご報告申し上げます。
このような状況の中、学生たちは山口機関長の洋上講座を受講し、続けてロープワーク(ロープの結び方)の実習を落ち着いて行うことができました。
また夜には合唱大会準備などに勤しんでおりました。
本日は、我々団役員としても、研修生がいたずらに不安に陥ることのないように深慮し、指導と助言を致しております。
みなさまからいただいた安否のお返事が貼り出されて多くの学生が安心し、また被災された方のご安寧を祈り、皆で自発的に千羽鶴を折っておりました。
まだご連絡がないご家族もありますが、引き続き研修生を励まし、また遠く望星丸からも一切のご無事をお祈りいたします。
今後とも日本からのご支援をよろしくお願い申し上げます。

(団役員 高原 太郎)

貼り出された家族からの連絡を見て安堵する学生
被災された方のご無事を祈り千羽鶴を折る学生
洋上講座(山口機関長)

■ 3月12日 13班のコメント

山下 健(東海大学工学部電気電子工学科)

昨日ヌメアを出発し、コスラエに向けて出発しました。
今日はロープワークを初めて行い、難しかったけどすごく楽しかったです。
作業のスピードが遅く、明日もまたやるみたいなので、リベンジして頑張ろうと思います。
これから、スポーツ大会などのイベントが連続するので、忙しそうに準備に追われていますが、ひとつのものを皆で作ることを意識しながら、これからの航海も頑張っていこうと思います。
また今日、日本で大きな地震があったとの情報が入りました。
皆で千羽鶴を作り家族・友人の安全をお祈りしました。無事日本に着き成長した姿と元気な姿を見せたいと思います。

鈴木 章央(東海大学教養学部人間環境学科)

今日は体操時に当直の松浦先生から、東北の方で大規模な地震があったと報告を受け、日本の家族・友人を心配しました。
安否確認のメッセージが船に届いていなかったのでとても気がかりです。
今日は洋上講座、洋上クラブ、歌の練習を終え夕食。
研修航海も折り返し地点に突入しました。
改めて気を引き締め、日々の船上生活に取り組んでいきたいです。
スポーツ大会がそろそろ近いので結果を残せるように頑張ります。今日も1日充実した日々を送ることができ毎日が楽しく生活できています。そして何より班員のみんなはとても優しく良い人ばかりです。

笠松 周平(東海大学海洋学部水産学科)

ニューカレドニアを出発して2日たち、もうコスラエに寄港して日本に向かうだけになりました。
ヌメアのアメデ灯台が懐かしく思います。これから船上で行われる行事を頑張ろうと思います。
今日は洋上講座がありました。自分は船酔いしていたので、残念ながらあまり集中できずに終わってしまいました。
午後には洋上クラブがあり、”海”というテーマの写真をみんな一人一枚づつ提出して、誰が一番いい写真かを決めました。
自分の写真は2位に選ばれました。
話は変わり、昨日、日本で地震があり、しかもけっこう大きな地震だったらしいと聞きました。
また明日、詳しい情報を聞きたいと思います。

伊豆山 潤一郎(東海大学海洋学部船舶海洋工学科)

朝の点呼時に日本で大きな地震があったことが伝えられ、ざわついた一日の始まりとなりました。
午前中は山口機関長の講義を受け、午後は飾りロープの制作を行いとても良い勉強になりました。
その後の洋上クラブではフットサルとポートボールを行い、船上とは思えないぐらい盛り上がりました。
夕方には続々と家族の安否が確認され、学生も安心してきています。
しかし、まだ安否が確認されてない学生もおり、また日本にいる友達の安否が取れない状態ですが、今は皆で無事に日本に帰る事を考えて残りの航海を過ごしていきたいと思います。
最後に今日も13班のみんなで楽しく過ごせたことに感謝しています。

岩佐 健太郎(東海大学農学部バイオサイエンス学科)

昨日出港し、また船酔いに悩まされていました。
そんな中、洋上卒業式の歌の練習も本格化してきて、この研修の旅の終わりを感じ始めた今日この頃です。
そうは言ってもまだ、スポーツ大会・ミクロネシア・卒業式・合唱大会・さよならパーティーとまだまだたくさんのイベントが残っていて、退屈になることは無さそうです。
それにまだあまり話していない、船の仲間もいるのでもっとたくさんの人と関わっていきたいのですが、その前に研修が終わってしまいそうで怖いです。

鈴野 駿吾(東海大学政治経済学部政治学科)

今日は、軽く熱が出てしまったので、午前中の洋上講座は途中退席させていただきました。
夜には熱も下がり始めたのでだいぶ楽になっています。
日本では、大きな地震があったと聞いたので地元の家族や友人たちが無事であるのか気になります。
船の上では最新の細かい情報はわかりません。日本にいる家族・友人が無事であることを祈っています。

五十嵐 健太(東海大学文学部広報メディア学科)

風邪をひいて9日目。
今日になって熱も37度ぐらいまで下がってきました。
これもずっと看病してくれた橋本先生と、班員のみんなのおかげです。
本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
今日は久しぶりに動いたためかなり疲れました。
洋上講座から始まり、ロープワーク、食事当番、洋上クラブ、スポーツ大会の打ち合わせとハードスケジュールでした。
スポーツ大会も近いので早く体力を取り戻したいと思います。
地震の話を聞いて不安でしたが、家族と親族の安否を確認できたので安心しました。

13班 安全祈願の祈りを込めて
13班 ロープワークの成果です

2011年3月12日 | カテゴリー:航海日誌, 船上生活