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航海日誌

3月13日

船時間 2013/03/13 12:00
日本時間 2013/03/13 10:00

天候 bc(晴れ)
海水温度 28.7℃
風力 2
風向 SW
気温 29.5℃
気圧 1002.1h
風速 3.0m/sec
波高 –m

■ 3月13日 団役員コメント

今朝の空気は湿気たっぷり、重く感じられる。岸壁での点呼・体操を行い、本日の下船許可がおりたことを告げられ、終日グループ研修となる。

太陽の光は強く、少しのあいだ外に出ていればあっという間に日に焼けてしまう。ヌメア滞在もすでに6日目、研修学生は慣れた様子でそれぞれお気に入りのカルティエに繰り出す。本日は水曜日ということで地元の学校は午前中のみ。お昼過ぎのココティエ広場は学生達で活気に満ち、ヌメア滞在初日に受けた街の印象と少し違ったように感じられたが、それは街に慣れたということか。時折、街中では研修学生とニューカレドニア大学の学生達との再会を目にすることが出来た。大学訪問や船上交流会でのあの短い時間で、言葉の壁を乗り越え、親交を深めていたということに驚かされる。

たくさんの土産と食料を携え、夕刻帰船。間近に迫ったスポーツ大会の打ち合わせを団役員も含めて行い、縦割りのチーム編成が発表される。

ヌメアの海に沈む夕日や星空も停泊中ならではの光景となり、寄港地での最後の夜を存分に楽しめたようだ。

(団役員 仙谷 朋子)

■ 3月13日 13班のコメント

籾田 康介(東海大学農学部応用動物科学科)

今日は台風の影響で出港が延期したため、午前・午後の二部に分かれて自由研修を行った。コスラエには寄港出来なくなったため、残していたお金を使った。買い物をしたり食事をしたりして、1日を過ごした。今日でニューカレドニアも6日目なので、町の探索にも慣れ、お金の支払いや現地の人とのコミュニケーションも自然にできるようになった。ただ、会話に関しては英語が必須だったので、改めて語学の必要性を感じた。観光しながらこれらの事を肌で感じることができたため、とても良かったと思う。残り2週間程度となってしまったが、1日1日を班員はもちろん研修学生全員で協力して過ごし、より実りの多いものにしたいと思います。

魚住 健太(東海大学文学部日本文学科)

今日も台風の影響で出港できませんでしたが、幸いこの日のヌメアの天気は安定しており、望星丸での昼食をはさみ、午前と午後に数時間ずつの自由研修を行うことができました。私たちのグループは市街を回り、私はそこで見つけた美容院で、船上生活で伸びきった髪をカットしてもらい、見事ニューカレドニア男子に生まれ変わりました。1週間近くもヌメアに滞在していると買い物や食事の注文も手慣れてきましたが、自分の外国語の能力の低さを感じる点も多々あります。台風の影響とはいえ、外国での経験を積み、外国語への学習意欲が掻き立てられたという点でも、ヌメアで約1週間過ごしたことの意味は大きかったと思います。明日からは清水帰港まで、約2週間の船上生活が始まります。残されたわずかな時間を仲間たちと有意義に過ごしたいと思っています。

アルマズヤッド オスマーン(東海大学政治経済学部経営学科)

昨日に続いて、台風の影響で出港予定日がさらに延期され、自由行動研修を行うことになりました。出港が延期されたため、予定されていたミクロネシアのコスラエへの寄港はなくなりました。しかし出港日が遅れた分、ヌメアの滞在時間が増えて現地の方々との交流を深めることができました。ニューカレドニア大学の大学生と友達になり、ニューカレドニアの社会における人種問題をはじめ、ニューカレドニア人が持つ価値観について、様々な事実を語って頂き大変勉強になりました。例えば、自由研修を行っている際、移動のためにバスに乗ると、白人と黒人が分かれて別々の席に座っていました。また街を歩いてみると喫茶店に来ているお客さんは白人同士か黒人同士かのどちらかのパターンが多かったです。このことに関して、ニューカレドニアに在学中のフランス人の学生に尋ねてみると、ニューカレドニアでは、多くのニューカレドニア人の方々はフランス人との関わりを望んでおらず、大学の中でも、そういったことがよくみられるとのことでした。その事実を聞くと、非常に驚きました。なぜならば、同じ同級生にも関わらず、過去に起きた政治的な問題にとらわれているからです。結論としては、私は、やはり、どの国においても、平和が実現されるために、共存共生という考え方を大切にすべきだと考えます。そして大学生も、過去の政治問題にとらわれることなく、現在の自国の新たな将来を皆で力を合わせて創り出すために、人種と関係なく、相互理解によって生まれてくるのではないだろうかと思いました。海外研修航海の日程をみると残りは2週間ほどです。これからも悔いの無い大学生活を送り、皆と楽しく過ごし、卒業式を迎えて無事、清水港に到着することを祈っております。

槇岡 怜壱(東海大学海洋学部海洋生物学科)

今日も台風の影響で出港が延期され、午前と午後に、それぞれグループ研修をした。フランもほぼ使い切っていたため、午前中はヌメア市内を散歩しながらサンジョゼフ教会に行った。教会に入るのは人生で初めての体験だった。椅子に座って目を閉じてみた。車の音、鳥の鳴き声、風の音など周囲の音がすべて聞こえるほど静かな雰囲気で、自分の悩み事などを自問自答するには最適な空間だった。午後は友達の散髪につきあい、この町で有名なパン屋に行った。お店の人が丁寧にフランス語で説明してくれたおかげで、よけい迷いながら各々2つずつパンを購入した。コロール、ラバウルでは英語が通じたため簡単な会話は出来たが、ヌメアではほぼフランス語しか通じなかったため、同じ人間同士なのに意思疎通をするのに相当苦労した。しかし、レストランまでの道を教えてくれた女性、バス停でバスの乗り方を教えてくれた陽気な男性など、こちらが目を見て真剣に話しかけると、相手も真剣にこちらの意志を感じ取ってくれてコミュニケーションが取れ、困っている人を助けようとする心は海外でも同じだと分かり安心した。ヌメアでの滞在日数は約1週間という短い間だったが、日本とは別の土地で人の温もりを再認識でき、貴重な体験ができた。コスラエへの寄港が無くなったことは残念だが、残り2週間周りの研修学生と積極的に交流し、今まで気付かなかったものの見方、考え方を学べるよう努力しようと思う。

瀬谷 大悟(東海大学観光学部観光学科)

台風でヌメアを出港出来ないために、グループ研修の時間をいただきました。残されたお金でお土産や食料を買い、教会めぐりをしました。出港出来なかった反面、ヌメアの街・人柄・文化など深く知ることができ良かったです。現地の人は陽気であり、お店も一つ一つお洒落でした。この旅の最南端ニューカレドニアに予定より多くいれたことはいい経験になりました。ビーチサッカーや船上交流会からまた一つ仲間との絆が深まったと思います。遅れたためにコスラエに寄港出来ないのは残念ですが、残り半分切ったこの旅を最後まで仲間と共に思い出を作っていきたいです。

西村 和也(東海大学理学部化学科)

こんにちは。サイクロンの影響により、昨日同様市内でのグループ研修を行いました。私のグループはアンスバタへ向かい、ビーチで海水浴をしました。遠浅の美しい海には、とても小さな人工浮島があり、現地の子ども達で賑わっていました。一緒に海に飛び込んだりして楽しむ中で、言葉は上手く通じないのですが、不思議とコミュニケーションはとる事ができました。生活の中で言葉は大切ですが、この経験を通して感じたのは、人と人が繋がるためには、言葉の壁、人種の壁といった障害はそんなに大きなものではないということです。あとは清水に帰るのみですが、船上のイベントや船内生活で多くのこと学び、自分のものにとなるようにしっかり吸収していきたいです。

赤瀬 宙(東海大学体育学部スポーツ・レジャーマネジメント学科)

本来の予定ではすでにヌメアから出港している予定でしたが、台風の影響により滞在時間が延びることになりました。個人的にヌメアにはとても興味があり、現地の人ともたくさん交流することができ、当初の日程ではまわることのできなかった街も時間をかけてみることができたので充実した時間になりました。ヌメアではニューカレドニア大学へ訪問したり、船上交流会で現地の人を招いたり、街を散策したり、ツアーに参加したりと訪れた寄港地の中でも最も多くの活動ができた場所でした。その中で街の風景、コミュニケーションのとりかた、文化の違いなど、どこの寄港地でもそうだが日本にいては感じることのできないことが数多くあり、自分にとって貴重な経験になったと思います。残り約2週間、船内での時間が長くなると思いますが、楽しみながら有意義な時間を過ごせるよう日々活動していきたいと思います。

ビーチでの集合写真
現地の学生との交流
買い物帰り
研修出発
モニュメントと1枚

カテゴリー:寄港地, 航海日誌