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・東海大学情報技術センター
・東海大学宇宙情報センター

航海日誌

3月19日

船時間 2013/03/19 12:00
日本時間 2013/03/19 10:00

天候 bc(晴れ)
海水温度 29.7℃
風力 5
風向 E
気温 31.2℃
気圧 1010.7h
風速 8.4m/sec
波高 1.8m

■ 3月19日 団役員コメント

赤道を越え日本へ向かって北半球の航海が続いています。見渡す限り美しい海が広がっています。午前10時、北緯2度29分、東経155度54分、望星丸が停船し、水圧実験と透明度実験を行いました。発砲スチロール製のカップに、思い出となるメッセージを書き込み水深1,000mまで沈めるという実験です。沈めてみたいと考えついた様々なモノを網の袋に詰めて大きな錘をつるし、およそ30分かけて1,200mのワイヤーロープを海中に伸ばしていきました。およそ100気圧の圧力を受けたカップは、とても可愛らしいミニカップに圧縮されて上がって来ました。開口一番「ちっちゃい!」という歓声が上がり、みんな自分のカップを探して満足そうに眺めていました。カップの他には、白菜、大根、キュウリなども沈めてみると、美味しい浅漬けが出来上がっていました。

透明度の実験では、32m以上の深さまで確認することが出来る美しい海でした。海面の色見本で比較しても、第2番目の美しさを示す色でした。色見本で一番美しい色の海を見る機会は、かなり稀であるとのことでしたので、本当に美しい海域で停船していただいたのだと思います。河内キャプテンに感謝いたします。

この地点は赤道からあまり離れていないので、お昼ごろには太陽が真上に上がります。この時、自分の影が足元に少ししか広がらないという光景を見ることが出来ました。午後のひと時、後部デッキで振る舞ったかき氷も大人気でした。夕方からは洋上卒業式の準備です。これまでに赤道祭、船上交流会、スポーツ大会など多くの催しを運営してきた学生たちは、各自が役割を理解して活発に行動してくれるようになっていました。研修航海における学生の成長を実感しています。

(団役員 福崎 稔)

■ 3月19日 8班のコメント

上原 武志(東海大学海洋学部水産学科)

清水港帰港まで10日を切りました。今日はかき氷のカップを深海1,000mまで沈めました。一緒に白菜や大根などの野菜なども沈めました。野菜は陸上で漬けるのとは違った漬物になりました。昨日の夜に赤道を通過しました。今日の正午ごろに太陽の位置が真上に来たため、自分の影が真下に現れました。船は揺れているため影は動きましたが自分の影が、自分の真下にでき面白かったです。残りの9日間、イベントがまだあるので楽しんでいきたいと思います。

小岩 貴也(東海大学工学部動力機械工学科)

日は午前中、後部甲板でかき氷のカップや野菜などを深海1,000mまで沈めるという水圧実験を行いました。かき氷のカップは思った通り小さく縮み、一緒に沈めた野菜はしょっぱ過ぎずに程よく味が付いて美味しかったです。また正午頃には影が自分の真下に出来るという面白い体験をしました。これらの経験から深海での水圧の強さや、太陽の位置によって影の出来方は違うといったような自然界の現象について身をもって学びました。この研修航海も残り10日を切り、寂しい気持ちになりましたが、残りの日数も精一杯楽しんで最高の思い出を作って清水港に帰りたいと思います。

米野 広明(東海大学総合経営学部マネジメント学科)

今日は午前中に水圧実験を行いました。深海に沈めた発泡スチロールのかき氷の容器が予想していた以上に小さくなっていて驚きました。午後は、クラブ活動という内容でしたが、雨が降り出し、後部甲板が使えなくなったので、食堂でヤシの実をつかった工作を行いました。研修航海も残り9日となり凄く寂しい気持ちになっています。残り少ない日数ですが、最高の研修航海だったと思えるよう内容の濃いものにしていきたいと思います。

清川 直哉(東海大学政治経済学部政治学科)

清水帰港まで残り10日となり、みんなと過ごす時間の短さに寂しさを感じてきました。天候の悪化によりコスラエ入港することが出来ませんでしたがその分、ヌメアで充実した日々を過ごすことが出来ました。まだイベントが残っているので、みんなと内容の濃い時間を共有して過ごしたいと思います。

瀧川 雄太(東海大学文学部英語文化コミュニケーション学科)

41日間の海外研修航海も残すところ9日となりました。午前中は水圧実験がありました。かき氷の入れ物を水深1,000mまで沈め、水圧によりどのようにかき氷の入れ物が変化するかという実験でした。午後はクラブ活動があり、晴天で気温が高かった後部甲板で、団役員の方々がかき氷を配ってくれました。研修が終わりに近づくにつれて1日がとても早く感じています。残りの研修も1日1日を楽しく過ごしていきたいです。

中林 辰馬(東海大学体育学部スポーツ・レジャーマネジメント学科)

研修航海も終盤に入り、これまでのたくさんの思い出とともにいろいろな感情がこみあげてくるようになった。昨日再び赤道を越えて北半球に帰ってきたときは、時の経つ早さを改めて寂しく感じた。しかし、この船での多くの出会いは、短い時間ながら確実に自分を変えてくれた。こんなに出会いの多い41日間は後にも先にも、もうないと思う。当初の予定では今日はコスラエの出港日だったが、残念ながらコスラエに寄港することはできなかった。だが、その分みんなが船の上での1日1日を大切に過ごしているように感じる。ここから清水までの約1週間、まだまだ出会いはあると思う。そしてもっと1日を大切に過ごしていきたい。

古賀 勇介(東海大学法学部法律学科)

海外研修も残すところ9日となりました。本来ならば本日はコスラエ出港の日です。しかし、ハリケーンの影響によりコスラエに寄港することは叶いませんでした。非常に残念でしたが、結果的にヌメアに7日間滞在することが出来たので、その点は良かったと思っています。さて、本日は水圧実験を行いました。この実験はかき氷の容器を水深1,000mまで降ろし、水圧で潰すという内容です。水圧で潰される前に書いたサインがしっかりと残っていて感動しました。残りわずかとなってきた研修航海ですが、最後まで航海の中で学び、楽しみたいと思っています。

かき氷のカップをこれから沈めます
こんなに小さく縮みました
赤道でかき氷!
影が自分の真下にできました
朝市に行ってきました
朝、望星丸の前で

カテゴリー:航海日誌, 船上生活