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・東海大学情報技術センター
・東海大学宇宙情報センター

航海日誌

3月5日

船時間 2013/03/05 12:00
日本時間 2013/03/05 10:30

天候 r(雨)
海水温度 29.5℃
風力 7
風向 W
気温 26.6℃
気圧 1007.8h
風速 16.8m/sec
波高 2.5m

■ 3月5日 団役員コメント

三番目の寄港地ヌメアへ向けて、望星丸は進んでいます。今日は、昨日までの穏やかな揺れとは異なり、低気圧の影響のため船が左右に大きく揺れています。航海研修の日程のほぼ半分が終了し、洋上での生活に慣れてきたと思っていた研修団は朝から船酔いの対策となりました。

午前9時から、小林団役員による洋上講座「コミュニケーションの技術」が行われました。船上生活は陸での生活以上に人とのコミュニケーションが必要となります。“相手が求めていること”と“相手が必要なこと”のバランスの重要性を再認識できる時間となりました。10時からは仙谷団役員による洋上講座「他愛ないアートにまつわるはなし」が行われました。多くの作品を見せていただき、アートは人間らしい営みに必要であること、見方・感じ方は個人で異なること(自由であること)を話していただきました。アートは心の栄養と感じました。皆、美術館へ行きたくなったのではないでしょうか。

午後からはクラブ活動が行われました。しかし、朝からの大きな揺れの為、甲板での活動が行えません。ヌメアでの大学訪問・船上交流会で重要なフットサルやよさこいソーランのメンバーは限られた時間と場所で気持ちを高めているのが感じられました。他のクラブのメンバーも着々と作品(アート)を作りつづけています。

甲板での活動が制限され、船内で過ごす時間が多かった一日でしたが、午前の講座で人との接し方・豊かな心をつくる製作力と団結力を考え、午後のクラブ活動ではそれを実行できた一日でした。

(団役員 山口 浩)

■ 3月5日 8班のコメント

上原 武志(東海大学海洋学部水産学科)

この航海が始まって半分ほどが経過しました。今まで赤道付近で、船はあまり揺れませんでしたが、今日から少し揺れるようになりました。これまでの2つの寄港地では今まで体験したことのないことばかりでした。あと3日で3つ目の寄港地であるヌメアに到着します。そこでは地元の大学との交流や船上交流会があるので、そのときに多くの人と交流して多くの経験をしてみたいと思います。

小岩 貴也(東海大学工学部動力機械工学科)

3日後のヌメア入港でこの海外研修航海が始まってはや半分が経つことになりました。皆も船での生活に慣れ始めて、毎日楽しく生活を送っています。自分はヌメアでの船上交流会で発表するソーラン節の責任者であるのに、毎日研修団全員にソーラン節の踊りを上手く伝える事が出来なくて苦労しています。しかし今日、全てのグループが最後まで踊りきる事が出来たので自分も達成感に浸っています。ヌメアで研修団全員が一つになってソーラン節を踊る事が出来るように、明日からの練習も気合を入れて頑張っていきたいと思います。残りの23日間も皆で最高の思い出を作っていきたいと感じました。

古賀 勇介(東海大学法学部法律学科)

清水港を出発して18日が経ちました。現在コロール入港、赤道祭、ラバウル入港を経て3日後にはヌメアに入港する予定となっています。自分はこの歳になるまで一度も海外を訪れたことがありませんでした。自分にとって初めての外国であるパラオのコロールに着き、同地と日本との環境の違いに衝撃を受けました。まだまだ先は長いので寄港地で自分の感じたことを大切にしながら残りの23日間を過ごしていきたいです。

米野 広明(東海大学総合経営学部マネジメント学科)

現在までにコロール、ラバウルと入港し、様々なものを感じました。日本との違いや関わりなど、自分の知らない世界があり、面白く貴重な経験をしていると実感しています。また、先日は研修生全員で天体観測を行い、日本では見ることのできない星を見ることができ、有意義な時間を過ごすことができました。研修航海も折り返し地点に近くなってきているので、残りの日数を更に充実させたいと思っています。

瀧川 雄太(東海大学文学部英語文化コミュニケーション学科)

清水港を出発してから、コロール、ラバウルと寄港しました。それぞれ日本にはない文化にすごく面白みを感じ、1秒1秒がとても貴重な経験となりました。また船での行事としては、2月26日に赤道祭があり、赤道を越えたと同時に汽笛が鳴らされたのは、一生の思い出になりました。まもなく研修の日数も折り返しに入ろうとしています。残る寄港地は2か所、行事は4つ残っています。残りの研修期間もたくさんの仲間と様々な思い出を共有したいです。

清川 直哉(東海大学政治経済学部政治学科)

パラオ、パプアニューギニアに入港し、その国の文化を肌で感じる事ができました。どちらも歴史的に日本と深い関わりをもった国でした。いたるところでかつて伝わったとみられる日本の文化を目の当たりにし、忘れることのできない貴重な体験をしました。また船の上での星空観測などを行いました。このような、ここでしか味わえない体験を大切にしていきたいと思います。

中林 辰馬(東海大学体育学部スポーツ・レジャーマネジメント学科)

清水を出港してから早いことで3週間が過ぎようとしています。これまでの寄港地パラオ、パプアニューギニアでは豊かな自然にふれ、日本が残してきた文化や戦争の傷跡を目の当たりにしました。現地の食文化や人々の生活を知ることで、自分が日本人であること、そして、まだまだ日本について知らないことが多いということに改めて気づかされました。もっと広い世界を見たい。もっと日本を知りたい。そんな思いに駆られています。また私は3月2日に20歳の誕生日を迎えることができました。太平洋の上で迎える誕生日を研修学生全員に祝っていただきました。さらにラバウルでは家族からの手紙も無事に受け取ることができ、本当に思い出に残る1日となりました。残りの航海、そしてこれからの人生、太平洋をスタートにたくさんのことを吸収して、大きな人間に、大きな男になろうという決意をしました。

パラオにて8班全員集合!
ココポのビーチからラバウルを望む
ラバウルに停泊していたオーロラ号
ラバウルに停泊中の望星丸
ヤシの実クラフトで使うヤシの実をきれいに準備できました!

カテゴリー:航海日誌, 船上生活