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航海後記
4班

矢澤珠美(湘南キャンパス・教養学部芸術学科美術学課程・3年)
この海外研修航海で得たものは何ですか
今回この研修を通じて私が学んだことは、船上という特殊環境によって生じた自分の弱さでした。何かに没頭したり、集中さえしていれば、人間は一人ぼっちでも強く生きられるものだとばかり思っていましたが、いざこの太平洋のド真中で船上という限られた生活区の中に居ると、打ち寄せる波の激しい震動や集団生活における騒音、陸地という安全区からはかけはなれすぎた巨大な海に、大きな恐怖を感じて、それに太刀打ちできない切なさと自分の脆さを目の当たりにしました。いつも平和にすごせている自分の生活は、親や友人、大切な人々によって支えられていたんだということを強く思いました。

帰港後の生活における新たな決意(「こうしたい」、「こうなりたい」という決意)を教えてください
人間は、自分が思っている以上に優秀ではないし、強くない。
しかし、自分が何か大きな存在によって生かされているという真実を知った時、それは恐怖ではなく、何かに守られている自分を知ることで、自分も向上しようという強い意識が生まれる。自分の生きる行為を誰かに認知してもらいたいと強く願い、それに向かって走り出す。帰国後、私は、船上で太刀打ちできなかった巨大な存在に負けないように、自己存在の意義を天まで知らしめたいと思います。


山室華子(清水キャンパス・海洋学部海洋生物学科・2年)
この海外研修航海で得たものは何ですか
かけがえのない仲間、友達を得たと思う。また、たくさんの人の考えがわかったこと。これにより視野が広がった。集団生活の難しさや、自分の考えを伝える難しさがわかったこと。
また、この研修でしか行けない寄港地の環境問題をはじめ、その土地の特色や人々の生活を知ることができた。

帰港後の生活における新たな決意(「こうしたい」、「こうなりたい」という決意)を教えてください
東海大の中でも湘南をはじめ北海道や九州という日本各地の立場・学年・考え方の違う人と話すことで広がった視野を生かしていきたいと思う。また自分自身が触れ、感じ、学んだ寄港地での出来事を今後、ワールドワイドな考え方ができるように役立てたいと思う。


石澤綾香(阿蘇キャンパス・農学部応用動物科学科・2年)
この海外研修航海で得たものは何ですか
この研修を通じて得たもので一番大きいのは仲間の存在です。毎日一緒に過ごすことで、いろいろな面が見えてきて、たまにはぶつかることもあったけど、今ではみんなかけがえのない存在です。集団生活の中での自分の役割なども認識し、自分なりに責任を果たせたと思う。船の中だけじゃなくて、寄港地など人とのつながりの大切さを学ぶことができた。

帰港後の生活における新たな決意(「こうしたい」、「こうなりたい」という決意)を教えてください
研修に参加する前よりも、自分の与えられた仕事に対する責任感や人と積極的に話したりと成長できた部分があったので、成長した部分をもっと伸ばせるように頑張っていきたい。また寄港地で感じたことを日本に帰ってからも忘れることなく行動に移していきたい。温暖化に対する考えもより強いものとなったので、自分にできることを一つずつ行動に移していけたらいいです。


伊藤紗織(伊勢原キャンパス・健康科学部看護学科・2年)
この海外研修航海で得たものは何ですか
船での生活は、皆と協力し合うことの大切さを改めて感じることができた。また、自分と違う考えを持つ人がいたとしても、その考えを受け入れようとする姿勢を持つことが、物事をより多角的に考えることにつながるのだと感じた。
寄港地では、環境問題の現状を自分の目で見ることができた他、地元の人との交流により、人々の優しさ、温かさを感じることができた。そこから、メディアなどによる一方的な情報に左右されるのではなく、何事も自分自身で経験することの大切さを実感した。

帰港後の生活における新たな決意(「こうしたい」、「こうなりたい」という決意)を教えてください
寄港地では、地元の人と交流を持つことができたが、自分の英語力のなさから、伝えたいことが伝えられず、もどかしい思いをした。そのため、英語の勉強に力を入れ、よりコミュニケーションを図ることができればと考える。
また、環境問題にさらされながらも、地元の人たちのキラキラとした笑顔を見て、その姿をいつまでも守っていきたいと感じた。そのため、自分にできることは何なのか、今まで以上に広い視野を持って考えていきたい。そして、異文化を通して、日本の良さを感じることもできた。そのため、日本や自分自身の事を見つめなおして、更に飛躍していきたいと考える。


申乙眞(湘南キャンパス・別科日本語研修課程)
この海外研修航海で得たものは何ですか
1つ目は日本語能力を高めることができた。話をする時に、母国語をすぐ日本語に変えないといけないので最初は苦労したけど、だんだん慣れてきて上手く話せるようになった。
2つ目は人との関係についてもう1度考えるようになった。始めはちょっと引きこもっていて、あまり人との関わりがなかったが、終了後はうまくできるようになったと思う。

帰港後の生活における新たな決意(「こうしたい」、「こうなりたい」という決意)を教えてください
今までは単純に、日本に行って、日本語を勉強して、韓国の学校で先生になるのが夢だった。でも日本に留学して、この海外研修を経験した今は、日本に残って、日本と関係のある仕事がしたいと思うようになった。日本に残って、もっと日本語を勉強したいと思った。東海大学の大学院に進学し、教育関係を目指したい。


井上彩子(湘南キャンパス・工学部動力機械工学科・1年)
この海外研修航海で得たものは何ですか
今回の研修航海を通して、船上生活の楽しさ、厳しさを知りました。時には研修生で言い合いになることもありました。しかし、それがあったからこそわかり合って、思いやる気持ちを学ぶことができたのだと思います。また4カ国5都市を回り、ありのままの自然、現地の人々のあたたかさに触れました。それと同時に地球温暖化とゴミ問題の深刻さを目の当たりにしました。特にツバルでは歩いている途中、至る所にゴミが放置され、衛生的にも良い状態とは言えませんでした。自分の目で確かめることができて、とても勉強になりました。

帰港後の生活における新たな決意(「こうしたい」、「こうなりたい」という決意)を教えてください
この研修航海のどれもが、私にとって貴重な体験で、学んだことが多くあります。環境汚染の被害を受ける発展途上国の人々が、なぜ汚染を生む先進国に住む私たちを快く迎え入れてくれるのか理解できませんでした。現地の人は不満や欲を持たず、とても明るく生活しています。今後は環境問題への考え方を変え、もっと真剣に取り組んでいきたいです。また自分自身で考え、行動できるようになりたいと思います。

 

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