トップ航海後記|1班

航海後記
1班
志子田亜裕美(東海大学湘南校舎・理学部・物理学科)
この海外研修で得たもの
”人”についてフォーカスして考える姿勢と力です。大学の理学部に入学してから、周囲の人間は何か物事を考える時、”人”を中心にして考えるよりもむしろ人の感情を介入させないような考え方をする場面が多く、さらにはそれを採り上げること自体が無駄なことのように扱う傾向が強かったように思います。自分も少なからずこの傾向を有していたようで、この研修中に環境問題の成り立ちや、その構成要素ばかり考えていました。でも、多くの人と寄港地を回って、環境問題には人の感情とか考え方が絡んでいることを知りました。システムやメカニズムなど科学的な見方ばかりでなく、そこに人が関わっていて、科学だけでは理解し得ない、たくさんのことがあることを学びました。
帰港後の生活における新たな決意
英会話を勉強して話せるようになりたいです。さらに多くの人とコミュニケーションを取ることのできる勇気を身につけたいです。今までの生活で、これほど切に英語を話すことができたらと思ったことはありませんでした。それぞれの寄港地での常用語は英語ではありませんでしたが、公用語として英語の所が多く、また英語が話せるだけでどの寄港地の人ともコミュニケーションをとっている研修生がいました。今度、日本から出る時は、自分の言葉で自分の意思を伝えて、相手の言葉で相手を理解してみたいです。そうしたら、また学びとれることが増え、自分は多くのことを学ぶ機会を得ることができると思います。


岸 美保子(東海大学湘南校舎・体育学部・競技スポーツ学科)
この海外研修で得たもの
私がこの航海で得たものは、人を思いやることの大切さである。このことは、船上生活でも、寄港地においても大切だと感じた。それぞれについて具体的な例を挙げる。まず、船上生活では自分や班員が体調を崩してしまったときに、相手を思いやり、助け合うことの大切さを知った。また、寄港地では先進諸国の影響により、ゴミ問題や地球環境問題が深刻化している。と知ったときに、世界の国々がそれぞれ発展途上国をはじめ、他の国についても、地球レベルで考え、思いやることが大切だと思った。
帰港後の生活における新たな決意
私の班の中に一人、英語によるコミュニケーション能力が非常に高い人がいた。その人のおかげで、なかなか出来ないような体験をすごくたくさんした。例えば、ツバルでタクシーを貸し切って、国を端から端まで行ってもらったり、ナンマドール遺跡で遺跡の周りをボートで一周してもらったりである。これらの経験を通して、私は積極的に行動することと、英語コミュニケーション能力をつけることのメリットを身を持って体験した。なので、帰港後にはもっともっと英語コミュニケーション能力をつけたいと思う。


船越 紫織(東海大学湘南校舎・文学部・歴史学科)
この海外研修で得たもの
楽しいこと、悲しいこと、辛いこと、嬉しいことなど、全てを共にしたかけがえのない仲間ができたことである。偶然とも必然とも言える、運命的に出会った仲間と、かけがえのない今という時を過ごしたことが、現在・未来の私のこやしになっている。さまざまな実体験を通して、ものごとを捉えたいと思っている私にとって、このような研修は今後の私の生き方の指針になっているとひしひし感じる。なぜそう感じるかというと、これからに対する自分の考え方が、いい意味で変化していることを自分で感じることができるからである。
帰港後の生活における新たな決意
寄港地の子ども達の目の輝き、表情を見たときに思ったことがある。それは、日本の子ども達と違うということである。日本の子ども達は、複雑でめまぐるしい日本社会に追われ、目の輝きや子どもらしい表情を奪われている子どもが少なくない。私の将来の夢は教師である。教師になった際、また今から私が子ども達に何ができるのか、生き生きとした表情をどうしたら保ち、取り戻すことができるのか。常に自問自答しながら生きていこうと決めた。


桑田 広子(九州東海大学阿蘇校舎・農学部・バイオサイエンス学科)
この海外研修で得たもの
一番大きなものは、やっぱり「仲間」です。陸の上では分からないけれど、船の上という限られた場所だから分かることができた「仲間」の大切さを身にしみて感じました。
帰港後の生活における新たな決意
物事の表の面だけを見て「これはこうだ!」と、決めつけるのではなく、右の面、左の面、上の面、下の面、さらには裏の面も見れるようになりたいです。


小菅 利恵菜(東海大学清水校舎・海洋学部・海洋生物学科)
この海外研修で得たもの
仲間である。普段、海洋学部にいる私は、違う学部の人と交流がないので、様々な地域からの色々な学部の人と交流ができて良かった。44日という長い間で、大変な事も多かったが、それらを一緒に乗り越えた分、絆が深まったと思う。
帰港後の生活における新たな決意
私は去年の夏に留学した事で、英語で現地の人たちと交流する楽しさを知った。そのため、この研修でも現地で多くの人と交流しようという目標があった。そのため、どの寄港地でも積極的に話しかける事で交流できたと思う。しかし、まだまだ英語が通じなかったり、理解できない事が多かったので、さらに英語を勉強し、困難なく会話できるようになりたいと思った。


藤井理枝子(東海大学湘南校舎・文学部・英語文化コミュニケーション学科)
この海外研修で得たもの
相手や状況を受け入れる範囲が広まったと思います。日常生活ではない程の少ない人間関係の、小さな世界の中、避けては通れない物事が多かったと思います。私は、集団生活には”和して同ぜず”という言葉が大事だと思っていましたが、そのために避けず、逃げない事、そして、受け入れること、そのために物事・相手、そして自分とも、しっかり対面する事の必要性を実感しました。
帰港後の生活における新たな決意
船の生活で不便に感じる事がたくさんありました。例えば、船酔いやプライベート、生活の規則(シャワーに入れない日が多い事等)などです。また、寄港地でも現地の人の”欲をおわない。現状をありがたく思う心”を感じました。帰港後には、今まで以上の感謝の気持ちを持って、1日1日を過ごすようにしようと思います。


藤田 麻菜(東海大学医療技術短期大学・看護学科)
この海外研修で得たもの
この第39回海外研修航海で得たものは、物の大切さ、仲間の大切さです。陸で日常生活をしている時には、感じることのなかった不便さを船上で感じ、特に水に関しては節水の重要さを、身を持って体験することができました。44日間、自分の周りには常に仲間がいて、様々な刺激をもらうことができました。時にもめることもあったけど、決して逃げ場のない船上だからこそ、向き合って話し合うことができたし、より深いキズナを築くことができたと思います。
帰港後の生活における新たな決意
44日間、日本を離れ、船の上・寄港地で、様々な体験をさせて頂き、自分の視野や考えも、少し変わったのではないかと自分でも思っています。帰港後、この素晴らしい体験を無にしないためにも、まずはもう一度振り返りたいです。そして、一段階レベルアップした自分になりたいです。































 

研修航海動画配信
研修航海の様子が
動画でご覧頂けます。

研修団のレポート
船上生活、研修の様子など団役員
研修生がレポートを随時発信。