|
船時間 2001/03/26 12:00 日本時間 2001/03/26 10:30
天候 |
bc(晴れ) |
風力 |
4 |
気温 |
27.2℃ |
雲量 |
3 |
風速 |
6m/sec |
海水温度 |
27.1℃ |
風向 |
N |
気圧 |
1012.7h |
湿度 |
65% |
有義波高 |
3m |
|
|
船長のコメント |
(歌舞伎にみる日本人の法意識):洋上講座を拝聴していた。暫くすると、遅刻した学生が、ふらっと入室してきた。班長が大声で注意した。緊張感が走った。逆上して大乱闘になった。決死の思いで止めに入った。が・・・ヤラセだった。えっ?落胆。その後「三人吉三」の歌舞伎ビデオ上映があった。団十郎や玉三郎より研修生の演技の方がうまかった。
|
|
団長のコメント |
昨日の洋上卒業式・卒業記念パーティーは、研修学生達が一致協力し、心のこもったすばらしいものとなりました。まだその余韻が覚めやらぬ中、本日は終日フリーデーです。一人一人が、船の上のゆったりとした時の流れを楽しんでいました。早朝から活動し始めたのは、5時起きクラブのメンバーであります。朝焼けが夜の星々をかき消して行く、その刻々たる変化を観賞しようというわけですが、360度水平線の真っ只中で昇る朝日が空と海の色を次々と変えていく様は、筆舌に尽くしがたく、惑星地球にわれわれが存在していることをしみじみと感じさせてくれます。こんな感動も船の生活の特権といえましょう。そして、航海始まって以来の完璧な凪のなか朝食の前後2回にわたって、私たちはイルカと遭遇したのであります。はるか先方を10数頭の群れが身を躍らせると、ブリッジから驚きと興奮の歓声が沸き起こりました。望星丸の船足は速く、ものの5分とたたないうちに私たちは彼らを追い抜いてしまいましたので、全員がこの光景を目撃することができたわけではありません。それが少し残念に思われました。
午後から活発に活動し始めたのは、椰子の実クラブの面々であります。南国の太陽を浴びながら、島で手に入れた椰子の実を黙々と加工して装飾品を作るというだけのクラブで、話だけ聞くと何やら不気味な気がしないでもないですが、ここは南の船の上、こんな時間の使い方も許されるのではないでしょうか。脂肪燃焼クラブの活動は、午後から海が荒れ始めたためエアロビクスができず、ウォーキングに切り替えました。女子学生達はそんなのはいやだということで、今回不参加。お腹の気になる団役員のおじさん数名のみの活動となりました。本日天気晴朗なれど波高し。しかし望星丸は平穏無事。帰港まであと6日です。
追伸:広島の地震が心配であります。被害がどうか最小限でありますよう心から御祈り申し上げます。
|
|
3月25日 10班当直日誌より(1) |
畦間 佳子 (東海大学文学部広報学科広報メディア課程)
昨日は洋上卒業式だった。大勢の仲間たちが祝福してくれた。広大な景色の中での式は最高で、あれがきっと人生最後の卒業式になるだろう。そう思うと感慨深いものがある。この航海の経験を今後の人生の糧としたい。航海に参加させてくれた両親に感謝したい。
三輪 さやか (東海大学海洋学部水産学科増殖課程)
43日間の海外研修航海もあと一週間しかない。この旅で知り合うことの出来たたくさんの友達と離れるのが悲しい。そしてどこまでもずっと続く青い海と離れるのも淋しい。本当にこの研修航海に参加できて良かった。お父さんお母さんありがとう。
成瀬 暁子 (東海大学海洋学部水産学科水産資源開発課程)
洋上卒業式も終わり、残りの日数も一週間を切った。もうそろそろ荷物をまとめなければならないのに、あまり気乗りがしない。今回の航海では、数えきれないくらいの体験と出会いがあった。もう終わってしまうと思うととても切ない気分になる。
利根川 直子 (東海大学法学部法律学科)
この一ヵ月半の研修航海も気がついたらもう残り少なくなっていた。最初は環境の変化に戸惑いもあったが今はこの生活がとても気に入っている。日本に帰ったらまた現実の生活に戻ってしまうのが悲しい。この大海原を心のフィルムにいつまでも残していたい。
|
|
3月25日 10班当直日誌より(2) |
櫻井 七奈 (東海大学短期大学部情報・ネットワーク学科)
研修航海も残す島は日本列島だけとなりました。1ヶ月半はとても早かった気がします。上陸した島は、見るもののすべたがはじめてで全部良い思いでとなり、絶対に忘れないと思います。良い友達も沢山出来て本当に参加して良かった!!
遠藤 まり子 (東海大学理学部情報数理学科)
この船の生活も残り少ないと思うと残りわずかな時間がとても貴重に感じる。この航海ではさまざまな事を体験する事ができた。この43日間とても短く感じるけど、めったに体験出来ないことをする事ができてとてもすばらしい43日間だった。
松下 真弓 (東海大学健康科学部看護学科)
43日間の研修航海も残りわずかだが、最近になって仲良くなった友人ができた。もっと大勢の人と友達になりたいと思うと同時に、仲良くなった友人達と日本に帰っても、連絡を取り合っていきたいと思う。研修航海に参加できてほんとうによかった。
富 饒 (北海道東海大学国際文化学部国際文化学科比較文化専攻)
the cruise is ending. I am sure I got something from the 43 days ,it must be a meaning to my growing. the unforgettable memory is a little like a dream, well... all will return back.
|