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船時間 2001/03/03 12:00
日本時間 2001/03/04 08:30
天候  c(薄曇)
風力  5
気温  29.4℃
雲量  9
風速  8.5m/sec
海水温度  29.4℃
風向  N
気圧  1008h
湿度  81%
有義波高  4m
 
船長のコメント
 (サイクロン):本船の航路筋の南側に、サイクロンや低気圧が数個横並びに点在している。左船尾方向から次々と押し寄せる大波に横揺れしながら一路邁進している。船酔いの苦しみや精神的重圧に耐えながら、皆がんばっている。もし水質と岸壁事情が良ければ寄港できたのにと思いつつ、船はサモア諸島の北側海域を素通りしていった。

団長のコメント
3月2日 2nd 団長のコメント
 昨夜7時頃日付変更線を通過し、今日は2度目の3月2日です。
 今日の洋上講座は荒木船長による“1996年世界一周航海”、ビデオを上映しながらの講演で皆熱心に耳を傾けていました。更に船長は電子ピアノを演奏してくださり(曲目は“禁じられた遊び”“オリーブの首飾り”“サバの女王”“エリーゼのために”)思いがけないプレゼントに学生たちは大喜び、拍手喝采でした。最後に学生たちから、「結婚は?」「船乗りを志したきっかけは?」などの質問があり、船長からはユーモアあふれる回答がありました。
 これまでも様々な研修や行事を通じて学生たちは、船長以下乗組員や練習生に対する信頼と親しみの念を深めてきましたが、今日はそれが一層深まったようです。

3月2日 2nd 2班当直日誌より(1)
藤原 史基 (北海道東海大学工学部海洋開発工学科)
 今日は、荒木船長から望星丸の世界一周航海についての話を聞いた。この船でコリントス運河を通過する風景は壮観だった。切り立ったがけを通過して幅が船と同じくらいのところをとおっていった。

山路 浩也 (東海大学海洋学部海洋科学科)
 ボンジュール!フランス語会話で数字の1〜10までを習ったけど何がなんだか分からなかった。このままの調子でタヒチで楽しい時間が過ごせるのであろうか?メルシィー。

小熊 剛 (東海大学体育学部社会体育学科)
 今日の洋上講座では荒木船長が、今までの航海のことを話してくれた。話を聞いて海の男の強さと面白さを教えてもらった。とても興味が湧いてきた。

山田 大輔 (東海大学工学部土木工学科)
 きょうの荒木船長の洋上講座では船長がピアノを4曲も披露してくださったのでとてもびっくりした。また今日は波が高く船に波がかぶってきて服がぬれて大変だった。

3月2日 2nd 2班当直日誌より(2)
根本 雅徳 (東海大学政治経済学部経営学科)
 船長の話はとても興味深く、楽しんで聞くことができた。船長は話し方が上手で、聞き手を引き込ませる魅力を持っており、羨ましく思えた。自分もそのような話し方ができるようにこれから訓練したいものだ。

中島 淳一郎 (東海大学工学部金属材料工学科)
 今日は波がとても高く、船が大きく揺れていた。これまでに体験したことのない程揺れて、結構怖かった。あと、洋上講座での船長の話はとても楽しくて素晴らしかった。久しぶりの洗濯もして、気持ちよかった。

西澤 恭佑 (東海大学工学部動力機械工学科)
 今日の波は今までで一番荒れていたと思う。サイクロンの影響だ。昼頃冷蔵庫の中からものが飛び出したりしていた。甲板にもその影響で出られなかった。皆歩くとき、ふらついていた。早く穏やかになって欲しい。

渡辺 宏幸 (東海大学第二工学部電気工学科)
 航海が始まってから、約二週間がたって船の生活にもなれて、船酔もあまりしなくなった。まだ、南国で遊びたりないので、次のタヒチでは、思いっきり楽しもうと思う。