行事(行事でさがす)
  赤道祭 /  船上パーティー /  スポーツ大会 /  洋上卒業式 /  さよならパーティー
 (週のはじめでさがす)
  2月  4週目 /  5週目
  3月  1週目 /  2週目 /  3週目 /  4週目 /  5週目
前日  |   翌日
 
船時間 2001/03/06 12:00
日本時間 2001/03/07 07:00
天候  bc(晴れ)
風力  3
気温  29.2℃
雲量  
風速  4m/sec
海水温度  28.9℃
風向  NE
気圧  1012h
湿度  
有義波高  3m
 
船長のコメント
 (魏志倭人伝):ライアテア島(仏領ポリネシア海域)沖東進中。古代ポリネシアの中心はこの島であったらしい。魏志倭人伝に南東へ水行数百日、裸国ありとあるらしい。南アジア人と東アジア人の混血人が、太平洋にでてポリネシア文化を造ったというのが定説。一方、日本縄文人→北米漂着→南下→インカ帝国→太平洋→ポリネシア文化という異説もある。興味は尽きない。今夜タヒチ沖着、ドリフト予定。

団長のコメント
3月5日 団長のコメント
 学生の疲労度と欲求を考慮して、予定していた洋上講座を「休講」にして、午後のフランス語講座と予備調査報告を午前に移動した。その結果、学生は休養を取ると同時に、次の大イベントであるタヒチでの船上パーティー準備の時間を持つことができる。明後日に迫った寄港地タヒチでのグループ研修の計画にも十分な時間を割くことができるだろう。
 
昨日までの揺れもおさまり、今日は朝からなぎに近い。学生たちは4日後のタヒチでの船上パーティーに備えてさまざまな準備とリハーサルに余念がない。学生食堂では、中学時代以来の筆で習字を練習し、別の一角では茶道披露のための桜を色紙で手作りしている。後部甲板では大学からはるばる運んできた畳を敷いて、柔道の組み手の練習をするグループがあり、その隣では剣道披露のために竹刀を一心に振る学生がいる。又、別の一角では、慣れない手つきではあるが竹とんぼを作ろうとナイフを使って嬉々として竹片を削っている学生がいる。雲もほとんど見えない紺碧の空から、彼等彼女らがいる甲板に容赦のない強い光が降ってくる。日本では体験できない、この形容しがたい、眩く輝く光と熱の充溢した空間の中に立っていると、わが頭蓋は一瞬現実感を失い、南太平洋の濃厚だが透明なこの異空間の中で、夢に現実が入り混じる。
 
狭い船内での共同生活。一方で、ストレスの多いこの「現実」空間、他方で、南太平洋の太陽と空と星がおびき寄せる「夢」空間。この二つの異質な空間が収斂するこの研修航海で、おそらく、学生たちは、「希望」「夢」を失うことなく「現実」を力強く生きる作法を学んでいくのだと思ってみる。
 
「なぎ」で、ほとんど波のないブルーの海面を、望星丸はスクリューでできた柔らかな銀波を残して滑るようにすすんでいく。明日もきっと楽しく充実した航海が続くだろうという確信が沸いてくる。

3月5日 5班当直日誌より(1)
梅林 孝治 (東海大学教養学部国際学科)
 元気ですかー?最高ですかー?・・・。夢を書いたテストの裏〜、紙飛行機飛ばして〜、明日に投げるよ〜って感じです。よく分からないって、そうです、いっぱいいっぱいです。もうさすがに疲れました。なんでカップラーメンがあんなにうまいのか?

大谷 吉範 (東海大学海洋学部海洋科学科)
 望星丸に乗ってもうじき20日です。もう揺れてるのが当たり前に感じます。すんごい暑いのに日本は寒いんだよねー、不・思・議。係の仕事の大きなものは一段落してマイペースに過ごしてます。

塚原 大介 (東海大学工学部精密機械工学科)
 あー陸が恋しいです。はやくタヒチに着かないかなぁ。この船に乗ってもうすぐ20日になるなんて信じられません。正直しんどいです。はやくタヒチに着いてほしい。今はただそれだけ・・・。

小山 尚文 (九州東海大学工学部機械システム工学科)
 この研修がスタートしてもうすぐ半分が過ぎようとしていますが軽い船酔いがずっと続いています。その中で陸酔いもありボート酔いもありで最悪です。いまさらですが陸がない生活と言うのも変なものです。

3月5日 5班当直日誌より(2)
神谷 東樹 (東海大学工学部工業化学科)
 今日の海は波がほとんど無い凪の状態でした。毎日時間がゆっくりと流れていき気持ちのいい風が吹いてきます。もうすぐタヒチに着きます。次はどんなことがあるのか楽しみです。

清水 誠人 (東海大学文学部東洋史学科)
 この航海がはじまって20日が過ぎようとしています。今までに行った島では人々はみんな明るい挨拶をしてくれました。挨拶がこんなにもうれしいものだと初めて分かりました。これからは自分から挨拶をしていこうと思います。

加藤 大樹 (東海大学海洋学部水産学科)
 今までに、ポンペイ、フナフチと2つの島に上陸しましたが、両島民とも、特に子供たちの無邪気な笑顔は、とても心に残るものとなっています。言葉は通じなくても、現地での挨拶と、笑顔があれば心が通じ合えるのでしょう。「ありがとう!!」

高久 正一 (東海大学工学部光学工学科)
 タヒチに着くと、復路になります。1日の時間は長く感じますが20日はとても速かったです。このまま研修航海があっとゆう間に終わってしまうのかな?残りの船上生活を今まで以上に楽しもうと思います。