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船時間 2001/02/21 12:00
日本時間 2001/02/21 11:00
天候  bc(晴れ)
風力  5
気温  28℃
雲量  3
風速  9.2m/sec
海水温度  27.4℃
風向  NE
気圧  1013h
湿度  77%
有義波高  3m
 
船長のコメント
 (天気図)航海当直の乗組員と練習学生は、1時間毎に気象、海象観測を行っているが、更に3時間毎にコンピューター気象観測を行い、インマルで気象庁に送信している(無料)。本日、ファクシミリ天気図の中の望星丸船位上に、気象記号が記載された。ワッチの人の努力が報われ、感無量である。

団長のコメント
2月20日 団長のコメント
 正午現在、北緯21度、東経148度、距離的には南鳥島とほぼ同じ距離で、マリアナ諸島の近海まで来ました。午前中はまだ公衆電話が使用可能でしたが、乗組員の方に聞くと使用できるのは今日いっぱいぐらいだそうです。
 船は相変らずのゆっくりとしたローリングを繰り返しているためにまっすぐ歩くことができず、上甲板にあるサロンでの団役員の食事は、ジェットコースターの中で食事をしている感じがしますが、乗組員の方に聞くと、今年は例年に無く揺れない年だと聞いてラッキーと思っています。
 天候は快晴で、夏の日差しを感じてきました。日中の学生の服装はTシャツに短パン、甲板に出る時はサングラスが必要になりました。果てしない水平線までの海のきらきらとした輝きは、見ていると時の経つのを忘れてしまいそうです。海の色は昨日の群青色からエメラルドブルーに変わり、毎日の海の色の変化に、膨大な海の広さと自然の面白さを実体験しています。
 今日から始まったプログラムは、午前中が紫垣先生の洋上講座「ルールを守ることの重要性について」とムーア先生の英会話「ポンペイ語と挨拶の仕方」でスタートしました。午後は洋上クラブも始まり、それぞれのクラブは顔合わせをして活動を開始しました。スポーツクラブは体がなまっていたせいか、すぐに大縄跳が始まりました。天文クラブは南十字星が見える位置に来たので夕方から観測を開始します。また、明日も海の色が変わるのが楽しみの一つとなりました。

2月20日 5班当直日誌より(1)
塚原 大介 (東海大学工学部精密機械工学科)
 海がだんだんと青くなってきました。とても暖かく過ごし易い気候です。日本にいるみなさんは元気でしょうか?そんな訳でまだまだ長い航海ですがとても楽しみです。

小山 尚文 (九州東海大学工学部機械システム工学科)
 出発時の寒さと今の暑さはぜんぜん違って熊本よりも暑いです。海と空がとてもきれいだけど少し陸が恋しくなってきましたが、それなりに充実した日々を送っています。

神谷 東樹 (東海大学工学部工業化学科)
 日本から離れて海が360度に見える光景はすごく気持ちがいいです。日本の情報がまったく入ってこないけど関係なく楽しい毎日を過ごしていてとても不思議な気分です。

加藤 大樹 (東海大学海洋学部海洋資源学科)
 晴れた日の甲板は朝も夜も最高!皆の顔を覚えてきたし、ゆっくり話せる友達もできた。これから、どんなことが待っているのかなぁ?

2月20日 5班当直日誌より(2)
梅林 孝浩 (東海大学教養学部国際学科)
 だんだん日が経つにつれて、暑くなってきた。あの少年時代の夏を思い出してきました。なんて海は広いのだろうかと、普段なんでもないことを思ってしまう自分がなんかかっこいい。とほほ・・・。

清水 誠人 (東海大学文学部史学科)
 夜の星が凄いです。寝ながら見ると星が揺れて見え、昔の人が「星は天から糸で吊るされている。」と言っていた気持ちが良く分かりました。海の上にいると、陸の上では経験出来なかった事が次々出てきて、これからの旅が楽しみです。

高久 正一 (東海大学工学部光学工学科)
 船酔いに負けている自分がいる。けれどこの研修航海に参加してよかった。陸では見れない、360度の水平線や夜の星空に感動している。本物を見ている。

大谷 吉範 (東海大学海洋学部海洋科学科)
 生活係と英会話クラブと両方でリーダーの掛け持ちしてるから思ったより多忙な毎日。でも生活そのものはさして問題もなく、体調もよい。だんだん友達が増えてくのが楽しい。さて40日でどれだけ筋力アップできるか?