『学校法人東海大学第46回海外研修航海』出港式を行いました
2月17日(火)、午後12時30分過ぎ、海洋調査研修船『望星丸』が静岡市の清水港を出港し、『学校法人東海大学第46回海外研修航海』が始まりました。
本教育プログラムは、望星丸で諸外国を巡り、異文化理解・環境保護・協調性の大切さなどを実践的に学ぶもので、本学園独自の特色ある教育活動のひとつです。
第46回の研修団は、東海大学海洋学部環境社会学科 岡田 喜裕教授 を団長に、東海大学海洋学部航海工学科4年次生の石田大也さんが学生長を務め、研修学生89名、団役員13名、望星丸の乗組員26名、乗船教官1名、海洋学部航海工学科の練習学生25名という構成で、総勢154名が参加しています。本航海の研修テーマは『Break Through to a New You~仲間と拓く未来の航路~』です。
出港に先立って、研修団のご家族・友人をはじめ、ご来賓、学園関係者ら多くの方々が参列し、『出港式』が東海大学付属翔洋高等学校・翔洋ホールで行われました。午前11時、『建学の歌』の斉唱で開式し、学校法人東海大学の松前義昭理事長は「訪問先では、様々な文化や諸事情に触れることになります。航海中は、船内という限られた空間での共同生活を通し、仲間と協調することの大事さを養っていただき、豊かな人間形成を育むことが重要だと思います」と研修団に向けて激励しました。
次いで、ご来賓を代表し東海大学東京都白鴎会会長の新井義一様より「研修航海は仲間と貴重な時間を過ごし、人生を切り開く有意義な経験です。体調に気をつけて素晴らしい航海にして下さい。」とのご祝辞をいただきました。
一方、研修団を代表し岡田団長が「研修テーマの下、船内での団体生活、現地での国際交流を通じて、集い、挑み、自ら考え、成し遂げることを約束します」、望星丸の荒木直行船長は「各種検査に合格し、望星丸は万全な状態です。何より安全航海に努め、3月26日には全員元気で清水港へ帰ってくることを約束いたします」、石田学生長が「この航海で多くのことを学び、また一つ成長した姿で清水の地に戻ることを約束します」と、これから海外研修航海に臨む決意をそれぞれ宣誓しました。その後、海外研修航海の『団旗』授与・花束贈呈が行われ閉式となりました。
式後、清水港・巴川口鉄道岸壁(通称)に移動した研修団は、見送りの方々と言葉を交わし、次々と望星丸に乗船しました。あいにくの雨模様の中、見送りの方々の大歓声に見送られ望星丸が警笛を鳴らし、出航しました。
第46回海外研修航海は、38日間にわたり石垣島(沖縄県)-ムアラ(ブルネイ・ダルサラーム国)-バンコク(タイ王国)-台中(台湾)-那覇(沖縄県)という5つの国・地域を巡り、3月26日(木)、清水港に帰港する予定です。