研修学生の皆さんにとって、38日間の研修航海すべてが貴重な行事といえるでしょう。ただし、ここでいう「行事」とは、大きく分けて「大学行事」と「研修団行事」の2つのことを指します。これらの「行事」のほとんどは、皆さんが主体的に創り上げていくことで、はじめて成り立つものです。積極的に取り組みつつ、協力して楽しい思い出を作っていきましょう。

大学行事

「行事」のうち、「大学行事」には「交流レセプション」と「洋上卒業式」があります。「大学行事」という名の通り、ともに東海大学の公的な式典としての色彩を帯びた大事な行事です。

交流レセプション
バンコクで現地の方々を望星丸の停泊するバンコク港にお招きして交流をはかります。貴重な異文化交流の機会であり、お互いの文化や社会を紹介したり、見つめ直したり出来る機会でもあります。「交流レセプション」では、日本の伝統や文化の紹介やパフォーマンスなどを準備する予定です。これらは、班や行事・洋上クラブとは別に、有志を募って乗船後に企画されます。

洋上卒業式
「洋上卒業式」とは、卒業する研修学生と乗船している航海工学科の実習学生のために、海外研修航海中に洋上で行う卒業式のことです。卒業生のうち、研修学生へは団長から、実習学生へは船長から学位記が授与されます。洋上での卒業式は研修航海に参加した学生のみが味わえる素晴らしい経験です。

研修団行事

「研修団行事」には「スポーツ大会」、「大学交流」、「卒業パーティー」、「フェアウェルパーティー」の4つがあります。いずれも研修学生の皆さんで企画から準備を進めていく重要な「行事」です。

スポーツ大会

狭い船内では運動不足になりがちです。この日ばかりは、思い切り汗をかきましょう。チームに分かれ、お互いに協力して親睦をより深めながら様々な種目に挑戦しましょう。なお、実施する種目などについても、研修学生で主体的に企画していきます。

大学交流
今回の海外研修航海では、それぞれ寄港地であるバンコクのモンクット王工科大学ラカバン校（KMITL）と台中の台湾東海大学を訪問します。その際に、現地の教育制度、教育環境を学び、現地の大学関係者との友好親善を図って行うのが「大学交流」です。現地大学側からさまざまな企画が提案される予定で、望星丸の側からも各大学との交流に向けて、日本の伝統芸能やサブカルチャーなどのパフォーマンスを準備する予定です。現地の大学生との交流は一般に英語で行われますが、現地の公用語のあいさつはぜひ出来るようにしておきましょう。

✻訪問する大学はどんなところ？✻

サイト名		URL
モンクット王工科大学 ラカバン校		http://www.kmitl.ac.th/
台湾東海大学		http://www.thu.edu.tw/

卒業パーティー
「洋上卒業式」の式典後に開催するのが「卒業パーティー」です。同じ第46回海外研修航海をともにした仲間の晴れ舞台と門出を祝うため、皆で力を合わせて素敵なパーティーを企画しましょう。

フェアウェルパーティー
今回の海外研修航海最後の行事です。このパーティーが終了するといよいよ清水港に帰港することになります。それぞれが新たな航路に出航していく門出のパーティーとも言えるでしょう。この研修航海での思い出を皆でしっかりと胸に刻みましょう。