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研修にむけて
さまざまな機会に
東海大学 学長 海外研修航海実行委員会委員長 山田 清志 |
勃興する熱きアジアの国々を訪れる第46回海外研修航海は、参加される皆さんの様々な思いと期待をのせて出帆いたします。ある時は夜空には満天の星を仰ぎながら、またある時は輝ける太陽の下に、アジアの港を巡る航海は強く皆さんの印象に残るでしょう。
船内生活という特殊な環境下での研修は、共同作業を通じて自主性と協調性を養います。また、訪問する国々での交流は、異文化への理解とその存在を受け入れる心を作ります。自国を見つめなおし、その素晴らしさを認知することで国際感覚が芽生えるのです。今回の訪問先の台湾、タイ王国には本学の協定大学があります。また、台湾とタイ王国には皆さんの先輩にあたる同窓生が第一線で活躍しており、東海大学同窓会が組織されております。皆さんには、是非とも本学の国際交流活動の最前線を見分して頂き、将来の参考にして貰いたいと考えております。
グローバル時代に突入し、情報の伝達と共有、経済の連鎖など、スピードにアクセルがかかり互いに影響を及ぼします。このような中、自然環境においては世界規模で破壊が進んでいます。訪問地では同年代の若者と意見を交わしてください。現実を見つめ、私たちが住むかけがえのない地球について考えてみましょう。
全行程38日間の研修航海は、陸では学べない、日本国内では学べない“何か”があります。海外研修航海は、みなさんに様々な機会を提供します。この機会を積極的に活用し、たくさんの貴重な体験を得られますよう願っております。
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