タイ王国は、東南アジアの中心に位置し、ミャンマー・ラオス・カンボジア・マレーシアと国境を接しています。東西交易の拠点であったため、インドや中国からの影響を受けつつ独自の文化が育まれてきました。

国土面積は約51万4000平方キロメートルで日本の約1.4倍あり、約6000万人の人々が暮らしています。熱帯性の気候で、年間の平均気温は約29度と高めです。季節は11月～２月の乾期、３月～５月の暑期、６月～10月のグリーン・シーズン（雨期）に分かれています。

バンコクは、タイ中南部、海岸線より30キロほど内陸に位置しています。かつて西洋の人々から「東洋のベニス」と称えられた美しい町です。タイの首都で、政治・経済・教育・文化の中心というだけでなく、インドシナ半島の経済圏の中心地でもあります。東京都よりやや小さめの面積で、50の区があり、人口は約910万人です。近年は先進的な国際都市へと発展しました。

バンコクの魅力は、東南アジアならではの活気に満ちた街の表情です。モダンな高層ビル群や巨大なショッピングモールの足元には、屋台での買い物や食事を楽しむ人々の姿が見られます。また、観光も大きな産業の１つになっていて、日本人、中国人、ヨーロッパ人、アメリカ人ら、多くの国から観光客が訪れます。由緒ある仏教寺院の黄金に輝く伽藍を望める王宮周辺、ノスタルジックな風情にあふれたチャイナタウン、トレンディなショッピングエリアなど見どころも多数あります。

本学は、海外拠点としてタイに東海大学ASEANオフィスを設置しており、バンコクの中心部と協定校のモンクット王ラカバン工科大学（KMITL)内の２か所に事務所を置いて活動しています。