望星丸船長挨拶

「海と船と」

 2016年4月から望星丸の船長をさせて頂いています、二見と申します。

私は1980年海洋学部航海工学専攻科卒業で、初めて外国に行ったのは、初代望星丸が廃船となり、第2望星丸の運航が始まった1979年だったと思います。その航海はグアム、サイパンに寄港する、高校生の海外研修航海でした。

近くても、我々練習生にとって船で行く初めての外国で、海が世界につながっているのを実感した航海でもありました。

今回の海外研修航海で寄港する港は、過去にも実績があり、関係の皆様方が事前準備も十分にされているので、安心して航海することができます。

約40日と長い航海になりますが、陸とは違う環境で、いろいろ制約のある中、楽しい船内生活が送れますよう、我々乗組員もサポートしていきたいと思っております。

これからの時代を生きる皆様にとりまして、この航海が意味あるものとなりますよう、お祈り申しあげます。

東海大学海洋調査研修船 望星丸 船長
二見 洋