航海日誌

3月19日ヌーンレポート

船時間 2018/03/19 12:00
日本時間 2018/03/19 09:30
天 候
海水温度 27.7 ℃
風 力 5
風 向 E
気 温 30.2℃
気 圧 1009.2hPa
風 速 9.3m/s
波 高 2.0 m

3月19日 航海日誌

団役員コメント

高野 誠二 団役員

本日22:00過ぎ、ビキニに最接近!!!でした。
え。水着のお姉さんの話ではなく、米軍が核実験を行ったビキニ環礁のことです。しかし時刻は夜。ブリッジから真っ暗な海をさんざん双眼鏡で眺めたが、何も見えず、ただレーダーに島影を見ただけで終わりました。残念でした。
せっかくマーシャル諸島まで来たのに、かの大事件の片鱗も感じることもなく終わってしまうのか? 否!実は昨日マジュロを歩いていて、その名残を見つけました。街の片隅にビキニ環礁地区とロンゲラップ環礁地区(この付近で第五福竜丸が被爆)の町役場がひっそりありました。放射能汚染地域は全島避難で、役場も避難継続中なのです。しばしその場にたたずみ、歴史を感じた時間でした。
学生たちには、学べることを、学ぶべきことを、目を皿のようにして探して欲しいなと願っています。

4班のレポート

北村 智美
(東海大学医療技術短期大学看護学科)

研修航海も残すところ10日を切りました。今までに増して皆が1日1日を大切に過ごしているように感じます。本日の洋上講座において、自己開示は信頼関係を築く第1歩であると学びました。自己開示にはまず自分自身を知ること、自己理解が必要です。自分だけでは気づけないこと、この研修航海を通して多くのことを皆に気づかせてもらった気がします。この航海に参加しなければ得られなかった気づきです。今、この日誌を書いている横では、奏でる部が明日の洋上卒業式にむけて演奏の練習をしています。演奏を聴いていると仲間と過ごした時間を思い出します。明日は卒業生だけでなく、研修団全員にとって思い出深い素敵な1日となるよう協力して行事を成功させたいです。

野月 あかり
(東海大学文学部日本文学科)

今日はマジュロを出港して1日目です。いつも出港した次の日は船酔いが酷いですが、昨日、点呼前に寝たので体調は良好でした。昼ご飯のモンブランは前々から楽しみにしていたので、食べられてよかったです。かなり甘めでしたが、冷たかったので美味しく食べることができました。明日は洋上卒業式なので、夜準備があります。本番が船酔いで欠席にならないように酔い止めを飲んで寝たいと思います。

安齋 奈央
(東海大学海洋学部環境社会学科)

昨日最後の寄港地・マーシャル諸島マジュロを出港してから日本への帰路に着きました。そして、今日で研修航海の終わりまで残り9日。もう航海が一桁の日数しかないのだと目に見えて感じられ、寂しい気持ちに駆られています。そして今回の第49回海外研修航海のテーマ「さがそう自分軸、みがこう地球人としての感性」に自分が最終的にどれほど応えることが出来るのかはまだ分からないですが、今までの航海において自身で経験してきたこと、残りの9日で経験できるであろうことを自分なりに持ち帰るべく、帰国の準備を進めたいと思います。

小澤 海鈴
(東海大学観光学部観光学科)

今日は、午前に洋上講座、午後は船内調査のインタビューを行いました。私は甲板部担当で、仕事の内容から普段なかなか聞けないような話まで聞かせていただきました。そして、明日はいよいよ洋上卒業式と卒業生を送る会です。波の影響で予定より早く、準備など協力して進めてきました。私は当日レクリエーション担当なので、みんなが楽しめるように精一杯努めたいと思います。研修航海も残りわずかです。1分1秒を仲間と大切に過ごし、研修航海を充実した内容にしたいと思います。

武田 愛理
(東海大学理学部数学科)

機関部へインタビュー形式の調査に行ってきました。機関室を見学し、減速機やプロペラ、造水機などの仕組みや、仕事内容について詳しく教えていただきました。以前の洋上講座で岩本機関長が「機関士が外へ出ないことが安全な航海を意味する」とおっしゃっていました。そして、今まで機関士の方とお会いすることがなかったということは、安全な航海であったということに気づきました。この航海を支える方々の話を聞くことができ、良い経験になりました。

田中 史織
(東海大学観光学部観光学科)

今日は船内調査を行いました。私は事務部について事務長の住吉さんにお話を伺いました。船の事務部は想像以上に業務が幅広く、それを住吉さん一人で管理していることに驚きました。また、自分たちの航海が色々な人に支えられていることを実感しました。今回の調査をもとにこれから壁新聞の作成をする予定です。午後には奏でる部の練習がありました。明日の洋上卒業式のために森山直太朗の「さくら」を練習しました。「さくら」は私が中学の卒業式で歌った思い出の曲です。今回卒業する先輩たちの思い出に残る演奏ができたらと思います。

鈴木 奈々実
(東海大学観光学部観光学科)

今日の講義はとても興味深い内容でした。講義内での自己分析を通し、自分だけでなく他人から自分はどう見えているのかを知ることができました。自分では気づかない部分もあり、より深く自己を知ることができたと感じます。また、乗船する前の自分と現在の自分では少しずつ変化があると今回の講義で知ることができました。普段の生活において自己分析する機会がなかったため、新たな気づきを得ることができました。

高田 佳保里
(東海大学体育学部体育学科)

今日は久々に波が高く、小窓には海水が打ち付けられ船の左右の揺れは大きいです。昨日、最後の寄港地のマジュロを出港し、日本入港まで残り10日間となりました。ホワイトボードにはカウントダウンの数字が書かれ、寂しさを感じさせます。洋上講座では自己分析をしたり、自分では気づいていなかった自己を研修団のみんなに教えてもらったりと自分を見つめ直す良い機会となりました。また、今回の研修航海に参加したこともそうですが、目の前に現れたチャンスはしっかり掴み、取り組み始めたら最後まで本気で取り組むことの重要さを改めて考えさせられました。仲間と過ごす残りの日々を大切に、より絆を深め、そして知識や視野を広めたいです。

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