船時間 2002/03/29 12:00
日本時間 2002/03/29 12:00
天候
o(薄曇)
風力
6
気温
19.6℃
雲量
10
風速
11.6m/sec
海水温度
19.3℃
風向
SE
気圧
1019h
湿度
76%
有義波高
3.7m
 
船長のコメント
(海は心のふるさと)
 研修生全員が船体整備をしてくれている。その風景は圧巻であり、頭のさがる思いである。「子供の時、お母さんが教えてくれた。海は私のふるさとだ。海の風に吹かれながら、波に揺られながら、私はあなたを育ててきた。海は海、あなたは私のふるさと。」中国の留学生の方が歌っていた。

団役員のコメント
すでに小笠原周辺に望星丸は達し、日本へ戻ってきました。
朝の点呼時の風も、夏の風でなく、春の風に変わり、Tシャツ・短パンでは少し肌寒く感じるようになりました。
冬の日本を出港し、夏の南太平洋をすごし40日ぶりに春の日本に帰ってきました。

今日は、母島、父島周辺を通り、ホエール・ウォッチングをしました。
母島の近くから、時折鯨が見えるようになってきました。
午前中は乗組員の方々にあそこにいると指摘されてもなかなか発見できず悔しがっていたのですが、昼食後より、たびたびザトウクジラを見ることができました。
親子のザトウクジラがジャンプするところ(ブリーチング)や、両方の胸びれを見せながら泳ぐところが見えました。
ザトウクジラがジャンプするたびに、研修生は大きな歓声をあげていました。

母島、父島の近くでは携帯電話も通じ、昨日から携帯の充電に励んでいた研修生は、懐かしい友の声に喜んでいました。
そろそろ報告書の作成も終わり、帰国に備えた荷造り、携帯の番号交換に忙しくなっています。
「清水には友達が来る」という研修生がいると思えば、「迎えに来てもらえるように電話をしなければ」という研修生もいて、思いはすでに日本へと飛んでいます。
夜には、学生長主催の「語らう会」があり、研修航海の思い出話が尽きませんでした。(土屋守正)

3月28日 11班当直日誌より
渕上 槙子
(九州東海大学農学部応用植物科学科)
今日はクジラを見た!!!めっちゃ感動!すごいって言葉しかでてこなかった。
最後にみれてほんとによかった。もう、残り4日。この航海でみんなと出会えた事に感謝するし、この研修に参加させてくれたお父さん、お母さん本当にありがとう。感謝してます。

小田島 麻紀
(東海大学教養学部生活学科生活科学課程)
クジラが跳ねるという事が今日の発見でした!常識なの!?
この航海ももうすぐ終わってしまうらしい…。ショック!!みんなとまだ離れたくないよ〜(;。;)
こんなにたくさんの事を学ぶ事ができるなんて最初は思ってもみなかった。
ほんとにみんなにありがとう★

伊藤 香織
(東海大学医学部医学科)
今日はクジラを見る事ができて本当に幸せな気分になったよー。
旅ももう終わりだけれど、最後に素敵なプレゼントをもらえた感じです。
色々な事があって沢山の人と触れ合え、多くの事を感じ学べたこの航海研修、参加してよかったです。すべての人に感謝!!

飯島 千帆
(医療技術短期大学第一看護学科)
クジラが見れたよ!すっごーい感激☆さらに携帯の電波がつながって、家族と友達にTELができたんだよ。今日はいい事ばっかり幸せー!いや、それは違う。
荷作りしてたらすごく悲しい気分になっちゃったんだ。
えーん、みんなと離れるの寂しいよー!!!

山村 順子
(東海大学海洋学部水産学科水産資源開発課程)
ザトウクジラを見る事ができた。遠くにしおが見えた時は、それだけで感動したけど、近づいて目の前で背中、尾鰭が見えた時は感動のあまり泣けてしまった。
今日だけで半日以上ブリッジにいた。
海から最後に大きなプレゼントをもらった気持ちでいっぱいになった。

陳 剣
(東海大学工学部経営工学科)
みなさん、ただいま!もうちょいで日本に帰ってくるよ!みんな元気?
もう私のことは覚えてへんでしょう!わるいけど、自分も船旅は超楽しくてもう全然日本に帰りたくないほど。一緒に旅した仲間たちと離れたくない。
いい思い出が沢山出来て、帰ってから皆で分かち合おうね!
馬場さん、桃子、麗由、3月31日清水港の日の出埠頭でね!お楽しみ!

岡野 菜々
(東海大学教養学部芸術学科デザイン学課程)
今日みたクジラで「癒される」ってこういう事って知りました。
船に乗って感受性が豊かになって、でも感覚はマヒしている、そんな自分に、あーゆーのは直にきます。
船の生活は考える時間もなくて、いつもは考えすぎな自分とは別人のようになっています。
そんな自分に気づかせてくれた海、望星丸、みんな、クジラ、どうもありがとう。
今、幸せです。