船時間 2002/03/28 12:00
日本時間 2002/03/28 12:00
天候
b(快晴)
風力
4
気温
21.5℃
雲量
1
風速
7.3m/sec
海水温度
19.6℃
風向
NE
気圧
1016.2h
湿度
61%
有義波高
2.9m
 
船長のコメント
(鯨)
 鯨類は、いずれも水圏に分布している哺乳動物の一群です。大型のものは鯨(Whale)と呼ばれ、小型のものは、イルカ(Dolphin)と呼ばれています。シロナガスクジラに代表されるひげ鯨類と、マッコウクジラに代表される歯鯨類に大別されます。肺呼吸や、先祖が陸上生活をしていた名残りや、混血動物であるなどの特徴があります。

団役員のコメント
今日はフリーデーで、点呼も午後1時半でしたので、朝ご飯を食べに来た研修生は3人だけでした。昨日の感動的な卒業式とパーティを思う存分味わった後、皆疲れ果てたのかもしれません。昼近くまで、望星丸の中は静まり返っていました。しかし、その間に、後部マストに登らせてもらった人もいます。私もその一人でした。20メートルの高さから見た地平線までの距離は半径20キロメートルだそうです。地平線までの20キロメートルを360度見渡しても、大海原が拡がるだけで人っ子一人見当たりませんでした(実は一等航海士が安全保護のためにそばに付き添ってくださっていましたが)。見えるものは青空と穏やかな海と足元に小さくなった望星丸だけ。不思議な体験でした。学生食堂に戻り、点呼をとった時には100人くらいの人と共にいましたが、マストの上での静謐な雰囲気はまだ残っていました。
研修生はその後アンケートの記入、報告書作成、さよならパーティの準備と忙しく、また、望星丸は賑やかになりました。また、望星丸Tシャツの注文募集もありました。帰国後、研修生たちは望星丸Tシャツを着て思い出の詰まった研修航海を懐かしむことでしょう。明日は小笠原に近づくそうです。ホエールウォッチングもできるかもしれません。楽しみです。うれしいことに今、海はとても静かです。こんなに行いの良い人々の集まりだったとは知りませんでした。(斉木ゆかり)

3月27日 3班当直日誌より
永田 徹
(東海大学海洋学部海洋資源学科)
今日は点呼が一時半だったので朝早く起きなくてすみ、大変爽快な寝起きであった。ただ、午後からはさよならパーティーの隠し芸の練習等で、てんてこまいに忙しかった。
もうあと、この研修航海も残すところ四日となり、船で出会えた仲間とも離れ離れになると思うと凄く寂しい気がする。思えばこの45日間長いようで短い航海だった。
何故楽しい時間は瞬く間に過ぎ去ってしまうのだろう?残りは少ないが仲間と共に過ごす時間を大切にしていきたい。
明日はホエールウォッチング!絶対に鯨を見てやる!!

新保 直樹
(東海大学理学部物理学科)
今日は一時半に点呼がありその後報告書の作成と研修航海に対するアンケートを行った。
報告書やアンケートを書いているとこの航海ももうすぐ終わりなんだなとしみじみ思う。
研修航海も後残り4日しかない。残り少ない時間を大切にし有意義な時間を仲間とともに過ごしていきたい。

月井 みちしる
(東海大学工学部建築学科)
今日は、夜中に山田りるちゃんと今村りえちゃんの皆の手造りによる誕生日会をやった。皆、大声で歌って精いっぱい二人を祝福した。こんな盛大な誕生日会は今まで見たことがない。
この航海にきてから一ヶ月半の間に十数人の人達の誕生日を祝ったが、どれもすばらしい誕生日会だった。そしてそのたびにこの船の仲間のあったかさに感動した。
旅はもう終わるが、このあったかい仲間との友情はずっと続くと思うとうれしくなる。

島田 謙志
(東海大学工学部電気工学科)
今日の日の入りは、雲が全面オレンジ色に染まる中、静かにその形を消していった。
このような素晴らしい景色を皆で見れるのも、残り3日余りなんだな〜と感慨深く、それを見守った。
夜は船長・団長主催による班長慰労会を行っていただき、改めてこの航海研修に参加できた喜びを感じるとともに、多くの良き友達に出会えたことに感謝したい。

中野 貴博
(東海大学政治経済学部政治学科)
この航海が始まって41日目。今日はいろいろな報告書を書き上げていた。
書き上げていくうちに、今までの思いが次から次へと思いだされてきて胸がしめつけられる思いになった。
大袈裟かもしれないけど、この航海で本当の自分自身が分かった気がする。だから、あと残り4日全力でつっぱしりたい。

小野山 太
(東海大学海洋学部水産学科増殖課程)
この楽しかった航海も残りわずか、いろんな事が思い出となって沸き上がってくる。
あと4日しかないと思うのではなく、まだ4日も残っているという気持ちで毎日を過ごしていきたい。この航海で学んだことはいっぱいある。それをこれからの人生の中で生かしていけたら素晴らしいと思う。

鈴木 芳洋
(北海道東海大学工学部海洋環境学科)
この研修航海も残すところあと4日。最近誰もが夜遅くまで起きている。
僕を含め、みんな寝ることがもったいないと感じているのだと思う。
今までに出来た思い出もたくさんあるけど、みんなあと4日で出来る限りたくさんの思い出を作ろうとしているように思う。残された時間をみんなで素晴らしいものにしたい。