船時間 2002/03/11 12:00
日本時間 2002/03/11 11:00
天候
bc(晴れ)
風力
5
気温
26.2℃
雲量
4
風速
10.2m/sec
海水温度
26.1℃
風向
SE
気圧
1011.7h
湿度
68%
有義波高
3m
 
船長のコメント
(望郷-5)
 1974年(昭和49年)ヌーメア初入港以来、今年(2002年)までの28年間で9回寄港している。日系の方も4世5世の時代で約20カ国以上の混血が進み、日本人の血が流れている感覚はないという。ニッケル鉱山や高級リゾート地再開発で活気にあふれている.アメデ灯台を見て出港。

団役員のコメント
 点呼時の気温が24.5℃で風も涼しく感じる朝を迎えたが、船の揺れがだんだん激しくなり、食堂の窓を波しぶきが洗っていく程になった。このため具合の悪化する学生が増えはじめ、さらには次の英会話のパネラー3人もダウンしてしまったので、英会話および午後の予定を全て中止する事に決定した。今日の揺れは船に慣れたつもりの学生諸君にとってもつらい経験となったようで、自然の厳しさ、海の荒々しさを改めて身をもって感じさせられた1日である。このような研修学生の状況を司厨部の皆さんが配慮されて、少しでも食べやすいようにと昼のメニューを冷麦に変更していただいた。司厨部の皆さんの思いやりの気持ちが学生にも伝わってくれたことを期待したい。
 ともかく午後の行事が中止になった事で、こんなにのんびり出来たのは乗船以来初めてのような気がする。研修航海の目的との兼ね合いもあるが、もう少し余裕のある日程を組んで今日のようにのんびりと過ごし、大自然と対面するような日も必要であろう。ただし学生諸君は明後日の船上パーティーの準備に大忙しで申し訳ないが。
 また昨夜の帰船後、数人の学生と星座の写真を撮りに行ったが市内とは違って、天の川をはじめオリオン座・シリウス・カノープス・にせ十字・南十字星・ケンタウルス座α・βといった星空を彩る有名な星々を天頂から水平線にかけて一望することが出来、南半球に来たという実感が湧いてくる。ここに来ていない学生諸君にもいつかこの素晴らしい星空を見てもらい、宇宙の広大さに思いを馳せると共に記憶にしっかりと焼き付けて欲しいと願う。1時間足らずの間に10個近い流れ星を見ることが出来たが、願いをかける余裕はなかった。(立原祥弘)

3月10日 14班当直日誌より
渡辺 美喜子
(東海大学工学部電気工学科)
みなさん元気ですか?私はとっても元気ですし、船の振れも絶好調です。右舷側は20度も傾き、いつもスターツアーズな気分です。今日はベッドの2階から落ちないようにがんばります。
日増しに黒くなっていく自分が怖いみきこでした。

山崎 由有子
(北海道東海大学工学部海洋開発工学科)
ヌーメアを離れて一日経過しました。アトラクションに乗っているような毎日ですが、現在、私が思うことは心身ともに強くなるのが先か、船恐怖症になるのが先かということです。
本当にどちらが先に来るのでしょうか。自分でも興味深い問題であると思います。

遠田 まり子
(短期大学部情報・ネットワーク学科情報マネージメント履修モデル)
今日は久々の大きい揺れで何人かダウンしてしまった人がいたために、いくつかの予定が延期されました。そのため自由時間となり友達2人の髪を切ったり筋トレをしたり、手紙を書いたりしてとても充実した一日を過ごしました。

横山 由美
(東海大学文学部広報学科情報社会課程)
Bonjour! ニューカレドニアのアメデ島でダイヴィングをした時、マンタを見ました。海はとっても奇麗だったよ。今日は初めて船酔いしました。すぐに良くなったけど、船酔いしている友人の大変さがよくわかりました。はやくブリスベンに着くといいな。

山脇 真唯子
(北海道東海大学工学部海洋開発工学科)
今日は船の揺れがすごくて、朝からダウンしていました。でも、船上パーティーが近いので準備もすすめなくてはいけなく、みんな忙しそうでした。今日の予定は大幅になくなって自由な時間を自由にすごせました。

椿 育子
(北海道東海大学芸術工学部デザイン学科)
船旅も半分以上が過ぎ、あさってのオーストラリアで日本へ折りかえすことになります。
そこからは、帰路をたどりつつ、ポンペイへ向かい、航海も終わりに近づきます。
長い間船に揺られていると、上陸の嬉しさもひとしお。ブリスベンも待ち遠しいです。

小林 桂子
(東海大学海洋学部海洋土木工学科)
清水を出港したのが昨日のように思い出されます。ニューカレドニアからオーストラリアまでの短い距離なのに、低気圧のおかげで、船は大荒れです。おかげで私も船酔いで大荒れです。
早く陸地に着いてほしい。