船時間 2002/03/18 12:00
日本時間 2002/03/18 10:30
天候
bc(晴れ)
風力
4
気温
30℃
雲量
3
風速
5.8m/sec
海水温度
30℃
風向
NE
気圧
1009h
湿度
87%
有義波高
0.8m
 
船長のコメント
(Dead Calm)
 さんご海からソロモン海に入った。海は驚くほど静かである。船がゆれないと人は幸福な気持ちになれるのに、どうして英語ではDeadという言葉を使うのであろうか。
毎日走っている。プロ級のランナーの先生の後について走るのは死ぬほど苦しいが終わった後は、爽快で幸福な気持ちになれる。

団役員のコメント
 ブリスベン出港後は船の進路が北向きとなり、再び赤道へ向かって更には日本に向けての最後の航海を続けています。今日は気温の上昇と共に湿度が87%ともなり空気が身体にまとわりつく様な感じで、赤道に近づいている事を実感している。午前中に2つの洋上講座が行なわれ、11回の洋上講座すべてが予定通り終了した。明日は最後の英会話教室が開かれて全ての講座・教室が終了となり、いよいよ研修航海も最終段階を迎え学生諸君も義務から開放されてホッとする事だろう??
 その一方で彼らは残された行事のスポーツ大会・卒業記念パーティー・さよならパーティーへ向けて既に自主的に準備を始めており、彼らの積極的な姿勢には今回も感心させられる。スポーツ大会では我々団役員のために体力を使わない競技も用意されているそうであるが、喜ぶべきか悲しむべきか・・・?その準備と共に別れの近づいている事から毎晩遅くまで(3時・4時過ぎまで)、多くの学生が食堂で名残を惜しんでおり、昨夜は私も含めて数人の先生が彼らと付き合ったが、最後まではもたなかった。皆、明日の朝は大丈夫かな・・・。学生の間には様々な行事を通して強い仲間意識が芽生えてこの時とばかりに寝る間も惜しんで打合せや話を続けているが、この航海を通して友情を育み一生の友達を得てくれたに違いない。(立原祥弘)

3月17日 7班当直日誌より
御代 浩一郎
(東海大学工学部電気工学科)
昨夜は雲が少なく、とても奇麗な星空だった。船首には北斗七星、船尾には南十字星が見えて、針路を北にとっているのが星でも確認出来る。日本に向かっているのだな〜。残り約2週間でこの航海も終わりとなり、なにか寂しい気持ちになった。

稲葉 恭知
(東海大学開発工学部情報通信工学科)
ついにブリスベン、ポンペイ間で野生のイルカを見ることが出来ました。望星丸のすぐそばを泳いでいたのでジャンプの瞬間を直に見ることができ、最高の思い出の1つになりました。

大木 聡之
(東海大学海洋学部海洋資源学科)
残す寄港地も一つとなり、研修航海も終盤。
長いようで短く、短いようで長い船旅、といった感じです。

田代 茂
(東海大学政治経済学部経済学科)
予備調査と船上パーティーの報告書の作成に追われてます。
早くこれから解放されて残り少ない研修航海を思いっきり楽しみたい。

原 浩士
(東海大学工学部生産機械工学科)
先日、ブリスベンを出港しました。
ブリスベンには中学の時の同級生が高校一年のときから住んでいて、彼とホテルで会うことが出来ました。いつか遊びに行きたかったブリスベンに、このようなかたちで行くことができて、本当によかったです。

藤川 俊秀
(東海大学海洋学部海洋土木工学科)
寄港地としては、ついに残すところ、ポンペイのみになりました。月日が早く感じられます。
でも、なぜかこの船から降りる気配が全くありません。
それほどこの旅の居心地がいいのかもしれません・・・。

島津 和久
(東海大学工学部土木工学科)
今日、一等航海士の方が今までに撮られた写真を皆で見ました。
どうでもいいことでバカ笑いしたりした日々が、なんか昨日のことのように感じます。
この仲間との旅ももうすぐ終わってしまいますが、引き続きバカみたいに笑っていこうと思います。