船時間 2002/02/22 12:00
日本時間 2002/02/22 09:30
天候
c(薄曇)
風力
5
気温
28.4℃
雲量
9
風速
10.2m/sec
海水温度
28.3℃
風向
ENE
気圧
1011.8h
湿度
84%
有義波高
3m
 
船長のコメント
(昼9夜8船6)
 「ちゅうくや、はっせんろく」と読むらしい。電気のない旧き良き帆船時代の頃、陸上の昼間の宴席で相手のグラスにお酒を9分目までついでも明るいので大丈夫。夜は薄暗いので8分目にしておかないと、誤って溢れさせてしまう。船だと揺れるので6分目にしておかないと、こぼれてしまう。

団役員のコメント
清水を出港してから、今日でちょうど一週間が経ちました。
最近は船酔いで不調を訴える人も少なくなり、朝からブリッジやマストに上って、360度見渡す限り、海、海、海・・・の景色を眺めて楽しんでいる私たちですが、今日は何かいつもと違っていました。
「ビキニ環礁に近づくのは14時ごろなんですよね?」「イルカや鯨が見えるって聞いたんですけど、本当に見えますか?」
どうやら、今日ばかりは、私たちの関心は海ではなく、別のところにあるようでした。
しかし、望星丸の乗組員の方々にお話をうかがうと、「運がよければ見えるかもしれない。」とのこと。すっかりその気になっていた私たちは、あらためて厳しい海の現実に直面することになり、祈る気持ちで待っていると、「左舷前方にビキニ環礁が見えます!」という嬉しい知らせが船内に響き渡りました。
その瞬間、一斉に全員が後部甲板へ、ブリッジへと散らばり、いつもは満員の学生食堂も全く人影なし。船長を始めとする乗組員の方々からの、そして、自然からの素敵な「贈り物」に、研修団全員が感動した一日でした。
さて、次は、待望のマジュロです。今度は「見る」だけではなく、さらに多くの体験ができそうです。そのためには、まず、しっかりと上陸の準備をしなければ・・・。また、明日から忙しくなりそうです。
そういえば、今日、もうひとつの嬉しい知らせが、日本から望星丸に届きました。その内容については、後日あらためて、お知らせすることにしましょう。
それでは、また。(佐藤弘幸)

2月21日 4班当直日誌より
田中 伸幸
(東海大学法学部法律学科)
本日は航海7日目、時差も2時間になりました。今日のニュースは、船の上から初めて陸が見えたことです。順調な航海にチョット寄り道!ビキニ環礁に近づきました。
あと2日ぐらいで一つめの島に着くそうです。今からとても楽しみです!!



箕川 健太郎
(東海大学海洋学部海洋資源学科)
この航海にも慣れてきた今日この頃、自分で持ってきたサッカーボールを自ら海に蹴り込んでしまい、さようならをしてしまった。俺の愛するサッカーボールよ、サッカーを知らない国に辿り着いたら、サッカーの楽しさを伝えてくれ。今までありがとーう!

浜田 聡
(北海道東海大学工学部海洋環境学科)
今日でやっと7日目です。陸がそろそろ恋しくなってきました。みんなは飛魚を見てるのに自分だけまだみていません。悲しいです。それと浜田家のみなさんメールありがとうございました。
みんな喜んでいました。息子はがんばっています。

近藤 裕志
(九州東海大学農学部応用植物科学科)
いまは外国に行っている実感があんまりわいていません。あえて言うなれば、今の自分達の時計より日本の人達は2時間遅く生活しているそうだという事です。でもこれも、あまり信じられないです。
次に着いた島が日本やったらおもろいのになぁー!!

山本 祥史
(東海大学海洋学部水産学科水産資源開発課程)
島だ、島が見えた!航海七日目にして初めて水平線以外のものを見た。大航海時代、船乗り達はこのちっぽけな島影を見て何を感じたのだろう。とまあ、そんな事を考えたり考えなかったりしながら、間近に迫った初上陸を待ち遠しく思う。

小川 洋平
(東海大学工学部航空宇宙学科)
毎日まわりを見渡せば海、海、海!がしかし、な、なんと出港から七日目にして島を発見。
海に浮かぶ島々を発見したときの感動は四つ葉のクローバーを発見したときよりサイコー!
わかりにくい例えですが、ホンマ感動で目がうるうるでした。まもなくマジュロに上陸。

戸上 直樹
(東海大学工学部電気工学科)
「海は広いな大きいなぁ〜!」なんて良く歌っていましたが、今回の研修で身をもって地球・海の雄大さを感じる事ができました。この3日間風邪で休んでいましたが、それも良くなったので、残りの旅を素晴らしい仲間達と共に素敵な旅にしていきたい!!