船時間 2002/02/20 12:00
日本時間 2002/02/20 10:30
天候
bc(晴れ)
風力
6
気温
27.8℃
雲量
2
風速
11.0m/sec
海水温度
27.6℃
風向
ENE
気圧
1013.7h
湿度
78%
有義波高
4.3m
 
船長のコメント
(ガリレオ)
木星が鮮やかに輝いている。米国の無人探査機ガリレオは、燃料をほぼ使い果たし今年1月木星に突入する向きに変え来年9月木星の大気の中で燃え尽き探査を終える。1989年打ち上げられた。木星に生命の存在する望みは消えたが、28個ある衛星のうちエウロパに氷の下に海がある可能性が推測されている。

団役員のコメント
気温26℃、晴れ。昨日に引き続き洋上講座と英会話が行われたが、疲れと船酔いのためか、かなりの学生が欠席した。講義の途中で退室する学生も何人かいた。
洋上講座は荒木船長による『望星丸の概要』で、望星丸以前の船の特徴や出来事をユーモアを交えて話され、大きな笑い声が上がった。続いて本船の安全性と高性能ぶりが説明され、学生達の不安感も一掃されたに違いない。最後にはご自慢のピアノ演奏も披露され、大きな拍手が沸きあがった。
今日の英会話教室は、学生同士がお互いに質問し合いながら該当する学生を探していく内容で、学生達は食堂内を動き回って積極的に会話せざるを得ない。多少具合の悪い学生も動き回って英語で質問を繰り返しているうちに船酔いも何処へやらといった感じで、あっという間に40分がたってしまった。非常に工夫されたアクティブな授業であった。
午後の各クラブ活動も参加者は少なかったが、活動を開始する。天文クラブは参加者が昨日の約半数となってしまったので、今夜見えるであろう南十字星の見方をガイダンスして終了した。部員は昨夜のすばらしい星空に感激し、今後の活動に期待をもったようである。
夕食のころから波高とうねりが強まり、へさきから巻き上がった波がサロンの窓を滝のように流れ落ちる回数がかなり増えてきた。エンジンの心強い振動と共に波を打つドシーンという音が船底からしきりに聞こえてくるが、望星丸は力強く順調に航海を続けている。疲れ気味の学生や船酔いの学生も見られるが、夕食後は食堂でゲームをしたり会話をしたりと船内生活にも慣れて来たようである。また学生達の行動も、団役員から提案される前に自分達で話し合って決定するなど、自発的な行動が随所に見られ非常に積極的で心強い限りである。
この積極性と自発性を今後も発揮してくれることを期待する。
さて、明日は朝寝坊もできるHappy Day??。何がハッピーかは明日のレポートをお楽しみに。(立原祥弘)

2月19日 2班当直日誌より
中村 聡
(東海大学海洋学部海洋資源学科)
今回2度目の海外研修航海ですが、前回とは違った楽しさがあります。
学年も一番上ということで、しっかりしなくてはという責任感を感じながらも、船の揺れによる精神的ダメージが悩みの種ですが、最後まで頑張ろうと思います。

木原 徹也
(北海道東海大学工学部海洋環境学科)
海外研修航海が、はじまって5日が経った。今日は、最高に揺れが激しい日です。
どうやら低気圧に向かってるらしい。まるで一日中ジェットコースターに乗っている気分です。
早くマジュロに着きたいと思っている、今日この頃です。

吉田 大樹
(東海大学教養学部芸術学科美術学課程)
出港時は自分に酔わず船に酔った。昨日は海におぼれず酒におぼれた。
昨日までに波の揺れに慣れたと思ったら、今日は、さらに激しい揺れで耐えきれないかもしれない。
航海はまだ始まったばかり。陸では学べない事を一日一つ見つけていきたい。

小林 哲人
(東海大学開発工学部情報通信工学科)
船の旅は、初めてだったので緊張と不安でいっぱいだった。
ところが、出港から昨日まで、体調もよく楽しく過ごせた。
しかし、今日は、船の揺れもあり体調が優れなかった。
でも、いろいろ楽しいことがあるのでこれからも楽しくやっていけそうだ。

細川 達則
(東海大学工学部経営工学科)
船が揺れて揺れて、毎日が拷問です。ママ早く助けて。

小野 慶典
(東海大学海洋学部海洋科学科)
始めは船の揺れに戸惑いを隠せずにいたが、今では揺れが気持ちよくなってきた。
・・・末期症状かな。人の名前も間違えるようになってきた・・・。
マジュロに着いたら思いっきりバカンスを楽しんでやるぞ!

榊原 洋介
(東海大学法学部法律学科)
出港してから、1日、2日は船酔いして気持ち悪かったけど、今は船の生活にも慣れ、毎日楽しいです。最高!!