船時間 2002/03/26 12:00
日本時間 2002/03/26 11:00
天候
bc(晴れ)
風力
4
気温
27.4℃
雲量
7
風速
7.1m/sec
海水温度
27.5℃
風向
NE
気圧
1013.2h
湿度
78%
有義波高
2.3m
 
船長のコメント
(洋上卒業式)
 「洋上卒業式を夢見て研修航海に参加しました。」とか「研修航海に憧れて東海大学に入学しました。」という声を聞くと頭の下がる思いである。やや雲は多いが海は穏やかである。船外には世界一広い太平洋があり、船内には苦楽を共にした仲間がいる。
心のこもった手作りの洋上卒業式が午後開かれる。

団役員のコメント
 出港当時はまだまだ先が長いと思っていた研修航海も、今日を含めて残り1週間となってしまいました。最近の挨拶は『研修航海もあと僅かだねー!』『そうだね、もっと望星丸に乗っていたいよ』、『最初の寄港地マジュロまでは非常に長く感じたけれど、その後はアッという間に過ぎてしまった気がするね』『その通り、アッという間だったなー』と、お互いに名残惜しい気持ちが込められた挨拶となって来た。
 この航海における学生達の日頃の行動を見ていると、この研修団においては97名全員が強い絆で結ばれた友達となったと言っても過言では無いであろう。彼らが実感したであろう地球の大きさ・自然の素晴らしさ、さらに航海中に体験した様々な出来事を通して友情が芽生え日毎に強い絆で結ばれていった様子が目に浮かんできます。残り少なくなった日程の中で彼らは毎日夜遅くまで(正確には明け方まで?)話し込んだり全員がお互いに贈りあう色紙の寄せ書き作りに励んでいる。この望星丸で得た友達を一生のものとしていきたい、そんな彼らの願いを込めた寄せ書きである。そして何年後かにはこのお世話になった望星丸で同窓会を開き再会をしたいと全員が願っている。この希望がかない君達の友情が一生続いていくことを、我々研修団役員も心から願い応援している。
君達の人生にBON VOYAGE。
 私にとっては2回目の航海でしたが、前回にもまして素晴らしい団役員の先生方や研修学生の皆さんと航海でき、沢山の楽しい思い出を作れた事を心から感謝しています。また望星丸から毎日見る広大な海の優しさ・逞しさ、そして時に見せる荒々しさを体験し、南十字とそこに広がる満天の星空を見たことも強く印象に残っています。(立原祥弘)

3月25日 1班当直日誌より
中本 健二郎
(東海大学工学部光学工学科)
昨日から船の揺れが大きく、みんなダウンしている。僕は昨日より元気になったが、寝ている暇はない。今日から報告書や、さよならパーティーでの音楽クラブの出し物、班での出し物、色々めじろおし!残りの日数を大事したい。

宮崎 潤一
(東海大学政治経済学部経済学科)
昨日、最後の寄港地ポンペイを後にし、清水に向かって船は進んでいる。ポンペイではこの航海で一番の驚きと喜びがあった。ポンペイ最後の夜に行われた船上パーティーで、10年ぶりの友に再会した。世界は広いようで狭い。

橋本 匡広
(東海大学工学部生産機械工学科)
今、日本に向かっている。帰るのに一週間近くかかる旅には不思議な感じがする。
この研修航海も残すところ、あと6日となった。一日一日が大切だ。まだ行事があるので、最後の最後まで全力で行きたい。

菅野 幸雄
(北海道東海大学工学部海洋環境学科)
これを打っている横で、皆、部屋の片付けをしてる。我家と呼んだベッドともお引越し。
笑ってるけどやはり切ない。これからの6日間もあっという間に過ぎそうだ。ってヘコんでる場合じゃないや、がんばんべー。

蛯原 崇文
(東海大学海洋学部水産学科水産資源開発課程)
最後の寄港地、ポンペイもすぎて、もうすぐ日本である。45日間があっと言う間に過ぎ去った。色々な事もあって、すべての日々が最高だった。残りの6日間を大切に過ごしていきたいと思う。

春田 剛
(東海大学海洋学部海洋工学科)
最近、ぼくの腸はお疲れぎみ、ポンペイを出て、気がゆるんで、疲れがでたのかな?
さて、この航海も残すところ、あとわずかとなりました。みんなといられるこの時間を体で感じ、心から楽しみたいです。桜がみたいよー。