実行委員会委員長挨拶
「海・宇宙(ソラ)・友人そして平和」
学校法人東海大学 海外研修航海実行委員会 委員長
東海大学 学長補佐・国際部長
吉川 直人
大海原、水平線に浮かぶ島、雲の湧き上がる空、満天の星、皆さんが普段見ることのない風景です。感じるものは海上を渡る風と船上にそそぐ光です。太平洋の海原を進む航海を満喫してください。まず、自然を感じ、世界の環境を考えてみてください。また、今回の研修航海では、皆既日食を船上から観察することができると思います。日食を見て、夜空の星を仰ぎ、宇宙の神秘を感じ、分からないことに興味をもって下さい。
第47回海外研修航海では、沖縄から始まり、コロール(パラオ共和国)、ラバウル(パプアニューギニア独立国)、ポンペイ(ミクロネシア連邦)という太平洋の島々、国々を訪問します。これらの場所は太平洋戦争の激戦地です。この訪問地で、戦争の足跡をたどり、平和を考えてみてください。戦争の悲惨さを考えてください。
また、今回は全行程34日間の研修航海です。この長い期間を限られたスペースの船内で112人の皆さんが快く過ごすためには、皆が協調性を持つと同時に、ひとりひとりが、積極的に自分のことを行うという自主性が必要です。この協調性と自主性も是非、皆さんに学んでもらいたいスキルです。
34日間の研修航海で、皆さんは沢山の新しい経験をして、様々な学ぶ機会に遭遇すると思います。この機会を逃さずに、多くのことを学び、色々なスキルを習得してきてください。
3月27日に清水港で待っていますので、三保の事前研修会で、皆さんと約束したように「皆で助け合い、元気で帰ってきてください。」