カレンダー

2012年2月
    3月 »
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
272829  

研修航海カテゴリー
最新記事
研修航海サイドメニュー
望星丸現在地

気象衛星MTSATの画像で見る 望星丸の位置と周辺の状況

情報提供
・東海大学情報技術センター
・東海大学宇宙情報センター

航海日誌

2月21日

船時間 2012/02/21 12:00
日本時間 2012/02/21 12:00

天候 bc(晴れ)
海水温度 30.3℃
風力 5
風向 E
気温 29.0℃
気圧 1009.4h
風速 8.1m/sec
波高 –m

■ 2月21日 団役員コメント

いよいよ最初の寄港地コロールへ上陸する日が来ました。突然のスコールのために登舷礼(とうげんれい)は取り止めとなりましたが、入国手続から始まる島内研修は団役員の予想を超えて順調に進行しました。
ここに至るまでに船内で様々な学生達による活動が行われ、各自が集団行動の本当の難しさに気づきはじめたことがこうした結果に結びついているように感じます。
島内研修では学生長と副学生長の3名が日本大使館とパラオコミュニティカレッジへの表敬訪問を行いました。大変重要な行事でしたが、着実に遂行してくれました。
同じ頃、他の研修生95名は水産試験場でシャコガイの養殖現場を視察し、コロール最大の橋の袂で初めてエメラルドグリーンのコロールの海に手を浸しました。このとき現地に着いたことをはじめて実感する学生が多く見られました。笑顔と会話が満開のひとときでした。
その後、全員で高台にあるレストランに集合し、バイキング風の昼食をとりました。
午後は全員一緒に行動し、エピソン博物館でコロールの歴史と文化を学び、国際珊瑚礁センターで珊瑚礁の仕組みや生態系を学びました。そして、WCTCショッピングセンターでグループ別研修に入りました。この研修は自分たちで決めた班で自由にコロール市街地を散策して研修を深めるもので、団役員にとっては最も緊張する時間帯でした。全員、計画通りの研修を遂行して無事に帰ってきました。
以上、出航後たった8日目でもう北緯7度という常夏の国に来ています。ここでは2月の日本にはない気候のなかに文化や風土があり、今その真っ只中にいます。上陸して海水に触れ、食べ物を食べ、会話をしたことで、国内では学べない数多くの貴重な経験が詰まっていたと感じる一日でした。体調不良の学生もなく、ほどよい緊張の中で皆元気にしております。

(団役員 松本 欣也)

日本のODAで出資して建設されたというパラオ最大の橋KBブリッジ。その下にバスを留め、階段をおりるとサンゴからできた砂浜が。ここではじめてパラオ、コロールの海に触れた。
エピソン博物館でガイドからコロールの歴史や文化について解説を受ける。
学生の様子です。

■ 2月21日 4班のコメント

松本 由貴奈(東海大学教養学部国際学科)

今日は初めての寄港地上陸で念願のパラオに着く事ができました。久しぶりの地上で、丘酔いし普通に歩くのも大変で初めての感覚でした。パラオの歴史や町の風景を知る事ができ、日本と全然違い、驚きましたが、意外と日本とは関わりがあり、とても嬉しく感じました。

相川 結花(東海大学文学部アメリカ文明学科)

パラオに到着して、パラオで一番大きいと言われている橋に行きました。この橋は日本の支援で作られたもので、日本とパラオのフレンドシップブリッジと言われています。バスで移動する時も、ランチをした時もパラオの人は手を振ってくれ、本当に温かかったです。日本と歴史上で深い関わりがありますが、今でも何らかの形で交流が行われているようで嬉しく感じました。

長崎 佳世子(東海大学文学部心理・社会学科)

パラオに到着し、久々の陸地に喜びを感じました。目の前には美しい海が広がっていましたが、まだ海には入れないというもどかしさも感じました。パラオの町並はすべてが新鮮でした。また、多くの歴史が詰まっていて今まで観光地としてしか考えていなかったが、文化的背景を肌で感じることができ、より関心がわきました。

高橋 万優子(東海大学観光学部観光学科)

パラオの歴史・自然・文化を自分自身の目で見て学ぶことができました。珊瑚などの自然を守ろうとする一方、織物などの伝統文化・技術が衰退してしまっているという現状に少し悲しさを感じましたが、現地の方の温かさを感じる事ができた一日でもありました。陽射しはとても強かったですが、時間の流れを忘れるような雰囲気が魅力的な国だと感じました。

増田 愛弓(東海大学観光学部観光学科)

清水港を出てから久しぶりに陸地を歩くことが出来てとても嬉しかったです。今朝パラオのコロールに到着してから半日かけてバスで市内を回りましたが、コロールの町の中心地は密集しており、大きな道路沿いにショッピングセンターや多くのレストランが建ち並び、その範囲の狭さに驚きました。パラオは観光業が盛んであり、その収入の多くは観光産業であることの要因のひとつはこの利便性の良さにあるように思いました。

矢野 由佳(東海大学海洋学部水産学科)

最初の寄港地であるパラオに着いて、まず陸を歩く事ができて嬉しかったです。島内研修ではパラオの博物館やシャコ貝の養殖場などを回り、パラオの自然や文化を身近に感じることができて良かったです。事前調査で自分たちが調べた事もあって、観光旅行で来るときよりも国の良さを感じる事ができました。これから訪れる国の文化や自然に触れることがとても楽しみになりました。

松澤 めぐみ(東海大学理学部化学科)

上陸前は急に天候が悪くなりましたが、島内研修とグループ別計画研修は天候に恵まれてよかったです。シャコ貝の養殖場と国際珊瑚礁センターでは、パラオの美しい自然を感じる事ができました。エプソンミュージアムでは、パラオの歴史と文化を見て日本との関係が親密である事が分かりました。

パラオの水産試験場にて、エメラルドグリーンの海を背景に記念撮影
国際珊瑚礁センターにて
WCTCショッピングセンターにて

2012年2月21日 | カテゴリー:寄港地, 航海日誌