ラバウル
ラバウルはパプアニューギニア独立国の首都ポートモレスビーから飛行機で約1時間半、ニューギニア島の北にあるニューブリテン島のイーストニューブリテン州の北端に位置する活火山を持つ町です。1994年9月タブルブル火山とブルカン火山が大噴火し、ラバウルの町の大半が火山灰に埋もれ、その様子は今も残り現代のポンペイともいえる廃墟が広がっています。
この噴火で家を失った人々はラバウルから車で30分ほどのココポに移り住み、今やラバウルの中心はココポに移っています。
歴史的に旧日本軍の大きな基地があったことでラバウルという地名は日本人にも馴染みがあり、島のあちこちにその戦争の痕跡を見ることができます。
またラバウルは第二次大戦前からサモア人のエマ女史が推奨した椰子の実から精製するコプラ(椰子油)の交易で栄え、今でもエマの名は「ラバウルの女王クィーン・エマ」として語り継がれています。