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情報提供
・東海大学情報技術センター
・東海大学宇宙情報センター

航海日誌

3月15日

船時間 2012/03/15 12:00
日本時間 2012/03/15 10:00

天候 bc(晴れ)
海水温度 28.8℃
風力 5
風向 E
気温 29.4℃
気圧 1006.0h
風速 10.1m/sec
波高 2.5m

■ 3月15日 団役員コメント

As we sail for Kosrae the seas are very rough, but our spirits are high. No one is allowed out onto the decks today and all the hatchways are closed and sealed. The ship continues to make excellent speed, over 14 knots, and this adds to the pitching and swaying as we carry out our daily tasks. Even on the upper deck, waves often break over the windows leaving them drenched in foam. But all of the students and teachers are well, and our activities continue apace.

After roll call, exercises, ship cleaning, and breakfast the students received a lecture from the Chief Engineer. Based on his long experience he was able to explain many intricate aspects of sea life and ship management. The students were especially interested in learning about the issues of energy and environmental protection, which the Chief Engineer addressed in great detail.

Tomorrow we will make land at Kosrae, and that should give us a bit of relief from the rough seas. But getting ready to go ashore means turning our attention to a very different set of activities. There is a lot paper work to be done by both the students and crew, and the Purser must, among many other things, prepare 110 passports for the immigration authorities. In the afternoon the students gave a detailed presentation on the history, culture, and modern life of Kosrae. And the teacher’s have finished making all the plans for the learning activities on the island. This calls for paying attention to both big things, such as pre-arranged meetings, and little things, such as who rides in which bus, how to stay in touch, and backup plans for time delays or unscheduled changes. This kind of behind-the- scenes preparation is painstaking and time consuming, but it has proven to be one of the secrets of the successes we have enjoyed on our other island stays.

The visit at Kosae will be our last island stop. After that we will board the Bosei Maru for the long sail home, charged with the task of defining and summarizing the meaning and discoveries of Tokai University’s 43rd Overseas Educational Cruise.

(団役員 キブラ ロナルド L)

<抄訳>

荒れる海をコスラエに向けて航行していますが、全員の気持ちはすこぶる良好です。本日は荒天のため甲板への出入りは禁止となり、水密扉は閉じられましたが、望星丸はこれまでのように荒波を乗り越え、高性能なスピードで航行しています。荒波が操舵室のある船橋にまで被りますが、全員元気で研修日程をこなしています。朝の点呼とともに、研修学生は早朝体操を始め、朝食のあとで機関長による船員の洋上生活や船舶の運航について講義を受けました。そのなかで、研修学生はとりわけ環境保護とエネルギーについて大変関心を持ったようです。明日は荒波のなかで見え隠れするコスラエに寄港しますが、入港を控え、研修団員も乗組員も全員が入国手続きの書類作成にかかり、望星丸の事務長は全員のパスポートを揃えて準備に追われています。午後は研修学生が事前に調べたコスラエの歴史、文化、現代の生活について調査発表がありました。また、研修団役員は地上研修日程の準備で何度も打ち合わせを行い、予期せぬ事態への対応のため予備プランも作成するなど、詳細にわたる作業を完了しました。一見すると時間の消費で無駄なことのように感じますが、いままでの寄港地研修で行ってきたこの作業が研修日程を無事に完了する鍵となっています。コスラエは最終の寄港地となります。ここでの地上研修を最後に望星丸はしばらく航海を続け、第43回海外研修航海における研修の目的を完遂して清水港へ帰港します。

Chief Engineer’s Lecture機関長による講義
The Purser with Passports 入港準備に多忙の事務長
Student Presentations 寄港地調査発表

■ 3月15日 8班のコメント

木目田 稔明(東海大学工学部電気電子工学科)

今日の洋上講座では、船を動かす際に大気汚染と海洋汚染の防止に配慮するため、僕たちのゴミの分別や節水が非常に重要であることを学びました。明日はこの研修航海最後の寄港地、コスラエに入港です。日本との文化の違いや自然について多く学びたいです。

宮本 浩史(東海大学海洋学部水産学科)

航海30日目。今日は、明日入国するコスラエについての調査発表を聞きました。発展途上の国であるため、自然がとても豊かな国だそうです。大自然を踏査し、自分の知識を増やし、今後の生き方に活かしていきたいと思います。

石原 圭祐(東海大学芸術工学部くらしデザイン学科)

今日はコスラエ入港前日の為、大掃除を行いました。床磨きを行いましたが、汚れを見ていると、この研修航海も残り少ないことを感じ、それと同時に感謝の気持ちを込めて入念に磨き上げました。明日のコスラエは最後の寄港地となる為、これまでの研修で体験した事と共に、またより多くの貴重な体験をとおして感じたことを得たいと思います。

中村 駿兵(東海大学情報理工学部情報科学科)

明日はこの研修航海最後の寄港地であるコスラエに入港する為、今日はコスラエ調査班の事前調査結果の発表があり、ミクロネシア連邦という国に大変興味を持つ事が出来ました。研修航海日程もあと残り僅かとなり、今の日本の現状が気になる反面、研修航海が終わってしまうという寂しさを感じています。

多賀 弘貴(東海大学工学部医用生体工学科)

今日の洋上講座では海上という特別な場所では、特に自然環境に注意を払うことが必要である事を学びました。明日は最後の寄港地であるコスラエに入港します。島内研修では自然や文化に触れ、自らの世界観を少しでも広げられたらいいと思います。

原 大介(東海大学体育学部生涯スポーツ学科)

本日は、午前中が洋上講座、昼からは寄港地調査の発表を行い、その後は大掃除という一日でした。明日は最後の寄港地であるコスラエに入港します。終わりに近づいている研修航海日程ですが、最後までやり残す事がないように、しっかりと頑張っていきたいです。

川島 卓也(東海大学海洋学部海洋地球科学科)

今日の午後、コスラエの寄港地調査発表がありました。寄港地としては最後となるコスラエですが、自然が大変豊かな場所だそうです。そのコスラエで、日本とは違ったありのままの大自然に触れたいです。

きれいになった居室にて
コスラエを背にして

2012年3月15日 | カテゴリー:航海日誌, 船上生活