寄港地—サモア 船時間   2000年3月2〜3日
日本時間 2000年3月3〜4日

 

 サモア大学を訪問しました。サモア大学は、港から10分程離れた丘陵にあり、到着後、大学構内にある広さ100畳ほどもります。サモアの伝統的家屋に案内され、アヴァ儀式が始まりました。その後、サモア大学の学生と研修生対抗のバレーボールとソフトボールの親善試合が行われました。試合が終わった頃、これもサモア大学の学生が作ってくれたウム料理を御馳走になりました。これは、サモアなど南太平洋地域の伝統料理で、たき火で熱した石の上に、丸ごとの子豚、マグロ、食用バナナ、パンの実などを載せ、バナナの葉で覆って蒸し焼きにしたもの。葉を編んだ皿に盛られた料理を、草の上に座って指で食べ、飲み物はヤシの実の汁という、ワイルドな食事に、研修生の中には、サモアに残りたいという人まで現れました。

 その後、市内をバスで簡単に観光して、3時に帰船し、そのまま船上パーティーの準備にかかりました。7時から船上パーティーを開始し、サモアのトウイラエパサイレレ・マリエレガオイ首相はじめ大臣、国会議員などのVIPの方など、全部で200人ほどが参加しました。来賓たちは、まずライトアップされた望星丸の姿に目を奪われ、乗船すると研修生、練習生の舷門でのきびきびした出迎えに感動していました。学生食堂では、けん玉、折り紙、習字、茶道などが、後部甲板では柔道、チアリーダー、コーラス、スポーツチャンバラなどのアトラクションが繰り広げられ、これにサモア大学の学生による踊りも加わり、パーティーは大いに盛り上がりました。つたない英語で、一生懸命接客をする研修生、ひたすら裏方に徹する研修生、サモア大学の学生5人にプロポーズされた女子研修生もいました。

 なお、船上パーティーが大成功に終わったのは、研修学生の努力と協力の賜物だったと言えるでしょう。

▲静かな朝日と共に1日は始まりました

▲サモア国立大学に訪問

▲船上パーティー

サモア
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