ベトナム(ハロン湾)

ベトナム社会主義共和国は、インドシナ半島の東部に位置する国家です。南北に細長く伸びた国土で、南シナ海に面しているほか、中国・ラオス・カンボジアと国境を接しています。北部は亜熱帯性気候で四季があり、年間の気温差が大きく、南部は熱帯モンスーン気候で乾季と雨季に分かれ、年間を通して高温です。民族はキン族(越人)が大多数を占め、約8400万人(世界第13位)の人々が暮らしています。

ベトナムは、中国、フランス、日本軍による支配が続き、1945年に独立宣言しました。近年は経済発展がめざましく、日本からも多くの企業が進出しています。

ハロン湾は、ベトナム北部・トンキン湾の北西部に位置しています。広大なエリアに、石灰岩からなる大小1600ほどの奇岩や小島が点在する神秘的な景観です。中国の景勝地・桂林になぞらえ『海の桂林』と呼ばれ、1994年にユネスコから世界自然遺産に指定(2000年に拡大指定)されました。

ベトナム語で『ハ』は『降りる』、『ロン』は『竜』で、『ハロン』は『空飛ぶ竜が降り立った場所』という意味です。昔、度重なる敵の侵略に悩まされていたところ、この地に龍の親子が降り立ちました。口から炎を吹いて敵を打ち破り、さらに吹き出した宝玉が数々の奇岩となって海面に突き刺さったそうです。その後も長きに渡って外敵の侵入を防いだという伝説があります。世界遺産に登録された後、国内外から年間約200万人が訪れるにぎわいを見せています。クルーズ船での観光や島に上陸して鍾乳洞の探検などが人気です。

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・東海大学情報技術センター
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