シンガポールは、マレー半島の南端沖に位置する小さな都市国家です。国土面積は約710平方キロメートルで、日本の東京23区や淡路島ほどの広さといわれています。約500万人の人々が暮らしていて、世界有数の人口密度の高い国です。民族は中国系とマレー系が多数を占めています。特徴的なのは人口の約25％が外国人ということです。
気候は、赤道直下の熱帯モンスーンに属し、１年を通して高温多湿です。ちょうど日本の蒸し暑い夏が１年中続く感じです。雨季（11月～１月）と乾季（２月～10月）に分かれ、乾季には南国特有のスコールにも見舞われます。

シンガポールは、近隣諸国へのアクセスがよく、アジア・太平洋地域の拠点として進出する企業が増えています。加えて、インフラ網、交通ネットワーク、ビジネス環境などの整備により、経済的に目覚ましい発展を遂げました。現在では、世界中から優秀な人材が集う場所の１つに挙げられています。
公用語は、英語・マレー語・中国語（北京語）・タミル語の４言語です。一般的に国語はマレー語、ビジネスや行政などでは英語と使い分けられています。若い世代は、ほとんど英語と自分の民族語を話せます。
シンガポールは観光産業の発展にも力を入れています。ここ数年の間にカーレースのＦ１誘致をはじめ、カジノ、ユニバーサルスタジオ、シンガポールフライヤー、大型ショッピングセンターのオープンなど新しい名所が続々と登場しました。