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望星丸現在地

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情報提供
・東海大学情報技術センター
・東海大学宇宙情報センター

スケジュール

調査

寄港地への訪問は、「諸外国の多様な自然や文化に触れ、国際的な視野を獲得する」という研修航海の目的のひとつであり、寄港地の歴史や文化についての知識を事前に得ることは、この研修をよりよいものにしてくれるでしょう。また、船上という特殊な空間で生活するため、航海に関する知識を得ることも共同生活を行ううえで大切です。そこで、寄港地と航海に関する調査と発表を行っていただきます。

調査は、「寄港地に関する調査(寄港地調査)」と「航海に関する調査(航海調査)」からなります。寄港地調査では「出港前調査」「寄港前発表(船内発表)」「寄港地現地調査」「研修調査報告会」を行います。航海調査では「出港前調査」「船内での情報収集」「研修調査報告会」を行います。生活班とは別に、4チーム(各チーム25人程度)に分かれて各調査を行います(調査項目は下表参照)。それぞれの役割はチーム内で分担し、全員で協力して行い、研修航海をより充実したものにしましょう。

チーム 寄港地調査(発表日) 航海調査 ◎ 責任者
○ 副責任者
△ 記録
助言担当団役員
コロール チーム パラオ共和国
(2月21日)
水の作り方 渡辺 駿 ◎
鈴木 馨, 小山 明里 ○
魚住 健太 △
福崎 稔
山口 浩
中井 宏
ラバウル チーム パプアニューギニア独立国
(2月28日)
ごみの処理 菊地 練 ◎
照井 美帆 ○
横平 勇気 △
森下 達哉
加藤 和美
今川 孝太郎
ヌメア チーム フランス領ニューカレドニア
(3月7日)
食料の調達と保管 瀬藤 彰一 ◎
鈴木 一平, 王 鄲冬 ○
高橋 美帆 △
立石 謙次
仙谷 朋子
宮崎 葉子
コスラエ チーム ミクロネシア連邦
(3月17日)
船の仕事 鏡 祐太 ◎
小岩 貴也 ○
鈴木 千香子 △
小林 理
櫻井 明美
今井 仁

 

出港前調査について

清水出港後の船上では、書籍など文献の利用やインターネットでの検索は行えません。そのため、清水出港前まで(2月16日)にチーム内で役割分担を決め、寄港地と航海の調査項目についての資料や情報を収集してください。収集資料には重複がないようにチーム内で連絡を密に取り合ってください。船内発表時に配布物がある場合は、出港前に必要な部数をそれぞれで用意してください。

「寄港地に関する調査」の共通項目として、以下の4点を設けます。今回の研修では、コロール、ラバウル、ヌメア、コスラエという、歴史的に日本と深い関係にある地に寄港します。国際的な視野を獲得するためにも、しっかりとした事前調査を行ってください。このほかにも、研修団全員が知っていた方がよいと思われることがあれば情報収集を行ってください。

「寄港地に関する調査」の共通項目
(1)寄港地やその地域の歴史・文化・自然
(2)寄港地で役立つ情報(ガイドブックのような情報)
(3)寄港地の言葉(挨拶や自己紹介などできると現地の方とのコミュニケーションがよくなります)
(4)寄港後の調査項目(「寄港地現地調査について」参照)

 

「航海に関する調査」に関しても、出港前に収集可能な資料は準備しておいてください。また、出港後は船内で望星丸乗組員の方々に協力をお願いして、情報を収集してください(「航海調査について」参照)。寄港地調査と同時並行の作業となるので、チームで協力しながら行ってください。

 

寄港前発表(船内発表)について

各寄港地に入港する前日に寄港前発表を実施します。ここでは出港前調査で収集した内容について発表を行います。この船内発表において各チームで事前に収集した資料や情報を紹介することで、研修団全員の知識とし、よりよい寄港地研修にすることを目的とします。

発表内容は、清水出港後に船上で整理します。船内のPCを使用することができます。個人所有のPCでも構いません。ただし、作成した資料等は船内のPCで処理する可能性もあるため、ウイルス対策を確実に行ってください。

発表ではPowerPointを使用することができます。PCは船内のものを使用することができます。プレゼンテーションの形式は自由です。各チームで工夫して、見やすくかつ理解しやすいプレゼンテーションを目指してください。発表時間は質疑応答を含めて1時間です。

 

寄港地現地調査について

出港前調査と寄港前発表で取り上げた調査項目(トピック、仮説)に関して、実際に現地で見聞し、調査します。現地調査の項目には、一般的な文化や歴史などではなく、たとえば、環境のこと(大気汚染、エルニーニョやラニーニャ)、産業や工業のことなど、その地域や国がもつ時事問題などを取り上げると新たな国際的な視野が広がることでしょう。調査項目に対しては、事前にチームで仮説を立てておき、「実際にはどうだったのか(仮説は正しかったか)」「現地ではどのような対策を行っていたのか」など、目的意識を持って取り組んでください。各寄港地での上陸時間に限りがあるため、現地調査は寄港地研修中に効率よく行ってください。現地調査の結果は出港前調査の内容と関連付けて、研修調査報告会で発表していただきます。

 

航海調査について

航海調査では、船上生活に大切な3つの項目と望星丸乗組員の方々のお仕事に関する1つの項目について、1チームが1つの項目の調査と発表を行います(下表参照)。「水の作り方(シャワーや洗濯用)」「ごみの処理」「食料の調達と保管」の3項目は、航海中は身近で大切な事柄です。これらの事を調査し発表することで、船上での共同生活を行う上でのルールとマナーを研修団全員で再確認します。「船の仕事」は望星丸乗組員の方々の業務を知ることを目的とします。

出港前までに、調査項目の調査内容(調査ポイント)を決めておいてください。また必要であれば、寄港地調査と同様に、出港前調査を行ってください。本格的な調査は、研修中に望星丸船内で行います(船内での情報収集)。調査に関しては、乗組員の方々に協力をお願いしてください。ただし、乗組員の方々の本来の業務に差支えがないように注意してください

航海調査の結果は、研修調査報告会で発表します。発表内容は随時、船内で整理してください。船内のPCを使用することができます。ただし、「水の作り方」「ごみの処理」「食料の調達と保管」の3項目に関しては、研修航海の早い時期に研修団全員で認識することが大切なので、寄港前発表時にも簡単に(5分程度で)発表してください。