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・東海大学情報技術センター
・東海大学宇宙情報センター

航海日誌

3月21日

船時間 2013/03/21 12:00
日本時間 2013/03/21 11:00

天候 bc(晴れ)
海水温度 27.7℃
風力 6
風向 ENE
気温 28.4℃
気圧 1011.8h
風速 10.9m/sec
波高 2.5m

■ 3月21日 団役員コメント

「ボォー」卒業式の終了を告げる汽笛がひびくとともに、実習学生たちが歓声を上げて、青空へ帽子を投げ上げました。本日は、洋上卒業式の一日をご報告します。

卒業生は、午前から在校生とは別行動で、準備です。シャワーを浴び、スーツや振り袖に着替え、式の所作のリハーサルを行いました。この間、在校生は卒業生に内緒で、食堂の飾りつけです。食堂の支柱が、サクラ色の花紙で桜の木に演出されたのには驚きました。

式では、在校生代表の江尻里奈さんが、涙を堪えながら、惜別の思いを込めた送辞を読み上げました。対照的に、卒業生代表の花俣純さんは、淡々と、今回の研修航海のさまざまな出来事の在校生の将来への意義を語りました。卒業生は、湧き上がる感情を抑え、次の人生へ向けて歩き始めたことを感じた場面でした。あとで航跡モニターを確認してわかったのですが、船は、式の間、雨雲と波のうねりを避けて航路を修正しながら走っていました。

夜は、卒業生を送る会が開催され、船長はじめ乗組員の方々も出席下さいました。在校生が作った卒業生一人一人を紹介する映像が流されました。また、大塚団長と立石団役員がウクレレと三線で「卒業写真」の歌を披露しました。液晶モニターには歌詞や卒業生の写真が表示され、「ご安航を祈ります」を示す信号旗のメッセージが卒業生に送られました。

卒業する5名の研修学生と17名の実習学生は、それぞれの就職や進学へ旅立っていきます。卒業生の背中をみながら、在校生たちも、研修後のそれぞれの生活に戻っていきます。彼ら彼女たちが、人生の壁にぶつかったとき、今回の研修の仲間がさまざまな国や別の場所で、同じように頑張っていることを思い出してほしいと思います。

(団役員 小林 理)

■ 3月21日 2班のコメント

増子 沙也夏(東海大学観光学部観光学科)

今日は洋上卒業式が行われ研修生5名と練習生17名が卒業を迎えました。制服や袴姿の卒業生はとても凛々しく見えました。私の班には卒業生がいたので、研修航海や勉強の事についてアドバイスをたくさんもらいました。卒業生には様々なことを教えていただき感謝しています。夜には卒業生を送る会がありました。私はその担当の係だったため、記念品のコルクボードやDVDを作成して卒業生に贈呈しました。何よりも卒業生の皆さんが喜んでくれた事がとても嬉しかったです。最後になりますが卒業生の皆さんご卒業おめでとうございます。

吉井 梨華(東海大学観光学部観光学科)

波が比較的穏やかな赤道付近を通過し、船の揺れも心配されました。しかし晴天の中、洋上卒業式が無事行われました。スーツや袴で登場した研修生5名、白い制服姿の練習生17名の先輩方はとても凛々しく見えました。夜に行われた卒業生を送る会では、担当の係の人達が一生懸命作ってくれたDVDを上映するなどして、全員で卒業生を祝福しました。私達がこの22名の卒業を祝うことができたことも不思議なめぐりあわせだと思います。船を降りたらまた離れ離れになってしまうけど、望星丸で過ごした仲間との思い出は永久に残ると思います。この研修で学んだ様々なことは、今後、自分たちの道を歩んでいく上で、励みになり自信となることでしょう。第44回の研修航海の仲間として参加出来たことを誇りに思います。清水に着くまで全員が無事、最後まで元気に過ごせますように。

松原 唯(東海大学健康科学部看護学科)

今日の洋上卒業式では、研修生と練習生合わせて22名の卒業生を、皆で祝福することができました。私が所属する伊勢原校舎の先輩方の卒業式に参加できないのは残念だけれど、船で出会えた人達との太平洋の上での卒業式は、在校生である私にとっても大切な思い出になりました。出港した頃は陸で待っている人達に会えないのが寂しかったけれど、今は船で出会った人達との別れが寂しくて仕方がありません。残りの日々を、精一杯楽しみたいと思います。

飯森 祥子(東海大学工学部精密工学科)

本日は私が待ちに待った洋上卒業式がありました。決して卒業した実感が湧いたわけではありません。陸にいる人達が恋しく、陸で卒業式を挙げれば良かったのかな、と悩んだ時もありました。しかし34日間の寝食を共にした仲間に送られた太平洋上での卒業式は感動そのものでした。本当にこの44回に参加できてよかった、と最近ひしひしと感じています。この4年間を振り返ると、東海大学でしかできないことを沢山できた最高の学生生活だったように思います。その最終章を大海原に囲まれてできたことは、言葉では言い表せられないくらい幸せです。私をここまで導いてくれた家族や友達をはじめ、これを実現可能にしてくれたすべての人に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます。

高橋 美帆(東海大学教養学部人間環境学科)

本日は、太平洋の波に揺られる望星丸の上で、研修学生5名、練習生17名の卒業式が行われました。スーツや袴を身に纏い、卒業証書を受け取る姿は、とても凛々しく輝いて見えました。普段の生活から行事に至るまで、22名の卒業生と共に時を刻んだことを誇りに思います。そして、この航海も残りわずかとなりました。望星丸で過ごした毎日と、かけがえのない仲間たちに感謝します。

岡留 友香(東海大学文学部広報メディア学科)

本日は研修学生5名と練習生17名の洋上卒業式が行われました。朝の点呼時には水密扉が閉まっており後部甲板で式が挙げられるか心配されましたが、本番には座っていると日差しで肌がじりじりと痛むほどの快晴の中で式が挙げられ、在校生側としても太平洋上で卒業を祝うことが出来嬉しく思いました。式は陸では決して味わえない洋上ならではの雰囲気があり、いつも隣で笑い合っている卒業生が一段と凛々しく見えました。また練習生が卒業式に臨む姿は、陸上での卒業式では見ることのできないもので、この瞬間に立ち会えたことに感動を覚えました。この研修航海で卒業生に教えていただいた多くのことを私達在校生は今後の学生生活や人生で活かしていかなければならないと感じました。

鈴木 千香子(東海大学文学部文明学科)

本日は波が高い中、洋上卒業式と卒業生を送る会が行われました。卒業生のスーツや袴姿は、普段とはまた違うかっこよさがありました。洋上で卒業式を行うという貴重な体験をできたことや、お世話になった卒業生たちを祝うことが出来て本当に嬉しく思います。研修も残りわずかですが、悔いのないように楽しみたいと思います。また、この研修で学んだことや感じたことを今後の生活に生かしていきたいと思います。

卒業を迎えた22名
班員の飯森祥子さん卒業おめでとう
練習生の凛々しい制服姿
式の最後に汽笛が鳴り帽子を投げる姿は記憶に残る1枚
夜)卒業生を送る会の様子
2班の思い出の1枚

2013年3月21日 | カテゴリー:航海日誌, 船上生活