学校法人東海大学第38回海外研修航海
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医師挨拶
医師挨拶
団役員(医師・前半) 団役員(医師・前半)
加藤 暢介
団役員(医師・後半) 団役員(医師・後半)
岡 晶子

私がこの研修航海に参加することが決定した時、ある先輩医師は「いいなあ。」と言った。彼は他大学を卒業していて、この東海大学に移るときに研修航海の存在を知り、いつかは同行したいと思っていたそうだ。しかし、それからかなりの年月が経ち、立場的に何週間も病院を離れることができない存在となっていた。彼は「もっと若ければなあ。」と、しみじみ言った。

また、ある医師は「良かったな。」と言った。彼は数年前の研修航海に、医師として参加した。それはそれは貴重な体験をしたということだ。彼は今でも、その時できた友人と交流している。「また、行くことができたらなあ。」と彼は、遠い眼をしてつぶやいた。現在、彼は他病院で働いている。

私は、東海大学の卒業生である。研修航海のことは知ってはいたものの、参加したことは無かった。学生の立場を離れ、任務として今回の研修航海への参加を告げられてから、この旅の贅沢さを知った。東海大学だからこそできるのだと。

これから始まる海の旅に、私自身も胸を弾ませている。船でなければ出来ない経験、様々な人との出会いがあるだろう。しかし、そこは限られた環境、船という閉鎖された空間である。船上では出来ないこともたくさんあるのだ。この旅を成功させるコツは、これを認識することにあるだろう。無茶はしてはいけない。そして、自己管理も必要だ。贅沢な経験をするためには、それなりの認識、準備が必要なのだ。その認識の上で、私は皆さんのサポートができればと思う。

南の海で会いましょう。
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