父島(小笠原諸島)(日本)
硫黄島に次いで、小笠原諸島で2番目に大きな島。周囲の兄島、弟島などの島とともに父島列島を形成しています。一度も大陸と陸続きになったことがない海洋島で、多くの固有種が存在します。島全体が小笠原国立公園に指定されています。東京都小笠原村の中心的機能を担う島であり、小笠原村役場はこの島に所在します。集落は島の北西部の大村地区が中心。島の西側に西に開けた二見湾があり、湾の北部に二見港があります。
1920年代から陸軍によって砲台などの軍施設が建設され、太平洋戦争の頃には更に増強が進み父島要塞となりました。現在でも夜明山や衝立山などには軍施設・塹壕・砲台の跡、高射砲などの残骸が残っています。現在では、海上自衛隊の父島基地や宇宙航空研究開発機構(JAXA)の小笠原追跡基地、国土地理院のVLBI観測局などが設置されています。
面積:23.45km2(平成26年国土地理院)
人口:約2,000人