研修レポート研修学生・団役員による日々のお便り
研修の日程・レポート
3月15日ヌーンレポート
日本時間 2016/03/15 11:00
天 候 | bc(晴れ) |
海水温度 | 30.6℃ |
風 力 | 4 |
風 向 | N |
気 温 | 32.4℃ |
気 圧 | 1008.9hPa |
風 速 | 5.8m/s |
波 高 | 0.5m |
団役員コメント
笹川 昇 団役員
やや忙しめのラバウル地上研修も大過なく終了し、望星丸は次の目的地であるミクロネシアを目指すべく、午前9時にラバウル港を出た。過去の火山噴火および火山灰で打撃を受けたラバウルであるが、時は過ぎて地面は緑を取り戻しつつある。しかし火山活動は変わらず活発であり、ラバウル港近くの火山が我々を見送っているかのようである。ラバウルは人間と自然、そして戦争について考える機会を我々に与えてくれた。
出港してからは、望星丸はミクロネシアを目指してひた走る。研修学生も慣れたもので、洋上クラブや赤道祭準備といった船内での予定を着々とこなしている。しかし前日までの地上研修で元気の度を越してしまい、出港後の揺れで体調を崩しかねないことが懸念材料である。そのようなことが無いよう、研修学生各自の体調管理に期待していきたい。
5班のレポート
5班集合
登舷礼
洋上クラブ
星空観察
小酒井 裕葵
(東海大学情報通信学部 経営システム工学科)
朝にラバウル港を出港しました。登舷礼にもだいぶ慣れてきました。登舷礼のあとは洋上クラブで鬼ごっこをしたり、大縄をしたりなど体を動かしました。午後は赤道祭の準備をしました。明日の赤道祭は練習生も研修学生も参加できるイベントなので楽しみです。洋上で行えるイベントも残りわずかになってきたため、全力で研修日程を楽しんでいきたいと思います。
坂本 暁子
(東海大学海洋学部 環境社会学科)
ラバウル2日間の研修が無事に終了し、一安心しました。登舷礼の後は五班で後部甲板へ出て、集合写真を撮りました。とても良い天気の中、段々と遠くなるラバウルの地を見納めしました。わずか2日間と短い滞在期間でしたが、とても良い経験が出来ました。集合写真を撮った後はそれぞれのクラブ活動を行いました。私はクラブメンバーと以前から少しずつ作っていたプラネタリウムを完成させ、実際に試してみました。2種類のプラネタリウムとも、とても完成度が高く感動しました。沖に出たので、今晩にも外へ出て満天の星空を眺めたいです。
明日は赤道祭があるので、気合を入れて準備を進め、素晴らしい日にしたいと思います。
小西 知佳
(東海大学文学部 歴史学科考古学専攻)
今回のラバウル訪問では、70年前の太平洋戦争の戦跡や火山などの自然形態などを数多く見学することができました。二日間という短い停泊ではありましたが、充実したラバウル研修でした。登舷礼を終え、午前は航海研修内で最後の洋上クラブを行いました。私は日本文化を学ぶクラブに所属しており、折り紙作りと茶道、着物の着付けを行ない、最後の洋上クラブを楽しめました。午後からは明日開催する赤道祭の準備を行いました。いよいよ明日が本番である為か、リハーサルにも力が入っており、皆の赤道祭を成功させたいという意欲が強く伝わってきました。私も赤道祭の担当としてしっかりと準備をしていき、今回の赤道祭を良いものにしたいと思いました。
鈴木 春菜
(東海大学工学部 材料科学科)
朝に登舷礼を行い、赤道付近の風のない日差しの中、皆で帽子を振りラバウルの地を離れました。その後、所属しているアマチュア無線クラブで航海の絵葉書を作成しました。この絵葉書は、研修航海の思い出を残すために私たちアマチュア無線クラブと交信してくださった人に送るものです。たくさんの写真の中から今回の研修の思い出となるすばらしい絵葉書を作ることが出来ました。クラブとしては今日が最後でしたが、これからも交信を通して思い出を共有したいと思います。午後は、明日に本番を控える赤道祭の準備に奔走しました。自分が企画したゲームをはじめ、担当全員で様々なイベントを考えました。皆で盛り上がることができるかどうか、期待と緊張が入り混じります。明日の赤道祭は、皆に楽しんでもらえるように精一杯頑張りたいと思います。
皆川 静香
(東海大学観光学部 観光学科)
ラバウルを出港しました。ラバウルはすべてにおいて興味深く刺激的な国で、経験値が上がる良い機会だったと思っています。登舷礼の後は船の上で運動をしたり、水鉄砲をしたり、太陽に当たったりしながら元気に遊びました。毎日とても楽しいです。明日は赤道祭があります。日焼けして日本に戻りますので、皆様楽しみに待っていて下さい。
篠宮 沙季
(東海大学工学部 応用化学科)
ラバウルを出航しました。赤道の近くなのでとても暑く、立っているだけで汗をかきました。強い日差しは辛かったですが、船で赤道の近くを通ることは滅多にないのでこの暑さも良い経験でした。登舷礼のあとは洋上クラブがありました。クラフトクラブでは先生に教えてもらいながら小さい籠を作りました。意外と難しかったですが作ったことのないものを作るのは楽しかったです。次のフリーデーのときには織物を教えてもらえるので、それも楽しみです。
小菅 穂菜水
(東海大学観光学部 観光学科)
首から汗が滴る中でラバウルを離れました。登舷礼をする度に、寄港地ごとの風景やその国の温度の変化を感じることができ、船で旅をしていることを誇りに思います。
今日は主に、体を動かし続けた一日でした。午前はスポーツクラブで鬼ごっこや大縄をして体を動かしました。船の上は天候に左右されやすいので、このような体を動かす日はとても気持ちが良いです。午後は赤道祭準備を行いました。本番に披露するダンス練習に取り組み、午前に引き続きよい汗をかきました。このような充実した毎日を大切に過ごさなくては、と感じています。残り12日を大切に過ごしていきたいです。
薗田 美優
(東海大学健康科学部 看護学科)
ラバウルは本当に暑く、登舷礼の間も汗がでてくるような暑さに驚きました。テレビで見ることしかないような所に行き、日本では見ることや感じることのできないものが多く、全てが興味深くとても良い経験になりました。登舷礼のあとは、洋上クラブと赤道祭の準備をしました。夜は後部デッキに出て、乗組員や練習生の皆様の説明を受けながら天体観測を行ないました。海の上の天体観測は特別なものに感じました。行事が段々と減ってきて寂しいですが、残りの洋上生活も楽しく過ごしていきたいです。