航海後記
研修学生による研修の感想

航海後記

1班レポート

永野 友李
(東海大学海洋学部 海洋文明学科 4年)

① この海外研修航海で得たものは何ですか

この研修航海で得たものは、仲間という一生の宝物と特別な時間です。私は学生の代表として上に立ち、リーダーらしいことができたかは分かりません。しかしひとつ言えるのは、皆に引っ張られて学生長をすることができたということです。楽しいことも辛いことも共有してきた仲間は、一生の宝物です。望星丸で過ごした時間は特別です。私にとって望星丸そのものが特別だからです。

② 帰港後の生活における新たな決意を教えてください

私は自分に素直になりたいです。最高学年としてもそうですが、少し見栄を張ってしまったかなと今になって思います。辛いときに辛いと言えなかったこと、照れ隠しをしてしまったこと、他にも思い当たる節がありますが、それは結果として自分自身を傷つけてしまう要因でした。手伝ってほしい、たったその一言で何人もの人が手を差し伸べてくれることに気づきました。気づいたのは本当に最後のほうで、もっと素直に人に頼ってもよかったのかなと思います。

中山 梓
(東海大学工学部 応用化学科 2年)

① この海外研修航海で得たものは何ですか

私は、この海外研修航海で多くの友人を得ました。これは全国のキャンパスから学生たちが集まる海外研修航海ならではだと思いました。また、同じ釜の飯を食うという言葉のように、111人が34日間、船内で寝食を共にする生活だからこそできたことだと思います。数多くの思い出を共有した仲間たちは一生ものの宝です。そんな宝を得ることができた海外研修航海に、参加してよかったと思います。

② 帰港後の生活における新たな決意を教えてください

約1ヶ月の船上生活で多くの学生と密な交流を行うことができました。これらの交流の中で、多様な意見に触れる機会に多く恵まれ、私自身の考え方に変化が生まれました。私は普段の大学生活では、チャレンジセンターでプロジェクト活動を行っています。この研修航海で身につけた柔軟な考え方を、今後の活動に活かしていきたいと思います。

伊坂 英里
(東海大学教養学部 人間環境学科 2年)

① この海外研修航海で得たものは何ですか

自信です。海外研修航海に参加したことによって自分は前より強くなったと思います。111人の大学生と34日間共に過ごすことは、この先絶対に経験できないことです。船内という狭い空間ですが、色々な考えをもった人と生活していくなかで、今までの自分では思いつかない発想や考え方を学ぶことができます。そこから新たな視点で物事を捉えることができるようになったと思います。111人と出会えたことは自分の力になり、自信に繋がりました。

② 帰港後の生活における新たな決意を教えてください

普段の生活では、家に帰るとご飯の準備がされていて、洗濯物もされていて、トイレも普通に行けます。今までは当たり前に思っていましたが、船内生活や寄港地を訪れて、それらのことは決して当たり前ではないことに気づきました。そしていつもの生活に感謝しようと思いました。それと同時に、寄港地で現地の人と出会い、私は狭い世界にいるなと思ったので、もっと色々な国に行ってたくさんの人と出会いたいと思うようになりました。

鈴木 瑛美子
(東海大学海洋学部 海洋生物学科 2年)

① この海外研修航海で得たものは何ですか

友情だと思う。キャンパスや学部学科がバラバラな111人が全国から集まって、34日間船という限られた空間の中で過ごす経験は、もう一度研修航海に参加でもしない限り、これからの人生でもうないと思う。そんな中で得た友情は、これからの私の人生で大きな影響を与えてくれると思う。もともと私がこの研修に参加した理由は、友達がほしいからだった。なので、実際に友達を得ることができてとてもうれしい。やはり集団生活ということもあって仲間とぶつかることもなくはなかったが、ここが1つの社会だと考えると当然だろうと思う気持ちもある。

② 帰港後の生活における新たな決意を教えてください

人に支えられて自分がいるということを今まで以上に痛感した研修だった。私が船での生活を楽しむには一緒に楽しんでくれる友達や仲間が、この研修に参加するには費用を出してくれる両親や祖母が、私たちが安全に清水に帰るためには1ヶ月以上もの間ときには厳しく指導してくださった団役員の先生方などがいるということである。このような方々に対し、精一杯の感謝をしたい。この1ヶ月で大きなものとしては集団行動が挙げられるが、これから大学を卒業して社会に出た後、相手の気持ちを考えられる人になりたいと思う。

勝又 美幸
(東海大学健康科学部 看護学科 2年)

① この海外研修航海で得たものは何ですか

1ヶ月間も親元を離れて船上生活という日常とはかけ離れた生活をすることで、自分の考えとは別のたくさんの意見を受け入れるようになり、自分たちが快適に過ごすためにはどうすればいいかということを考えながら生活できるようになりました。また、様々な行事や寄港地研修、そして船での日常生活を通して、研修後も定期的に集まりたいと思えるたくさんの友達を得ることができました。

② 帰港後の生活における新たな決意を教えてください

今回の研修で、日本という国、私が過ごしている環境がいかに恵まれているかということを実感できました。また、私がいかに周りの人たちに助けられて過ごしているかということも感じることができました。帰港後の日常生活に戻っても日常を当たり前と思わず、家族や友達、周りの環境に感謝の気持ちを持って過ごしていきたいです。

原田 貴美香
(東海大学観光学部 観光学科 2年)

① この海外研修航海で得たものは何ですか

船の上では携帯が使えないため、自分から人のところに行かないと連絡が取れません。自分から話して、聞いて、触れ合い、コミュニケーションをとる大切さを改めて感じました。そして、大学交流のバスケットボール大会やソーラン節のダンスを一緒に踊っているところを見て、スポーツは世界共通であり、言葉が通じなくてもスポーツで心が通じ会えるということがわかりました。

② 帰港後の生活における新たな決意を教えてください

今回の研修で先輩たちをみていると、みんなをまとめる力があり、また、みんなに楽しんで貰うにはどうすれば良いかという問題を改善していく方法を探しつつ、全体を見ながら行動していました。このように周囲を見ることができ、怒る前にどうしたら改善されるか考えられる人間に自分もなりたいと思いました。また日本ではすぐに物が手に入り、水の大切さを知らずに生きていることを改めて実感できました。日本に帰ったら、ありがたみの心を持ちながら生活したいと思います。

平野 仁美
(東海大学文学部 心理・社会学科 1年)

① この海外研修航海で得たものは何ですか

船という特殊環境下で、助け合い精神の重要性を学びました。船室は8人部屋、プライベートを守るのは薄いカーテン1枚という状況で、34日間も過ごすというのは初めての経験でした。ひとりになる環境が比較的好きだった私にとっては、戸惑いも多かったです。しかし、船酔いで食事もまともに摂取できない状態になったとき、同室の班の方々が心配し、水汲みや声掛けなどを行ってくださったのは、大きな励みとなりました。

② 帰港後の生活における新たな決意を教えてください

帰港後の食生活において、食物をバランスよく摂取するよう心がけようと思いました。船内生活、海外での食事ともに、もっと生野菜を食べたいと思うことがあり、ビタミン不足を感じることもありました。また、食事の好き嫌いをすると必然的におかずの品数が少なくなり、栄養バランスが崩れ、体調を崩しやすくなりました。このことから、普段の食事がいかに充実しているかを痛感しました。今後は食べられることに感謝して生活を送ろうと考えています。

牟田神東 陽奈
(東海大学工学部 生命化学科 1年)

① この海外研修航海で得たものは何ですか

大学所有の調査研修船であるためか、乗組員の方が働く場に研修生が近付き易く、船橋や機関室等一般の船では簡単に立ち入れない場所を見学させてもらえたり解説して下さったりと、実際に働く人から船や海についての知識を多く得ることができた。また、船内行事を動かし、狭い空間で共同生活を送ったことで、今までの自分になかった考えに触れ、自らの考え方を見直すきっかけになり、勉学的にも人間的にも一回り成長するチャンスを得ることができた。

② 帰港後の生活における新たな決意を教えてください

今まで自分の思考回路に合わない人とは関わり辛く逃げていたが、狭い船内生活ではそうはいかず耳を傾ける必要があった。しかし聞いてみると、新たな考え方に多く出会い、それが私自身の考え方の一部になる新鮮さを学び、自分の間違いにも気付くなど思考の幅が広がった。この先合わない意見と衝突しても、似た考えの世界だけに閉じ籠るのではなく、全く違う人の声にも耳を傾け、考え方の1つとして自分に取り入れられる人になりたい。

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