航海後記研修学生による研修の感想
航海後記
10班レポート
柿沼 真育
(東海大学工学部 生命化学科 4年)
① この海外研修航海で得たものは何ですか
共有する大切さを学んだ。班長会議を通じて研修学生のルールができたが、学生全体の意見にしたいと考え、自分の意見を主張しなかった。結果、方向性が定まらず、毎日の班長会議がケンカのような意見のぶつけ合いになってしまった。多くの方に相談をして、学生長と副学生長の連携が上手くとれていなかったことに気づいた。今までもらった意見をまとめ、自分たちの意見を伝えることで方向を定めることができ、スムーズに班長会議を行うことができた。
② 帰港後の生活における新たな決意を教えてください
自分の意見、考えを多くの人と共有できるようになりたい。自分は大勢の人の前に立って発言することが苦手で、それを克服するために学生長に立候補した。この研修で副学生長という大役をやらせてもらうことになったが、まだまだその課題が克服できたとは言い難い。しかし多くの方に助けてもらい、結果としてこの大役を成し遂げることができた。だからこそ帰港後はその課題を克服するために努力を重ね、多くの意見や考えを共有できるようになりたい。
新倉 和矢
(東海大学政治経済学部 経営学科 3年)
① この海外研修航海で得たものは何ですか
自分自身への更なる理解です。個性の強い8人の班員との34日間の共同生活や、それぞれの班の意見や考えをぶつけ合った班長会議を通じて、自分がどんなことを楽しいと感じ、嫌だと思うのか、自分自身にはどんな特徴があるのか、自分自身と改めて見つめ合うことのできる研修航海でした。100人を超える学生と行動を共にし、それぞれの違った考えに触れる機会もなかなかないと思います。
② 帰港後の生活における新たな決意を教えてください
どんなときでも明るく「大丈夫」と言える人になりたいです。今回出会ったほとんどの人に個別で話して仲良くなるまでは、第一印象で怖い人だと思われていました。感情が表面に出にくいタイプではあったので、笑顔で明るくいれるように変わって行きたいです。また、内容の濃い34日間の中には、自分の中で感情の浮き沈みもありました。自分のマイナス面を周りに感じさせることなく、大丈夫と笑い飛ばせるようになりたいです。
石井 祥輝
(東海大学工学部 光・画像工学科 2年)
① この海外研修航海で得たものは何ですか
私がこの航海で得たものは、辛いときでも仲間と一緒だったら乗り越えられると分かったことである。自分1人なら絶対にできないようなことも、みんなでやれば簡単にできる。また、相手が困っていたら、自分ができる部分を助けてあげるだけで相手も少し楽になる。そういったことをこの航海から学んだ。自分だけで悩まず、まずは話してみるのが大切なことなのだと思った。
② 帰港後の生活における新たな決意を教えてください
この航海で日本の生活の面での利便性や治安の良さを知り、日々の大切さを身に染みて感じることができた。帰港後は将来をしっかりと見据え、自分がやりたいことができるようにしたい。この目標はこの航海ではっきりとした決意となり、出港前の曖昧な考えではなくなった。また、生活の面では早起きを徹底できるよう気を引き締めて生活したい。
安部 拓哉
(東海大学工学部 機械工学科 2年)
① この海外研修航海で得たものは何ですか
34日間望星丸で共に生活をした仲間。約1ヶ月間船の上だけという限られた空間だけで一緒に生活をしていると、自身と周囲の人々とのかかわり合いにも変化があらわれた。望星丸に乗る前は話したことのなかった人とも、今では会うたびに話すくらい仲良くなれた。望星丸に乗ったことで全国に友達を持つことができ、人脈を広げることができた。また、一生の友達を作ることができた。
② 帰港後の生活における新たな決意を教えてください
私は帰港後、東海大学の学生であるということに誇りをもって生活していきたいと思う。今までは大学の偏差値を気にしたことがあったけれど、東海大学には今回私が参加したこの海外研修航海のように、他の大学では経験できないようなプログラムがたくさんある。そのような東海大学の特色を存分に生かして残りの学生生活を送りたい。
鬼木 啓行
(東海大学海洋学部 航海工学科 2年)
① この海外研修航海で得たものは何ですか
日本では見ることのできない景色に触れることができた。また、海外の国々がどんなところなのか体験することができた。かつての戦争がどういう結果を残したのか、今となっては爪痕を見て推測することしかできないが、その悲惨さを学ぶことができた。得たものの中でもっとも重要だと思ったのは人間関係である。人と触れ合うことの苦手な私でもこんなに気兼ねなく話ができ、楽しく生活できたのは、いつも明るく元気な110人の仲間たちがみんなして感動を共有してきたからだと感じる。この研修航海で得た110人の研修学生の友達、そして15人の練習学生の先輩との関係を大事にしたいと思う。
② 帰港後の生活における新たな決意を教えてください
この研修航海で得た様々なこと、戦争がなにをしたのか、何を残したのか、諸外国が今どうなっているのかということを、まずは日本の身近な人々に伝えたい。そして再び戦争が起きないことを願いたい。また、今回47回の海外研修航海で出会った友達や先輩をこれからも敬い大事にしたい。僕らが一生忘れられない友でありますように。
小澤 誠史
(東海大学観光学部 観光学科 2年)
① この海外研修航海で得たものは何ですか
大切な仲間ができた。自分にとってこの研修での生活は非日常的生活だった。船の上で100人以上の人たちと生活するのは、最初は不安で仕方なかった。だが、その生活は自分の予想をはるかに超えるくらい充実したものだった。寄港地の事前調査発表の準備、洋上クラブ、船上交流会の準備、赤道祭、日食観測や天体観測、卒業式などいろいろな行事を積み重ねるごとに絆が深まった。これからも交流を増やし、仲良くやっていきたいと思う。
② 帰港後の生活における新たな決意を教えてください
団役員の先生の助言にもあったが、どんなに忙しくても自分の時間を作る。仕事だけ、勉強だけの人生ではなく、趣味をみつけて行動するアクティブな人間になりたい。今回、パラオを訪れて海の綺麗さに魅了された。それに刺激されて、ダイビングの資格をとってパラオの海をダイビングすることが今の目標である。もう一つは今回の研修でできた仲間を大切にすることである。これから困ったりしたとき、お互いが助け合うことができる関係になれたら良いと思っている。
小佐野 博史
(東海大学教養学部 人間環境学科 1年)
① この海外研修航海で得たものは何ですか
この研修航海で得られたものは、協調性と仲間を大切にする心だと思います。私は、今まで昼夜逆転の生活をしており、自分がやりたいことを好きなときにやっていました。しかし、この研修航海で、船内の8人共同の居室での規則正しい生活を送ることにより、普段の自分の生活がどれだけ恵まれていたか、どれだけ気ままな生活をしていたのかが分かりました。
② 帰港後の生活における新たな決意を教えてください
私は、この研修航海を通じてどれだけ自分たちの生活が恵まれているのか、どれだけ自分たちの国が安全なのかわかった気がします。これから機会があれば海外の色々な国に行って、どれだけ自分の国が安全なのか再認識したいと思います。そして、沢山の考えを持つ人と話したいと思いました。いろいろな話をすることにより、いろいろな考えを広げたいと思います。
国井 雅貴
(東海大学政治経済学部 経営学科 1年)
① この海外研修航海で得たものは何ですか
海外に出て多くの人と関り、外国人と意思疎通する力を身につけることができた。また、1ヶ月という長い期間、一人でいることができずに過ごす時間が長くて苦痛になるのかと考えたが、実際はずっと友達と話していて、つらい時間はほとんどなかった。1ヶ月という期間は、行く前には長いのかと考えていたが、参加したらあっというまに終わって、多くの交友関係を作ることができたと思う。
② 帰港後の生活における新たな決意を教えてください
この海外研修航海に参加して、英語の語彙力の少なさを痛感した。自分が外国人と話したいと思っても、内容を伝えるのが難しいと考えた。だからこそ、これからは外国人とまともに話せるように英語力を鍛えたいと考えた。また、集団で何か一つのものを作り上げることの楽しさを知った。日本に帰ったら、達成感を持てるよう、みんなで協力して成し遂げるようなことに参加したいと考えた。