学校法人東海大学 第37回海外研修航海 海外研修航海にあたって航海日誌スケジュール寄港地紹介参加者紹介
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船で旅立つ意義 松前達郎総長
学校法人東海大学
海外研修航海
企画委員会 委員長
総長 
松前 達郎
諸君が参加する海外研修航海は、1968年以来実施している学校法人東海大学のプログラムです。第37回目にあたる今回の海外研修航海では、ポンペイ、フナフチ、タヒチ、ボラボラ、マジュロの5つの島を巡り、その航海距離は10,877マイル(約20,100km)となります。船を使っての海外研修航海はだれでも経験できることではなく、貴重な体験となるものです。
現代の文明社会に生きる我々はコンピューターやインターネットに代表される高度な科学技術に支えられ、その恩恵を受けて、日々の生活を送っています。このような社会に生きる我々は、人と人とが直接に触れ合い、語り合い、また、大自然と触れ合う機会が少なくなっています。これからの国際社会を生きる諸君にとって、異文化を体験し、「人間として大切なもの」、「環境と人間の関係」を見つめ直す旅は人生に大きな経験となるでしょう。
過去36回の研修航海に参加した学生は、延べ2500人を超えます。参加者の多くは、必ず「陸では味わえない感動や発見があった」と感想を述べています。「教師や仲間と寝食を共にし、時に人生を語り、訪れる島々の異文化や自然に触れる」そういった船旅ならではの体験の中に、感動や発見を見出すのです。そして、それらの体験を若き日に共有した仲間たちとの関係は、生涯の友として永く続くものとなりましょう。
45日間の研修ではさまざまなプログラムが予定されていますが、実際にその中身を作り上げてゆくのは諸君です。研修中は何事にも積極的に参加し、自らの手でこの研修航海をより有意義なものとしてください。「国際的視野に立った世界観・人生観の確立をめざす」「共同生活を通し、人間形成をはかる」という研修目的を達成すべく、第37回海外研修航海に参加する諸君にとって、この航海が自分の人生に新たな歴史を刻むものとなることを期待します。
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