研修レポート研修学生・団役員による日々のお便り
研修の日程・レポート
3月9日ヌーンレポート
日本時間 2016/03/09 12:00
天 候 | bc(晴れ) |
海水温度 | 28.1℃ |
風 力 | 4 |
風 向 | E |
気 温 | 28.2℃ |
気 圧 | 1015.5hPa |
風 速 | 7.1m/s |
波 高 | 2.0m |
団役員コメント
田巻 以津香 団役員
2016年3月9日(水)。いよいよ皆既日食観測当日です。たくさんの雲が空を覆っていて、日の出が見えず、今日まで毎日準備を重ねてきた日食担当班のメンバーの表情は皆硬かったです。その頃操舵室(ブリッジ)では荒木キャプテンはじめ乗組員の皆さんが必死になって雲の切れ間を探して船を操舵していました。目の前には大きなスコールの雲の塊も見えました。「はたして日食を観測できるのか?」と乗組員も、団役員も、研修学生も皆不安な気持ちで待っていると、8:30頃には雲の切れ間に入り、8:52の“食の始まり”以降徐々に欠けていく太陽の様子をしっかりと観測することができました。しかし、9:30頃には再び上空に分厚い雲が現れ甲板のあちこちからはがっかりする悲鳴が聞こえていました。日食の影響もあってか、朝よりも雲の量も多く、もうこれ以上の観測は無理かと思われました。しかし、ここで諦めないのが望星丸乗組員の皆様で、わずかな青空をめがけて船体を大きく旋回しました。スコールのすぐ脇を抜けて進んでいくと・・・・・本当にわずかなわずかな雲の切れ間から、月とぴったりと重なった太陽が見えました。あたりは急激に暗くなり、水平線に近い空は日食焼けで赤く変化していき、望星丸のあちらこちらからは大きな歓声があがりました。360度を海に囲まれ、視界を遮る建物が一切ないこの環境で、世紀の天体ショーを観測できた学生の顔は満足感と達成感でとても輝いていました。
2班のレポート
2班集合
観測場所検討中
日食観測会(第47回海外研修航海研修学生 三森万莉子 撮影)
日食焼け(第47回海外研修航海研修学生 垣田ほのか 撮影)
皆既日食とプロミネンス(第47回海外研修航海研修学生 ユ コイ 撮影)
皆既日食のコロナ(第47回海外研修航海研修学生 ユ コイ 撮影)
清水 美波
(東海大学海洋学部 海洋地球科学科)
雲の切れ間を求めて海上を移動する望星丸が、とても頼もしく感じました。雲が多く何度も見えなくなってしまったものの、皆既日食はとても美 しかったです。研修航海に参加できて良かったと改めて感じる事ができた一日でした。
津端 悠
(東海大学医学部 医学科)
今日の天気は朝から生憎の曇りで本当に観測できるかが心配でしたが、無事観測することできて嬉しかったです。中でも日食焼けが起こる現象が とても美しく、一番印象に残りました。今日の出来事は一生の思い出です。
池田 安希
(東海大学観光学部 観光学科)
日食では太陽が完全に隠れた時にとても暗く寒くなり、太陽の偉大さを感じました。みんなで感動の瞬間を共有しました。午後からは後部甲板で 大繩をしたり、筋トレをしたりたくさん汗をかいて気持ちよかったです。夕飯では大好きなちらし寿司とうなぎと山芋が出てとても嬉しかったで す。
澤田 実和
(東海大学教養学部 国際学科)
初めて船から皆既日食を見ました。とても神秘的で感動しました。途中雲に隠れてしまう時もありましたが、みんなの祈りが届いたのかダイヤモ ンドリングも見ることができました。今日は本当に忘れられない一日になりました。
片岡 奈海
(東海大学文学部 アメリカ文明学科)
船の上から皆既日食を見る、この経験は一生味わえない貴重な経験です。雲の隙間から一瞬だけダイヤモンドリングをきれいに見ることができ、 とても感動しました。日食焼けもここまで美しい景色になるとは思わなかったので、この研修航海に参加してよかったと思います。
後藤 紗彩
(東海大学健康科学部 看護学科)
今日の日食観測では、雲の隙間からとてもきれいに日食を見ることができました。空が真っ暗になったときは歓声が上がり、皆大喜びでした。本 当に本当に楽しくて、感動的な時間でした。船の生活も毎日楽しんでいます。
浦田 汐美
(東海大学文学部 広報メディア学科)
昨日の夜は休養していましたが、日食のときには外に出て日食を見ることができました。雲に隠れたりすることが多かったですが、雲の合間から 垣間見える太陽に喜びを感じました。また、太陽が月に完全に隠れると、本当に夜のように暗く寒くなり太陽のありがたみを感じました。
伊藤 早也香
(東海大学工学部 応用化学科)
船上生活にはなかなか慣れませんが、班のみんなに支えられて頑張っています。5月からプロジェクトで準備してきた日食中継が成功してとても 嬉しかったです。曇ってしまいましたが日食焼けや雲の合間からみえた皆既日食には皆が歓喜の声をあげていました。また、自分の目で皆既日食が 見られたことが嬉しく、感動しました。