新世紀海外研修航海の旅立ち
 
   
    学校法人東海大学
海外研修航海企画委員会
企画委員長
     
    総長 松前 達郎
     
     
 学校法人東海大学では1968年以来、本学所有の海洋調査船を使用した海外研修航海を実施してきました。今回学生たちが参加する海外研修航海は、32回目の航海であると同時に、新世紀最初の航海であります。当初予定していたポンペイ島、フナフチ島、タヒチ島、ボラボラ島、マジュロ島に、モーレア島を加えた6つの島を巡り、その航海距離は10,754マイルに達します。
 大海原を航行する「望星丸」の船内で、学生たちはどのような時を過ごそうと考えているのでしょうか。また、寄港地では、どのような出会いを期待しているのでしょうか。高度に科学技術が発達したIT時代に生きる若者が、船内または寄港地で、仲間や留学生そして引率の教員と寝食をともにしながら、何を見、何を聞き、何を語らうのでしょうか。
 このような時間と空間に恵まれる機会を、人生において何度も持つことは難しいかと思います。この航海を価値あるものとするのは、学生自身の行動にかかっています。彼ら・彼女らが陸では味わえない感動や発見を得てくれることを期待しています。